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やっぱり紙の本が好き?本の売り上げに占める電子書籍の割合

公開日:2015/06/21  更新日:2016/10/06
電子書籍の売り上げシェア

電子書籍が少しずつ売れ行きを伸ばしていますが、日本では相変わらず紙の本の人気がは衰えません。

そんな日本と似たような状態が、地球の反対側であるブラジルでも起こっているとサンパウロ新聞が報じています。

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電子書籍の普及が世界的に進む中、ブラジルでは紙媒体の書籍が根強い人気を誇っていることが明らかになった。14日付エスタード紙(ウェブ版)が報じた。

経済調査院(Fipe)が発表した調査結果によると、2013年度のブラジル国内における書籍の売り上げは合計53億レアルだったが、電子書籍の売り上げはそのうち3%だったという。このほか、国立図書館では昨年1万6564冊の電子書籍を発行したが、前年比の増加率はわずか1%強だというデータも出ている(サンパウロ新聞「国内の出版社や作家ら 電子書籍化の流れに抵抗」より)

ニュースを拾っていて、まさかブラジルの電子書籍事情に当たるとは思っていませんでした。

それはさておき、ブラジルの書籍売り上げのうち電子書籍が占める割合が、わずか3%というのは驚きです。

推察するに、ブラジル国内では電子書籍端末がまだそこまで普及していないと考えられます。

紙の本の優位性を語るときに必ず出てくるのが「電源なし、端末なしでも読める」という、紙の性質です。

ブラジルもまさにその典型例で「端末の普及無くして、電子書籍は流行らず」という構図が当てはまっていると考えられます。

日本国内の電子書籍売り上げ割合はどれくらい?

冒頭では「日本と同じことがブラジルでも起こっている」とふれましたが、果たして日本国内の電子書籍市場はどうなっているのでしょうか?

2012年度の推計値によると、電子書籍市場規模は729億円で、前年(2011年)の629億円から100億円(15.9%)増加している(書籍全体に占める電子書籍の割合は約8%に−米国市場動向と比較しながら今後を見るより)。

日本国内の電子書籍の市場は今後も伸び続けるようで、2017年には2390億円になると予測されています。

なおこの記事の中で、日本国内の全書籍に占める電子書籍の売り上げ割合は約8%と紹介されています。

ブラジルはわずか3%です。
あまり電子書籍が流行っていない日本国内でも8%ですから、ブラジルではまだまだ紙の本が強いということが改めてわかります。

Amazonでは6月30日にKindleのニューモデルである「Kindle Paperwhite」を発売します。

Kindle Paperwhiteに新型モデルが登場

電子書籍ストアのシェア率で拮抗しているKoboとKindleが今後どれだけ利用者を増やすか。

この2社の利用者数が今後の電子書籍業界を左右することになるでしょう。

 


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