どっちで読む?電子書籍と紙の本を上手に使い分けるコツ

みなさんは本を読むときにマーキングしていますか?
本の読み方は人それぞれですが、わたしは気になったところに「ふせん」を貼るようにしています。

おすすめ本の記事を書くこともありますし、なにより本を読んで「勉強になった」ところを振り返りたいからです。

なにもマークを付けないで読んでいると、ドコが自分の琴線に触れたのかがわかりません。
読了してから、再び読み直すときに「あれ、ドコが良かったんだっけ?」と”ふりだしに戻った感”が押し寄せます。

よほど優秀で記憶力の良い人でない限り、読んだ本を1回で理解するのは不可能です。
ですから、気になったページや行にはマークを付けるべきといえます。

さて、電子書籍よりも紙の本が優れているのはどんなところなのでしょうか?
ここで電子書籍と紙の本を比較するわけですが、勘の良い人はもうお気づきかもしれません。

その答えはズバリ「参照のしやすさ」にあります。

電子書籍を読んだことがある人ならおわかりでしょうが、キンドルをはじめとする電子本には「しおり機能」があります。
私はiPadのキンドルアプリを使用していますが、ページの右上に「しおりマーク」があって、気になったらそこをタッチすることでマーキングが可能です。

一見すると便利なしおり機能ですが、万能ではありません。なぜでしょうか?

まず、本によってはしおり機能が使えないことがあります。
そして何より、本の全体を通して「自分が気になったのがドコの箇所か?」というのを視覚的に捉えることができないのです。

ここで、紙の本に登場してもらいましょう。
紙の本を読むときには、さきほど説明したとおり「ふせん」を貼っています。
本にもよりますが、1冊読み終えると「ふせんがビッシリ!」ということも珍しくありません。

さあ、いざ本を読み返すときにどちらが振り返りやすいでしょうか?
気になった箇所が「一発で視覚的に」わかるのはどちらでしょうか?

答えは言うまでもなく、紙の本です。
紙の本であれば、外から見ても自分がどのページにマークをしたかがスグにわかります。

そして、ふせんの量を見れば自分がその本に対してどれくらい共感をし、どれくらい引っかかりがあったのか?一目瞭然です。

この点から考えると、やはり紙の本のほうがずっと使いやすいのです。
恥ずかしながら、わたしがそのことに気づいたのはつい最近のことでした。
あるデザインの本をキンドルで読んでいて「これはタメになる!」という箇所がいっぱいあったんです。

でも、ふせんが使えない。困った。
あ!キンドルにはしおり機能があるじゃないか!

そう思ったのですが、その本はなぜか「しおり機能」が使えなかったのです。

ここでわたしは決心しました。

「読了してから、再び参照する可能性のある本は紙で読もう」と。

これはつまり、実用性の高いビジネス書や新書、文庫などは紙で読むべきだということです。

言いかえれば、あとで参照する可能性が少ない小説やエッセイは電子書籍で読むべきともいえます。

電子書籍にもしおり機能はあります。
しかし、読んだ本を振り返りたいときには「視覚的に」パッとわかりやすいほうが参照しやすいのです。

読むジャンルによって、電子書籍と紙の本を使い分ける。
これが快適な読書を実現する、大きな方法論だということをいまさらながらに気づいたのでした。