2015年本屋大賞は伊坂幸太郎かマガジンハウス作品で決まり?

出版業界で最も影響力がある文学賞の1つである本屋大賞のノミネート作品が発表されました。
対象作品は2013年12月1日〜2014年11月30日の間に刊行された日本の小説です。

ノミネート10作品は今回全国の書店から580人の書店員によって投票され決定しました。
この作品の中から3月1日(日)まで二次投票が行われ、4月7日(火)に本屋大賞が決定します。

それでは早速、本屋大賞ノミネート10作品を見てみましょう。




2015年本屋大賞ノミネート10作品

  • ・『アイネクライネナハトムジーク』伊坂幸太郎(幻冬舎)
  • ・『怒り』吉田修一(中央公論新社)
  • ・『億男』川村元気(マガジンハウス)
  • ・『キャプテンサンダーボルト』阿部和重・伊坂幸太郎(文藝春秋)
  • ・『サラバ!』西加奈子(小学館)
  • ・『鹿の王』上橋菜穂子(KADOKAWA)
  • ・『土漠の花』月村了衛(幻冬舎)
  • ・『ハケンアニメ!』辻村深月(マガジンハウス)
  • ・『本屋さんのダイアナ』柚木麻子(新潮社)
  • ・『満願』米澤穂信(新潮社)

以上が2015年本屋大賞ノミネート作品です。

伊坂幸太郎の強さと、マガジンハウスの勢い

ノミネート10作品の中で気になったことが3つほど。

まず気になったのが伊坂幸太郎の強さです。
伊坂幸太郎が同一の本屋大賞で2作品同時ノミネートとなるのは今回で3度目。
2004年に『アヒルと鴨のコインロッカー』と『重力ピエロ』、2006年には『死神の精度』と『魔王』で2作品が同時ノミネートされています。
2008年に『ゴールデンスランバー』で本屋大賞を受賞し、候補作として選ばれたのは今回で9回目と他を圧倒しています。
史上初の2度目の本屋大賞受賞となるか。期待されるところです。

マガジンハウスの作品が2作品ノミネートされている点も注目です。
過去の本屋大賞でマガジンハウスの作品がノミネートされた事があるのは2013年の『世界から猫が消えたなら』(川村元気)の1度だけでした。
それが今回は『億男』(川村元気)、『ハケンアニメ!』(辻村深月)の2作品でノミネートされています。
マガジンハウスの文芸作品の好調さがうかがい知れます。

また、西加奈子『サラバ!』は先日、直木賞の受賞が決まったばかり。
これで本屋大賞を受賞すれば、名実ともにナンバー1の作品となったといえるでしょう。

本屋大賞については、くわしくは「本屋大賞を批判する人が知らない5つのこと」で取り上げているので、ぜひ参考にしてみてください。