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本の広告料金はいくら?新聞の広告出稿にかかる料金のカラクリ

公開日:2014/05/06  更新日:2016/07/11
新聞広告料金の基本

出版業界では新聞広告の効果が非常に大きいと言われていて、新聞の切り抜きを書店に持ってくるお客さんも多く見受けられます。

そんな新聞広告の料金って、ふだん読んでいる人にはなかなかわかりづらいところがあります。
というより、そもそも新聞広告の料金なんて意識することも少ないです。

とはいえ、新聞広告に出稿を考える人にとって広告料金はとても重要な話。
というわけで、まずは新聞広告の基礎知識を学んでいただき、新聞広告の料金についてわかりやすく解説したいと思います。

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新聞広告には場所と大きさによって正式名称がある

それではまず、新聞広告の基礎知識について解説していきます。

新聞をご覧になっていただくとわかりますが、新聞には様々なサイズの広告が掲載されています。
このサイズ、そして広告が掲載される場所にはそれぞれ名称があります。

また、新聞によって広告料金とサイズ名称が異なります。
ここでは日本経済新聞を例にとって、広告料金とサイズついて説明します。

日本経済新聞の広告料金とサイズ

まずは以下の図をごらんください。
おぼえてほしい新聞広告の考え方の1つに「」というものがあります。

段とは、新聞の1面を15段に区切ったその段数のことを指します。
つまり、段数が多ければ多いほど面積が広くなるので、そのぶん広告料金は高くなります。

段ごとの新聞広告料金

    【広告の名称と料金】

  • ・A⇒「15段」 20,400,000円(全面広告)
  • ・B⇒「10段」 14,020,000円
  • ・C⇒「7段」  10,052,000円
  • ・D⇒「5段」  7,360,000円
  • ・E⇒「3段」  4,572,000円
  • ・F⇒「2段」  3,102,000円
  • ・G⇒「半7段」 5,334,000円
  • ・H⇒「半5段」 3,877,500円
  • ・I⇒「半3段」 2,364,000円
  • ・J⇒「半2段」 1,576,000円
  • ・K⇒「突き出し」 579,000円
  • ・L⇒「記事中」  529,000円

Aの15段広告(全面広告)がダントツで、2000万円超えの料金となります。
本の広告に関していえば、全面広告を打つ機会はほとんどありません。それは本1冊を売り出すためにかける費用としては高額すぎるからです。

ただし、大手の出版社が大々的に創刊の広告を行う場合などには見られることもあります。
幻冬舎が2006年に「幻冬舎新書」を創刊した際には、全面広告が打たれました。

本の宣伝をするための新聞広告には様々なパターンがありますが、2面に掲載される5段広告は特に広告効果が高いと言われています。
本の広告はここに掲載されることが概ね決まっており、ほぼ毎日、各出版社の本の広告が掲載されています。

このように、新聞広告には細かい名称と料金があり、出版社が宣伝費用とその効果を考えた上でどの場所に広告を打つか決定します。

新聞広告は時期によって料金が変動する!

大手の出版社では新聞広告枠を年間契約を結んでいるケースが多いと言われています。
年間契約をむすんでいる場合は、相対的に広告料金が割安になるのは言うまでもありません。

新聞広告はこの契約枠とフリー枠に分かれていることがほとんどです。

また、広告料金は季節によって変動が大きいのも特徴の1つです。
繁忙期になれば新聞広告も人気が出ますし、一方で閑散期には広告需要も少なくなります。

そのため、季節によっては広告スペースに空きができてしまうことがあります。
新聞社としては何も載せないわけにはいきません。

ですからその場合は料金を安くし、出版社に「広告を載せませんか?」と案内をすることもあります。
私が以前働いていた出版社でも、新聞社(正確には広告代理店)から「安くするので広告載せませんか?」という依頼が来ることがありました。

なお、世界で1番発行部数の多い読売新聞の15段広告の料金は時期によって変動はありますが47,910,000円。約5000万円と言われています。

新聞社によっては、広告の契約方法が細かく分かれているので、一概には言えないケースが多いことにご留意ください。
以上、新聞広告料金の基礎講座をお送りしました。

 


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