夜型人間に朗報?「24時間営業」の書店が中国で急増中!

本が好きな人にとって「書店」は特別な空間なはず。
たとえ、目的がなくてもフラッと書店に入って気になる本を見つけるなんてこともしばしば。

ただ、1つ問題点が。それは書店は「閉店時間が早い」というもの。
書店の立地やTSUTAYAなどの複合店舗の場合をのぞいて、書店は閉店時間が早くて不便だったりします。

仕事帰りに何となく書店に立ち寄りたいと思っても、店が閉まっていると残念な気分になるものです。

そんな本好きにとって嬉しいお知らせが。
とはいっても中国での話ですが、いま中国では「24時間書店」が開業ラッシュなんだとか。




中国の大都市では24時間営業の書店が増えている

夜型人間が増えている中国の都市部では、眠らない街でくつろげる場所を提供する目的で書店の24時間化が進んでいます。

多くは既存の店舗を24時間化するケースで、中には近隣の2店舗が1日ずつ交代で24時間営業にする場合も。

また、店内飲食可能な店舗にすることで、収益を安定させる経営形態をとっています。

出店場所は繁華街に面した商業ビル2階の約150平方メートル。文学、芸術を中心に約1万冊が壁の書棚に並ぶ。木材を多用した落ち着いた店内はカフェと一体化し、飲食物を注文すればテーブル前のソファに腰掛けながら本を読める。(「中国発★夜型の人に天国 「24時間書店」開業ラッシュ」より)

中国の24時間書店

広州初の24時間書店「1200bookshop」(同上より)

収益の柱は本ではなく、やはり「場所代」=「飲食」

24時間書店が増えている一方で、実際の売り上げは思わしくありません。
先に上げた書店の売り上げは飲食物と書籍がほぼ半々で、平日の売上額は約10万円。

中国はご存知の通り海賊版の天国ですから、書籍だけで収益を上げるのはなかなか難しいのが現状。
カフェと一体型の店舗にして、飲食代で上手く稼いでいるのが現在の収益構造となっています。

以前「本をただの「お飾り」に使うブックカフェに怒り心頭」でも紹介しましたが、本には集客効果があります。

その本をパラパラと眺めながら、美味しいコーヒーや食事を楽しむ。
でも本は買わない。

24時間営業の書店には賛成ですが、こうした形態(書店+カフェ)の書店が増えていくと、「本のディスプレイ化」に拍車がかかってしまいます。

本を形骸化したプロダクトにしないためには、やはり本が収益の基盤になるようなビジネスが必要になってくるでしょう。