人気投票で電子書籍化が決まる!Amazonの新サービス「Kindle Scout」

前回の記事「紙の本強し。電子書籍よりも紙の本の販売数がまだまだ多い」でも少し取り上げましたが、電子書籍はまだまだ発展途上。

その理由の1つに「コンテンツの不足」が挙げられます。
まずは何よりコンテンツの充実を!コンテンツは正義だ!

と、そんな電子書籍の弱点であるコンテンツ不足を解消してくれそうなサービスを発見。
その名もAmazonの新サービス「Kindle Scout」です。




コンセプトは世に出ていない本を発掘すること

まず、勘違いしてしまいそうなのではじめに説明しておきます。
このサービスのコンセプトは世に出ていない「作家の卵」を発掘するものです。

要するに、本を電子出版したい著者のためのサービスであるということ。
私はてっきり、すでに紙の本は人気があるけどまだ電子化されてない本を電子化するサービスだと思ってました。

そこだけは誤解のなきよう。もちろんそういうケースにも適用されるのかもしれませんが。
まだ日本でローンチされていないので、何ともいえません。

さて、このサービスを使うと一体どんなメリットがあるのでしょうか?
それはまず先にも述べたように、「電子書籍化されていない優れた作品にスポットを当てる」ことにあります。

電子化したい著者がおこなう手続き

本を電子出版したい著者は以下の流れに沿って手続きを行います。

まずはAmazonが要求するSubmissions check-list(チェックリスト)の条件に従っていることを確認します。このリストには、電子化したい書籍が「これまでに一度も電子書籍として出版されていないこと」「5万単語以上の長文であること」「表紙のカバーは5MB以下のJPEG・PNG画像であること」「500単語以下の本の説明文をつけること」などの要件が挙げられています。(参考:GIGAZINE)

こうしてAmazonの提示する条件にあてはまることを確認したあと、作品データをアップロードします(データはWord形式)。

電子書籍に投票する読者

Kindleを使っている読者であれば、誰でもこの「Kindle Scout」に参加することができます。

「Kindle Scout」にはまだ電子書籍化されていない本がたくさん並んでいて、投票する本を3つまで選ぶことができます。
これらのノミネートはリストで表示されていて、もしその中から電子化されたら自動的に枠が空く仕組みになっています。

Kindle Scoutを継続的に楽しむことができる仕組みになっているので、投票を楽しんで行うことができそうです。
なお、自分の投票した作品が電子化されるとメールで知らせてもらえます。

電子化された本

そしてなによりここが重要!
なんと自分が投票した作品が見事に電子化された場合は、その作品の全編を無料で手に入れることができます

作家の卵を発掘してくれた読者さまに対するAmazonからのお礼みたいなものですね。

なお、電子書籍化された本によって、著者はAmazonから売り上げの半分(50%)をもらうことができます。

まとめ

「Kindle Scout」は電子出版をしたい著者にとっては絶好の機会ですし、投票に参加する読者にも大きなメリットがあります。
そして何より、Amazonとしては電子書籍をより多くの人に読んでもらうキッカケづくりにもなります。

現在は海外のみでスタートする予定のようですが、日本にも同様のサービスが上陸するのでしょうか。期待が高まります。

【関連リンク】「Kindle Scout」