ハイプロフィット企画(ハイプロ)

ハイプロフィット企画」とは、日販が行っている報奨施策のことを指します。通称「ハイプロ」。

返品率を下げて売り上げを拡大させる」ことが目的。仕組みがやや複雑なので整理して考える必要があります。

まず、出版社と日販の2者間で売り伸ばしたい本を決めて、それを「ハイプロ銘柄」に設定します。
そのハイプロ銘柄の本について、書店の返品率が特定の期間内に〇〇%以下であれば、本1冊に対して〇〇%の報奨をつけるというのがハイプロです。

返品率などの数字は日販があらかじめ設けている組み合わせから、出版社が任意で決めることができます。

かなりわかりづらいと思うので、具体例をあげて説明しましょう。

たとえば、ある本がハイプロ銘柄に選ばれたとします。
その本は報奨がかかっているので、書店は取次と出版社が決めた目標を達成すればお金をもらうことができます。

先述したように、その達成目標にはいくつかのパターンがあります。
たとえばある1冊のハイプロ銘柄について。書店からの返品が1月1日から3月31日までの期間で25%以下に抑えられれば、本1冊売るごとに売り上げ金額の12%が出版社から書店に支払われる、というのがその一例です。

期間返品率が条件のベースとなっていると考えて差し支えないと思われます。
ただそれ以外にも「書店側は新刊注文時に最低◯冊の注文が必要」などという条件がある場合もあります。

書店側は報奨が欲しいので返品をしなくなるし、出版社としては本をお店に並べ続けてもらえるので本を売り伸ばすことができます。

ただ、ハイプロの期間だけは返品を我慢して、その期間が過ぎたら一斉に返品をしてしまうことは可能です。
なので、提示された条件(返品率など)がクリアできていれば返品しても報奨はもらえることになります。