本がもっと売れる!書店員なら知っておきたい優秀な販促ツール3選

本を売るときに欠かせないもの。
それは「本を売りたい!」というアツい想い、そして販促ツールです。

販促ツールでいきなり現実に戻された感がありますが、本屋の店頭を彩るためには販促ツールは欠かせない存在です。

本屋ではたらく人なら知っているものや、「こんなのあるの?!」という意外なものまで、今回は販促ツール特集をお届けします。




発想次第で思わぬ展開も?万能POPスタンド

まず、販促といえばPOPです。
そのPOPを華麗に見せるか、無粋に見せるか。それはPOPスタンドの性能次第だったりします。

おそらく、最も多くの書店でも使われているのがこの万能POPスタンドです。
万能POPスタンド

販売しているイガラシプロによれば、このPOPスタンドには3つの特徴があるそうです。

  • 1、5つの折り曲げ箇所を自在に操ることで、高さの調節や面陳棚への設置など、様々な場所でPOPや値札の取付けが可能
  • 2、従来のワイヤースタンドよりも数段進歩している
  • 3、クリスタルで美麗、環境にも優しいリサイクル可燃性素材

折れ目が複数あることで、自在に調節が可能なので場所に応じて使い分けられるのが何よりも嬉しいところ。
個人的にはワイヤーのPOPスタンドが大キライなので、すべてこのPOPスタンドに替えて欲しいくらいです。
ワイヤーのPOPスタンドって使い込むとクネクネになって全然言うこと聞いてくれなくなる…。

この万能POPスタンドの使い方の中でも、特に棚差しの突き出しポップとしても活用が面白いなと思いました。
棚差しポップ

画像:イガラシプロ

どんなに素敵なPOPを作成しても、ポップスタンドが残念だとガッカリしたりします。
まあ、そこまで細かく見てしまうのはもはや職業病としか言えません。

雑誌のディスプレイ化&劣化ロスを減らす面陳台

雑誌担当の人であれば、誰しも劣化によるロスは気になるものです。
そしてなにより、雑誌を求めるお客さん側にとっても汚い雑誌が並んでいると買う気はおろか、読む気すら起きません。

わたしはご多分にもれず、雑誌を買うときはかなり慎重になります。
折り目はついていないか?ページをめくるときにできる「つめ跡」はないか?指紋がベッタリついていないか?…などなど。
買った雑誌を長く保存するタイプなので、けっこう細かく見てしまいます。

ということは、雑誌担当にとっても読者にとっても雑誌の”衛生管理”は重要課題なわけなのです。
そこで雑誌用の面陳台が活躍します。

雑誌用面陳台

この面陳台の最大のメリットは見本と購買用を分けることにってムダなロスを減らすことにあります。
先述したように、雑誌は消耗が激しいので立ち読みが続くとあっという間にボロボロになります。
ですので、見本と購買用で分けることでお客さんはいつもキレイな雑誌を買うことができます。

ちゃんと名前があったなんて知らなかった「フラッピング」

POPを飾るときには先述したポップスタンドを使うことが多いのですが、面陳のときにはどんな貼り方をしていますか?
直接ガムテープで貼ることが多かったりしますが、見た目にはキレイとは言えません。

特に時間が経って剥がれかけてるポップを目撃するたびに、なんかこう、切ない気持ちになるものです。
そんな面陳用ポップのときに役立つのがフラッピングです。

フラッピング

フラッピングの使用前

上の写真だけを見ると、「はて?」という感じなのですが、実際に使っている写真を見て納得です。
まずこの販促ツールが「フラッピング」と命名されていたことに驚きなのですが、いずれにせよフラッピングを使うと売り場が少し華やかで楽しげになりますね。

フラッピング使用写真

フラッピングを使うとちょっと楽しげ

ただ1つ、問題点もあります。
これはフラッピングあるあるですが「フラッピングを使うと本が隠れがち」になります。

あとがき

売り場の演出ってすごい大事だと思います。
仕事でいろんな書店をまわりますが、雰囲気とか売り場づくりがお店によって違うので、同じ本であっても感じる印象って違うんですよね。

同じ壮麗なハードカバーの本であっても、売り場づくりが残念だと本も引き立たない。
だから、こうした販促ツールを上手に使って演出を加える事で、本に付加価値を与えることができます。

けっこう値段は張るのは考えものですが、長い目でみれば投下資金は回収できるのかもしれません。

なお、本記事で使っている画像はすべてイガラシプロさんよりお借りしました。