2013年ビジネス書年間ランキングトップ10!

2013年のビジネス書はいったいどんな本が売れたのでしょうか。
国内取次ぎ大手のトーハン発表の「2013年ベストセラー年間トップ10」を参考に、ランキングを紹介し、売れたビジネス書を分析してみましょう。ぜひご参考ください。




2013年ビジネス書年間ランキングTOP10

  • 第1位 『スタンフォードの自分を変える教室』ケリー・マクゴニガル/神崎朗子訳(大和書房)
  • 第2位 『伝え方が9割』佐々木圭一(ダイヤモンド社)
  • 第3位 『雑談力が上がる話し方』齋藤孝(ダイヤモンド社)
  • 第4位 『夢をかなえるゾウ(2)』水野敬也(飛鳥新社)
  • 第5位 『統計学が最強の学問である』西内啓(ダイヤモンド社)
  • 第6位 『いつやるか?今でしょ!』林修(宝島社)
  • 第7位 『人生はワンチャンス!』水野敬也・長沼直樹(文響社)
  • 第8位 『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』岩田松雄(サンマーク出版)
  • 第9位 『生き方 人間として一番大切なこと』稲盛和夫(サンマーク出版)
  • 第10位 『今やる人になる40の習慣』林修(宝島社)
  • (集計期間は2012年12月〜2013年11月)

第1位は『スタンフォードの自分を変える教室』

堂々の第1位には大和書房の『スタンフォードの自分を変える教室』がランクインしました。
近年の翻訳ビジネス書の流れ、また有名大学の名前を冠した本のトレンドを受けて、大きく売り上げを伸ばしました。
本書は【これまで抽象的な概念として見られていた「意志」の力についての考え方を根本的に変え、実際の「行動」に大きな影響を与えてくれる】という内容(Amazon商品説明より)。

2013年ビジネス書ランキングの傾向

まず、ジャンル別に分けてみると会話・コミュニケーション関連について書かれた本が上位に2点ランクインしています。
『伝え方が9割』は今年に入っても電車広告を打つなど、ダイヤモンド社がさらなる売り伸ばしを図っています。
『雑談力が上がる話し方』については2010年に刊行されたにも関わらず2013年のランキングに入ってきています。

既刊の売り伸ばしは、出版社の収益向上につながることを考えると、一度大きく動いた本をさらに売っていこうというダイヤモンド社のやり方はうなずけます。

第4位にランクインした『夢をかなえるゾウ(2)』は前作『夢をかなえるゾウ』の続編です。
平凡な社会人を送る青年のもとに、ガネーシャというゾウが現れ、青年に様々な教えを授けるという内容です。
主人公が平凡で普通の人物という設定はありふれていますが、ガネーシャといういわばファンタジックな設定を加えたことが読者にウケたと考えられます。

第5位にランクインした『統計学が最強の学問である』はタイトルの通り、統計学を身につけるための指南です。
ここで注目したいのが、本書のカバーデザインです。
白地に黒文字でタイトルを載せるという、いたってシンプルなデザインです。
そして、第2位の『伝え方が9割』のカバーデザインはこのようになっています。

2つデザインを比較するとわかりますが、こうしたフォントのみのシンプルなカバーデザインがベストセラーの1つの要因になっていると考えられます。

以上ここまで、2013年ビジネス書年間ランキングトップ10を紹介してきました。いかがでしたか。
ランキングを俯瞰してみることで、ビジネス書のトレンドや売れる要因を探ることができます。
さらに前年・前々年のランキングと照らし合わせることで、トレンドや読者の嗜好の変化を読み解くキッカケになるかもしれません。
ぜひご参考ください。