本屋とキャバ嬢が合体!「キャバクラ本屋」をオープンします

今回はズバリ、「本屋とキャバクラの融合」がテーマです。

ブックカフェという業態がありふれたものになってしまった現在、本の新しい可能性を求めるには思い切った切り口で攻めるしかありません。

おそらく、「本屋とキャバクラ」と言ってみたところで「こいつ…(笑)」と言われるだけかもしれません。

それでもいいんです。私が思い描く「キャバクラ本屋」をいまここにオープンします。




キャバ嬢が本について熱く語る空間

まず、「キャバクラ本屋」には本が大好きなキャバ嬢がはたらいています。

キャバクラには写真を見て女の子を指名するという風習がありますが、写真に写る女の子には自分の好きな本を手に持ってもらっています。

女の子のプロフィール欄には好きな作家、好きなジャンルなどが記載されているので、お店に訪れた人は自分と本の趣味が合いそうな女の子を指名してください。

いざ入店。お店のつくりや、女の子の格好(ドレスや盛られたヘアスタイル)は普通のキャバクラと一緒です。

唯一ちがうのは、女の子と話す会話の内容が「本」のことであるということ。

見た目や格好はキャバ嬢なのに、話す内容は「本」のことだけ。
こんなギャップ、たまらないではありませんか。

源氏名にもひと工夫

普通のキャバクラとの違いは女の子につけられた源氏名からも垣間見れます。

キャバ嬢の源氏名には「桃華」とか「楓」なんていう名前が多いですが、当店「キャバクラ本屋」は一味ちがいます。

当店の女の子の源氏名はすべて「女流作家の名前」で統一しております。

  • 晶子(与謝野)
  • 弓枝(平岩)
  • みすゞ(金子)
  • 式部(紫)
  • ばなな(よしもと)
  • 寂聴(瀬戸内)
  • ナンシー(関)
  • ローリング(J・K)

最後のほうには外国人が混ざっていましたが、当店では本好きの心をくすぐる、細かな配慮を怠りません。

キャバ嬢と好きな作家で盛り上がる場合

当店では作家が活躍した年代別に、女の子を割り振っております。

本や文学についての知識を豊富に持ち合わせた女の子が集まっておりますが、女の子によって好きな作家にもバラつきがありますので、一人の女の子がすべての作家を網羅しているわけではありません。

得意・不得意があるのはどうかご容赦ください。

しかし、女の子がそれぞれ担当する作家については、お客様に満足していただけるだけの絶対的な知識を持ちあわせています。

たとえば、お客様が「夏目漱石」を好まれていた場合、漱石担当の女の子は夏目漱石の周辺知識を豊富に用意しております。

漱石が正岡子規に影響を受けたことはもちろん、岩波文庫の創刊第1作目が夏目漱石の『こころ』であることなど、朝飯前(ここでは夜飯前と言うべきでしょうか!)ですので、どうぞ心おきなく文学談義をお楽しみください。

当店で大好評!「キープブック」のご紹介

当店キャバクラ本屋ではお酒を注文していただくことも可能です。
お好きなお酒をご注文いただければ、その場で女の子がお酒をお作りいたします。

ここまでは通常のキャバクラと同じですが、当店では本の販売も行っております。
基本的には一般的な本屋と同じように、棚に本を陳列しております。

ご来店いただいたお客様の多くが、当店の女の子と共通の本の話題で盛り上げるということもあり、ご指名いただいた女の子がオススメする本に関しての在庫は多めに準備してあります。

万が一、在庫が切れている場合はご注文いただければすぐに手配いたします。
取次に在庫があれば2〜3日で入荷しますが、出版社への注文となる場合には1週間〜10日ほどお時間をいただいております。

キープブックについて

お酒をボトルで頼んでいただいた場合には次回以降もご利用いただけるよう、キープボトルというかたちで半年間はボトルをキープさせていただきます。

キープボトルと同じように、当店でご購入いただいた本は「キープブック」というかたちでお店に保管することができます。

女の子と盛り上がった本を購入したものの、それを家に持って帰ると色々問題がある…。
そんなお客様から大変ご好評いただいております。

キープブックは売り場の棚とは別に「キープブックシェルフ」をご用意し、大切に保管させていただきますのでご安心ください。

女の子との同伴についてのルール

ある程度、お店に通っていただく必要があるかとは思いますが、念のため「同伴」についてのルールとアドバイスをご紹介します。

ちなみに「同伴」とは、営業時間外に女の子と食事に行ったり買い物をすることを言います。

もし当店をご利用のお客様が「同伴」をされる場合、以下のルールとアドバイスにお気をつけください。

  • 1、同伴場所は本屋に限る(ブックオフは禁止
  • 2、本をプレゼントするときもブックオフ等の中古品は避けること
  • 3、女の子が独立開業する恐れがあります。経営書コーナーへの立ち入りはご遠慮ください
  • 4、当店の女の子は立花胡桃は読みません
  • 5、『小悪魔ageha』は現在休刊中です

以上のルール順守とアドバイスを遂行していただければ、それはそれは非常に有意義な時間をお送りいただけること請け合いです。

あとがき

本屋のことを思うあまり、新しい業態としての「キャバクラ本屋」を提案させていただきました。

本好きの人が訪問して、本当にたのしめる空間をつくるために、キャバクラ本屋は細かなところにも気を配っております。

ただし、ここまで散々キャバクラ本屋について語ったところで、当の筆者が一度も本当のキャバクラに行ったことがないということに気づきました。

キャバクラ本屋を実現するために、一刻も早くキャバクラに行かなくてはという危機感でいっぱいです。
できれば会社の経費で…。