無料で本がもらえるとは…!Amazonにレビューを書く人だけが手にするもの

本の購入で失敗したくない人にとって、口コミやレビュー、書評などは重要な情報源です。

読書アプリやSNSで口コミをチェックする人も多いでしょうが、わたしは本選びのときにAmazonのレビューをよく参考にしています。

問答無用で買い!という本ならいいのですが、「これ買っても平気かなー微妙なところ…」と悩ましい本についてはかなりくわしくレビューを見るようにしています。

おかげさまで本選びに失敗することが減ってありがたい限りです(ステマなどもあるので、要注意ではありますが)。

ところで、Amazonのレビューには「どうしてここまで気合入れて書いてるんだろう?」と不思議に思うくらいの長文に出くわすことがあります。

あるいは、ずいぶん丁寧かつ手の込んだレビューも少なくありません。

なぜ人はAmazonのレビューを書きたがるのでしょうか?その心理と、実際に得られるメリットについて考えてみましょう。

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本の感想は自分のブログに書けばいいのに…

わたしがAmazonのレビューに熱心に書き込む人に対して特に強く思うのは「なんで匿名のレビューにそこまで力入れるの?」ってことです。

Amazonは基本的に横のつながりがありません。つまり、SNSやブログみたいに特定の人との交流は起きないのです。

ですから、熱心にレビューを書く人の気持がわからないのが正直なところでした。

長文のレビューや書評を書くのなら、自分のブログやSNSに書いたほうがよほど良いのでは?と思うのです。

特に、ブログで本を紹介すればわずかながら広告収入だって手に入れることができます。

それをしないのはなぜなのか?なぜ人はAmazonのレビューにそこまで熱くなれるのか?要因を考えてみました。

Amazonをレビューを書く人の狙いと心理とは?

さて、Amazonのレビューに書き込む人の心理、そして何が目的で書き込むのかについて見ていきましょう。

  • 1. 自己顕示欲を満たしたい
  • 2. Amazonからのサンプル品をもらいたい
  • 3. 商品や配送への怒り、クレームを書き込みたい
  • 4. ただのステマ

「自分の価値観どうよ!」自分の感受性を見せたい心理

人間の行動はすべて自己顕示のためにある、というのがわたしの見解です。
それをもっともわかりやすく物語る典型が、レビューへの書き込みではないでしょうか。

本を読んで、「自分はこんな風に感じました」「私のこんな解釈どう?」「こんなむずかしい本だって読めちゃうんだから」といった自己顕示欲をレビューで満たすわけです。

もちろん基本的には匿名ですから個人を特定することはできません。ですから、一見すると無意味にも思えます。
しかし、2ちゃんねるをはじめとするインターネットの匿名社会を考えれば何も不思議なことではありません。

もう1つ挙げるとすれば、Amazonの半永久的なレビューの寿命も大きな誘引になります。

どういうことかというと、Amazonのレビューは一度書き込めばずーーーーっと長い間、レビュー欄で表示され続けます。

ですから、自分が書いた文章が大衆の目に留まり、それが他人の商品の購買行動を決定づける要因ともなるわけです。

これは、発信した瞬間から情報の鮮度が失われて行くSNSでは、決して手に入らない魅力と言えるでしょう。

twitterやFacebookののタイムラインでは手に入らない、長期的な恍惚がAmazonのレビューにはあるのです。

レビューを書けば、Amazonから無料でサンプル品をもらえるようになる

あまり知られていませんが、Amazonには「Amazon Vine 先取りプログラム」という仕組みがあります。

ひとことで言えば、「参考になるレビューを書いてくれる人にはサンプル品を無料で送りますよ」という仕組みのことです。

Amazonの公式サイトには、Vine先取りプログラムについて以下のような説明が記載されています。

お客様に予約商品や新商品のサンプルをご利用いただき、ご意見やご感想をカスタマーレビューとして投稿いただく、招待制プログラムです。本プログラムのメンバーとなるお客様は、他のお客様の役に立つ率直なカスタマーレビューを投稿している実績があります。Amazon.co.jpでは、各仕入先から提供されたサンプルを、メンバーに無料でお送りします。投稿されたレビューは、レビューガイドラインに違反している場合を除き、修正、編集されません。そのため、メンバーは商品に対する意見を自由に書くことができます。メンバーによるレビューには、「Amazon Vine 先取りプログラムメンバーによるカスタマーレビュー」という緑色のストライプが表示され、他のレビューと区別することができます。

Amazonはレビューを非常に重要視しています。これまで積み上げたレビューの数々は、ほかのECサイトとは一線を画す大きな資産とも言えるわけです。

こうした資産を今後も積み上げていくためには、肯定・否定を問わない率直かつ優れたレビューを集めないといけません。

ですから、レビューを積極的に書いてくれる人には報いる必要があります。
そこで、Amazonが認めたレビュアーに対しては、特別にサンプルが送られるわけです。

「商品を無料で送るからレビュー書いてね」という仕組みがあるからこそ、レビューを書く人も積極的に書き込むということなのです。

レビューを書く人のすべてがサンプル目当て、ということはないでしょうが、レビューを書く大きな動機となっていることは間違いないでしょう。

ただし、個人的にはVine先取りプログラムのレビューは参考にしないようにしています。
なぜか?理由は簡単で「自分から欲しい」と思った商品じゃないレビューは参考にならないからです。

レビューというのは、商品を購買するまでの行動・心理、金銭的な事情などいろんな要因があって初めて価値を持つと思います。

怒りをぶつけたい心理。レビューで不満をブチまける人々

本に限ったことではありませんが、何か商品を欲しいと思ったとき、人はつい良いレビューばかりを読む傾向にあります。

商品を欲しいと思った自分の背中を押してくれるような意見を聞きたい、そんな心理があるわけです。

しかし、良い意見ばかり聞いていては思わぬ落とし穴にハマることもあります。
つまり、自分が思いもしなかった欠点やデメリットが商品に隠されていることがあるからです。

こうした理由から、わたしは、Amazonのレビューを見るときは「なるべく低評価のレビュー(☆が1つとか2つ)」に目を通すようにしています。

低評価のレビューには参考になるものもあるのですが、じつは感情的な書き込むも少なくありません。

たとえば、「商品が思ったのとちがった!金返せ!」という類の書き込みです。

あるいは商品云々ではなく「配送が遅い」「包装がボロボロだった」といった書き込みも多く見られます。

商品のくわしいレビューを見たい人にとってこうした書き込みは参考になりません。

しかし、レビューを書く人にとっては1つのストレス発散場所にもなっています。

「ふざけんな!」「金返せ!」という意見を書く人がいるからこそ、良くも悪くもAmazonのレビュー数は増え続けるわけです。

著者のファンや信者が熱烈な書き込みをするケースも多い

これは自己啓発書などに多く見られる傾向がありますが、特定の思想やビジネスを成功させている著者の本にはズラーーーっとレビューが書き込まれることがあります。

これはステマと一線を画すものですが、関係のない第三者からすれば参考にならないステマ同然のレビューと捉えるべきでしょう。

Amazonのレビューを見るときに☆☆☆☆☆(星5つ)だけで数十件、数百件の書き込みがあるときは要注意です。なんらかのバイアスがかかっている可能性が高いでしょう。

もうダマされない!Amazonのレビューを有効に活かす方法

Amazonのレビューはとても参考になります。しかし、ここまで紹介したように見方を誤ると失敗にもつながります。

Amazonのカスタマーレビューに書き込む人の特徴を踏まえて、レビューを上手に活かす方法をまとめてみましょう。

  • ・自己陶酔しているレビューは参考にならない
  • (やたら詩的、やたら難解な漢字が使われている)
  • ・Vine先取りプログラムのレビューは流し読み
  • (身銭切って買ってない商品のレビューを読んでもねぇ…)
  • ・レビューが星5つなど極端に振れているときは要注意
  • (ステマや信者の可能性が高い)

「最近買う本は失敗が多いな…」「おもしろい本を確実に読みたい」という人は、Amazonのレビューを上手に活用してみましょう。

そして、自分のレビューを上手に表現できればAmazonから招待状が届くかもしれません。
無料サンプルをゲットしてみたい人は、挑戦するのもアリですね。