大人なら知っておきたい「絵本の読み聞かせ効果と絵本の選び方」

いま現在の皆さんをカタチ作ってきたものの1つに、小さい頃に読んだ絵本の影響が少なからずあるのではないでしょうか。
「わしは絵本の影響など受けてない!」そんなあなたもぜひ、ちょっとやさしい気持ちになって絵本について考えてみませんか。

絵本には人を育てる面で非常に効果があることが実証されています。
今回はそんな絵本にスポットを当てて、絵本を選ぶのにとっても便利なWebサイト「絵本ナビ」を取り上げながら、その効果を紹介したいと思います。

この記事がみなさんの絵本ライフのキッカケになれば、こんな歓喜はございません。




絵本を読むことにどんな効果があるのか?

絵本を読む、あるいは子どもに読み聞かせることにいったいどんな効果があるのでしょうか?
ここではいくつかの事例を紹介して、絵本が子どもに与える影響について考えてみたいと思います。

絵本で障害を克服した、有名な「クシュラの奇跡」

まず絵本の効果を語るときに欠かせないのが「クシュラの奇跡」です。
これは1984年に出版された『クシュラの奇跡』という本に由来します。

クシュラとは生まれながらにして精神的・肉体的障害があったニュージーランドの女の子の名前です。
彼女は自分ではモノを持つこともできず、目で何かを見ることすら難しい状態でした。
そんな彼女に対して両親は生後4ヶ月のころから絵本の読み聞かせを始めます。

毎日欠かさず、さまざまな絵本を繰り返し読み聞かせることを続けました。
すると彼女の知能は大きく発達し、5歳になるころには彼女の知力は平均以上となっていました。
そして、粘り強い治療で筋力は回復し、彼女は奇跡的な成長を遂げたのです。

『クシュラの奇跡』は絵本の読み聞かせが言語能力・学習能力の発達に効果があることを記録・実証した貴重な1冊といえます。

「情操教育」で子どもの心を成長させる効果

みなさんは「情操教育」という言葉をご存知ですか?
情操教育とは、「道徳的,芸術的,宗教的などの社会的価値をもった高次な感情ないし意志を養うための教育(引用:コトバンク)」を指します。

つまり、喜怒哀楽の感情を育てながら、子どもに道徳的な意識を持ってもらうための教育のことです。
絵本はまさにこの情操教育の効果が非常によく表れると言われています。

絵本にはいろいろなテーマを持った作品が存在します。
人の痛み、悲しみ、喜び、怒りなど、絵本によって子どもはさまざまな感情にふれることになります。
これによって、子どもの心の安定が生まれ、ひいては絵本の読み聞かせが犯罪を防ぐことにもつながるのです。

絵本をとおして色んな世界を体験できる

小さい頃から絵本をとおしていろんな環境に触れさせることで、子どもには想像する力が生まれます。

先述のとおり、絵本にはさまざまなテーマがあります。
職業、立場、環境、人種、国の違いなど、絵本の中に子どもを飛び込ませることで、多様な価値観を体験させることができます。
読み聞かせによってはたらく想像力は、子どもにとって大きな武器になることでしょう。

親子のコミュニケーションが生まれる

子育てで大事なのはやはりスキンシップをはじめとした親子のコミュニケーションです。
絵本の読み聞かせは子どもとの2人っきりの時間。

寄り添いながら絵本を読み聞かせてあげることは、育児が苦手なお父さん・お母さんでもきっとむずかしくないはず。
子どもがモノゴゴロついた頃に、絵本を読み聞かせてくれた両親の記憶というのは残るものです。
絵本は子どもに愛情を注ぐことができる、なんとも頼もしい存在ではありませんか。

どこで絵本を選べばいい?

いざ絵本を読み聞かせようと思っても、肝心の絵本がなければ始まりません。
ですから、まずは絵本を選ぶ方法を3つほど紹介したいと思います。

  • 1、子ども用コーナーがある本屋で探す
  • 2、図書館の児童室で探す
  • 3、「絵本ナビ」で探す

1の本屋で探す方法ですが、子ども用コーナーがある本屋と特定したのには理由があります。

まず扱っている絵本の作品数が違います。子どもが座って読めるようにスペースを設けている本屋は、ショッピングモールなど商業的に親子連れが集まることを想定して店内がつくられています。
ですから、お店で扱う作品数は当然多くなります。そして、子どもと一緒に座ってゆっくり絵本を選ぶことができるのはこういった本屋の大きな魅力です。

2の図書館で探すについては、近隣に図書館があればぜひ活用しましょう。
もし仮に毎日絵本を読んであげることになった場合、出費がかさむことになります。
こうした時には図書館を活用しない手はありません。

3つ目の「絵本ナビ」は絵本の紹介に特化したWebサイトです。
使ってみるとその便利さに脱帽します。

絵本ナビ

「絵本ナビ」は絵本入門者にもピッタリ

0歳〜12歳、そして大人向けの絵本など年齢別で探すことができるのがまず1つの魅力。
そして、さらに便利なのが「テーマ別」で絵本を探すことができるところです。

たとえば季節の行事ごと(節分・七夕・ハロウィン)に合った絵本を探すことができたり、「どんな気持ち?」という項目には「美味しい・ユーモア・こわい・泣ける・優しいきもち」という気持ちに沿った絵本を検索することができます。

この絵本ナビがあれば「読み聞かせにはどんな絵本を選べばいいの?」と困ったときにも心強い味方になってくれます。

絵本読み聞かせのコツとは?

「絵本に多くの効果があるのはわかったし、絵本選びの方法もわかった。でも、どうすれば読み聞かせが上手くできるのか知りたい!」

絵本を読み聞かせるときにはいくつかのコツがあります。
これらをちょっと意識するだけで、子どもにとっても自分にとっても読み聞かせの時間が大きく有意義なものに変わるはずです。

  • ・できるだけ毎日読んであげる
  • ・子どもに好きな本を選ばせる
  • ・絵本の挿絵を見せながらゆっくり読む
  • ・読むのが下手でも気にしない
  • ・いろんなジャンルの本を読んであげる

最初のうちは読み聞かせが上手くいかないこともあるかと思います。
でも、これらのコツをちょっと意識して続けるだけで読み聞かせ時間の充実度は大きく変わってくるでしょう。

まとめ

ここまで絵本の効果、探し方、読み聞かせのコツについて紹介してきました。
最後にもう一度おさらいしてみましょう。

  • ・絵本にはクシュラの奇跡、情操教育等の効果がある
  • ・子どもが遊べる本屋でゆっくり絵本えらび
  • ・絵本ナビさえあればもう無敵
  • ・できるだけ毎日読み聞かせしてあげる
  • ・子どもに好きな本を選ばせる
  • ・読むのが下手でも気にしない。「これ、味でしょ」くらいに思う

絵本って子どもにとって良いのはもちろんなんですが、大人にとっても捨てがたい存在です。
わたしもたまに本屋さんに行って絵本パラパラ読んでみたりすると、かなりタメになるといいますか。
なんかこう、忘れかけてた何かに気づかされる瞬間があるんですよね。

最近は大人向けの絵本も充実してきているようなので、大人も絵本を読んでみる価値は十分にあるのではないでしょうか。

個人的な絵本の思い出は、子どものころに読んだ『となりのせきの ますだくん』という本です。
すごくショッキングで未だに強く印象に残っています。となりのせきの、まずだくんがイジメてくる。そんなお話です。

あとは『キャベツくん』。せつない気持ちにさせられる、素敵な本です。

それでは、よき絵本ライフを!

【参考記事】
・子どもの人生が変わる!こんなに凄い「読み聞かせ」の効果とコツ
絵本の読み聞かせ効果4つ