美術出版社が倒産!「美術手帖」はどうなる?

「美術手帖」などの月刊誌で知られる美術出版社が倒産し、民事再生法の手続きを申請したことを帝国データバンクが発表しました。

同社の記事によれば、負債額は2014年3月期末時点で約19億6300万円。
2014年3月期に年間の売上高が約12億800万円ありましたが、メインである出版物の売り上げが落ち込んだことが影響したとのこと。




美術出版社とは?

美術出版社は1905年に設立された、100年以上の歴史を誇る出版社。神田神保町に本社があります。
その名のとおり、美術関連の出版物がメイン。

看板とも言える雑誌「美術手帖」は、かつて60,000部を発行していた有名雑誌です。

出版業界全体が落ち込んでいる上に、雑誌を主体とする収益構造、さらに言えば美術という分野も相まって売り上げを落としたのが要因であると考えられます。

倒産とはいえ、民事再生法の適用であって自己破産手続きではありませんので、今後も事業は継続されます。

あたらしい事業も注目を集める

ちなみに美術出版社は2015年2月24日付けのニュースリリースでキュレーションサイト「bitecho(ビテチョー)」のライターを募集しています。

今年春にオープン予定のクリエイティブに特化したキュレーションサイトで
企画・執筆をしてくださる方を募集します!
世の中にあふれる、たくさんのクリエイティブが連鎖を重ね、
また新しいクリエイティブを産んでいく。
そんな、創造のプラットフォームとなるようなニュース・キュレーションサイトを目指して、私たちといっしょに、刺激的でわくわくするような記事を発信していきませんか?

キュレーションサイトとは、自分の好みの記事をまとめるサイトのこと。わかりやすい例でいえば「NAVERまとめ」が有名です。

美術関連のウェブサイトではDNP(大日本印刷)が運営する「artscape」などがありますが、キューレーションサイトとしてのビテチョーには期待がかかります。

とはいえ、まずは負債を返済するための再生計画を地道に進めることが第一歩となるでしょう。