効果抜群!おすすめの読書ノートと作り方のコツ

本を読んだのに、全然おぼえてない。
ふだんの仕事や生活で生かすべきことも、読みっぱなしで役立たず。

読書好きでありながら、こうした悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

かくいう私も、本を読んでそのときは「おお、これはスゴイ!使える!」と思っても、次の日には忘れていたりします。

本で読んだことを、しっかりと自分の中に落としこむにはどうすればいいのか?

それを「読書ノート」によって解決しようとするのが今回紹介する『読書は1冊のノートにまとめなさい』(ダイヤモンド社)です。

効果が出るおすすめの読書ノートの作り方とコツについて解説します。

読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]




ただの読書は読んでいないのと一緒

まず、「はじめに」のところでハッとさせられました。

それは「読みっぱなしは読んでいないのと一緒」というお言葉。

わたしも自分のことを振り返ってみると、そのとおりだなと思います。
本を買ってまず満足。もちろん、読むことも好きなんだけど、その場かぎりで納得したつもりになってしまうわけです。

読んだことをあとで参照したり、仕事に使いたいと思ってもほとんどが流れてしまっている状態なので生かすことができません。

せっかく本を読んだんだから、それをどうにかして「自分の血肉」にすることを目的とするのが「読書ノート」の役割です。

とはいえ、漫然と読書ノートを作るだけでは正しい効果は得られません。

「探書リスト」をつくり、質の高い読書体験を

読書ノートというと、「作者」「出版社」「読んだ感想」「書き抜き」という作業を連想するのではないでしょうか。
もちろん、そういった項目を入れてノートを作る方法もあります。

しかし、本書ではその1つ前の段階として「読みたい本のリスト=探書リスト」の作成をススメています。

探書リストのメリットは以下の3つにあります。

  • 1.「何のためにこの本を読むのか」という目的意識が強くなる
  • 2.本当に読みたい本に到達できる
  • 3.眠っていた読書ニーズがわかる

本を読むことの目的意識が強くなる

読書ノートの効果、まず1つ目は「読書の目的意識を高める」ことです。

リストをつくることで、目的がハッキリします。

仕事に生かすために読むのか、作品に浸るために読むのか、はたまた好きなアノ人と近づくために読むのか…
漫然と本を読むことがなくなるので、意識の高い濃密な読書ができます。

本当に読みたい本に到達できる

2つ目の効果は「ムダな読書を減らす」こと。
つまり、衝動買いをなくすことが目的です。

本が好きな人はたいてい本屋が好きです。
だから本屋に行くたびに「はっ!この本良さそう!運命的な出会い!買わなきゃ!」なんていって買うんですが、衝動的な買い物なので意識はそこまで高まりません。

衝動は「本当に読みたいか?」という自問を通り越してしまうので、冷静な判断ができません。
でも、ふだんから探書リストを作成していれば冷静に「必要な本」を手にすることができます。

眠っていた読書ニーズがわかる

3つ目の効果は「自分がいま本当に求めていることがわかる」ようになります。
探書リストに並んだ本を見て、同じジャンルがたくさんある場合、いま自分が求めているのは「そのジャンル」である可能性が高い。

たとえば「歴史」に関しての本が探書リストにたくさん並んでいた場合、いまの自分に足りないのは歴史の知識であると認識できます。

読書ノートを続けるコツとは?

この本がすぐれているのは、「読書ノートは続けにくい」というコチラの気持ちを察してくれているところです(笑)

だから「読書ノートはひとことでいい」と言ってくれています。
ノートを作っても長く続かない人が多いことを考えると、このアドバイスの効果は大きいのではないでしょうか。

オススメは「少ない文字数」で済ませること

よほど熱心でないかぎり、読書ノートをつけるのは誰にとっても面倒な作業です。
ということは、できるだけ少ない文字数で済ませようとします。書くのが面倒ですからね。

じつは、ここがポイントです。

少ない文字数で済ませるということは、「自分の頭の中に残った内容がそのまま短い感想に反映される」ことでもあるわけです。

面倒だから短い感想で済ませることで、読書が結果的に濃いエッセンスとなってノートに残るのです。

主観的なコメントだけを残せばいい!

書き方として、本書で紹介されているのは「自分にとって重要な文章」「主観的なコメント」をススメています。

なぜ主観的でいいのでしょうか?
その理由は簡単で、客観的な情報ばかりだとノートを見返したときに自分の感性に響かないからです。

まずは本を通読して、その都度大切だと思った箇所に付箋やマーカーで書き込みます。
ひととおり読み終えたら、その箇所をもう一度読んでみる。

その2回目のときに、やっぱりいい言葉だなと感じた箇所を読書ノートに書き込む、という方法が1番やりやすいのかなと思います。

作り方としては非常にシンプルなので、面倒な気持ちを感じにくいのではないでしょうか。

読書ノートは読み返さないと意味がありません

最後に読書ノートをいかに効果的に活用するか、ということです。

ここまではノートの作り方について説明してきましたが、書きっぱなしでは意味がありません。
ではこのノートをどのように活かせばいいのでしょうか?

読書ノートを読み返す習慣を身につけよう

まずは「ノートを読み返す時間」を定期的に設けることです。
読書ノートが続かない要因の1つとして、「そもそもノートを見返していない」ということもあります。

だから、「毎週日曜日の22時から」とか「毎朝出かける前の10分間」などルーティン化してしまうことが読み返すコツです。
あるいは、なんらかのシチュエーションで読み返すのも良いかもしれません。

こうして読書ノートを読み返すクセがつけば、自然と書くことも続けられるし、なにより自分に取り込める可能性が高くなります。
定期的に読み返すことで、本の重要なエッセンスをおさらいできますし、必要なら本を再読してもいいと思います。

読書ノートを見返す作業は、続けるために1番重要なポイントだと個人的には思いました。

読書ノートは「方眼ノート」がおすすめ

読書ノートの書き方や作り方はもちろん重要ですが、それ以上に「どんなノートに記入をするか?」はとても大切です。

本書では手のひらサイズの小さなノートを推奨していますが、個人的には方眼ノートがおすすめ。

方眼ノートを使って読書ノートを作る方法は、書きながら頭のなかを整理できます。

そして、見返すときにとても見やすいので自分が読んだことを正確に振り返ることができます。

方眼ノート人気が高まっていますが、実際に使ってみると納得できるアイテムだとおわかりいただけるはずです。

読書ノートはあくまでも「気軽に」

本書ではこの他にも、「書き抜きの仕方」や「付箋やマーカーを使った読み方」なども詳しく説明されています。

ただ、こうしたノートの付け方だと私個人的には続きません。だから、本で紹介されているシンプルな方法だけを抜き出してみました。

常に読書ノートを手元に置いておけば、見返す習慣もつくはずですし、その見返しが読書ノートを続けるモチベーションになるはずです。

まずは軽〜い気持ちで読書ノートはじめてみるといいかもしれません。

読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]