子供だけじゃなく、大人も楽しい!無限の夢が広がる海外絵本

こんにちは。ライターのあまねと申します。本日は海外絵本についての記事を寄稿させていただくことになりました。

社会人になり読書量こそめっきり減りましたが、ストレスが溜まると本屋へ行くという行動は学生時代から変わっておらず、自他ともに認める活字好きです。そのせいか、自然と多種多様なジャンルの書籍に興味を持つようになりました。

そんな私が最近夢中になっているのが海外の絵本です。日本とは違い、一つの枠や固定概念にこだわらない絵本達は、子供だけのものにしておくにはもったいない!是非一度手に取って彼らの不思議な世界を体感してみてください。サンタクロースやスノーマンを信じていた、あの懐かしい気持ちが蘇るかもしれませんよ。

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紙の上から飛び出す世界観、マック・バーネットの世界

「僕の仕事は、子供に嘘をつくことだよ!」

マック・バーネットは、とにかく発想が面白い若手絵本作家です。
例えば、子供の頃に抱いていた「ありえない」夢や理想を現実にしようとした絵本『Billy Twitters and His Blue Whale Problem』です(日本語訳がなく手に入りにくいのが少々難点ですが)。

ある時クジラが自宅に届き、飼うことになってしまった少年ビリーのお話なのですが、これ、カバー裏には「応募するとクジラが届く券」がありまして、実際にこの本を読んだ子供は、絵本の中の「ビリー」になれる仕掛けとなっているのです。どきどきしながら応募する子供の姿が目に浮かぶようです。

また、日本語訳されている中では、『アナベルとふしぎなけいと』という絵本がお勧めです。

色彩を巧みに使い、これでもかと言うほど目を楽しませてくれます。物語は、アナベルがある不思議な毛糸を拾った事から始まります。雪に囲まれた寒くて白黒だった彼女の世界は、彼女の作り出すセーターや帽子によって少しずつカラフルに明るくなっていきます。
この、文字で語らずに登場人物の表情と色のみで世界観を表しているのが、実にうまい。

けれどもある時、オシャレな王子が毛糸に目をつけ、隙を見つけて盗んでしまいます。けれども王子には毛糸が見えず、彼の世界は白黒のまま。この毛糸が示唆しているものはなんでしょうか。純粋な心を持つアナベルに見えて町や人をカラフルにしてくれる毛糸は大切なものは何かを教えてくれます。

哀しいほどに美しい、ショーン・ターンの世界

まさに、「絵本=子供の読み物」という概念を覆した作家さんです。『アライバル』にて文字のない絵本という衝撃的な絵本を出版し、独特の世界観と緻密な絵柄は絵本というよりまるで一つの芸術品のように美しい。

そんな彼の作品の中で私が大好きな物語は『エリック』です。

手のひらサイズの小さな絵本なのでプレゼント用にも最適です。ある日違う惑星から来た留学生のエリック。小さな不思議な生物エリックは大人しく、控えめな性格。地面に落ちている小さなものにだけ興味を示します。そんな彼を、ホームステイ先の「僕」は「よく分からない。本当に楽しんでいるのか。」そんな不安に陥ります。

けれど、物語のラスト、エリックが帰った後の置き土産をみて・・・。最後のページには感極まって少し涙ぐんでしまいました。

いかがでしたでしょうか。
大人ならではの楽しみ方もできる、絵本をご紹介させていただきました。どれも絵柄が繊細で美しいので、本棚に置いておくだけでも華やかになれますよ。