電子書籍ストア「honto」の無意味な読書時間アンケートに疑問

みなさんは1日にどれくらいの時間、読書をしていますか?
インターネットやSNSなどに時間を費やす人が増えている昨今。なかなか本を読む時間が無くなっているのではないでしょうか。

よく聞く話ですが、電車の中でも本を読んでいる人はほとんどおらず、みなスマホ。ほんとにスマホ。

今後の出版業界がますます心配になるわけですが、そんな中、電子書籍を販売する「honto」が読書時間についてのアンケート調査を行ったのでご紹介します。

正直、この調査結果がメディアで大々的に取り上げられることに疑問を感じます。




そもそも「本を読んでいる」のハードルが低すぎる…

最初は「毎月1冊以上読んでいますか?」という質問から始まるのですが、まず気になるのが「本を読んでいる」と回答できるハードルが低すぎることです。

今回の調査では、毎月1冊以上の頻度で本や電子書籍を読んでいる人は「本を読んでいる」、毎月1冊未満の場合には「本を読んでいない」と回答してもらいました(honto「読書の実態」アンケート調査より)

読書時間アンケート

出所:honto.jp

いくらなんでも「1ヶ月に1冊」で「本を読んでいる」ことになるの?

アンケートの都合上、仕方ないのかもしれませんが、調査から恣意的なニオイがしてなりません。

真相はわかりませんが、できるだけ「本を読んでいる人」の割合を多くしたかったのではないでしょうか。
本を読んでいる人が多い方が盛り上げるから、出版業界にとっても良いのかもしれませんが。

hontoにとっても、読んでいる人が多いほうが利用者も増やす足がかりになりますしね。
この調査だと【男女どの世代でも全体の50%以上が「本を読んでいる」】ことになるみたいです。

そもそも、「毎月1冊以上読んでいますか?」という質問をまとめて、どんな意味があるのでしょうか。よくわかりません。

そもそも読書アンケート調査に意味があるのか

この手のアンケートって本当に意味のあるの?って思います。たびたび読書アンケートって発表されるけど。

こうしてhontoが発表した調査が、いまの読書事情を表していると思われては困りものです。
現にこの読書時間アンケートを受けて、あの「ダイヤモンド社」がオンライン記事で調査結果をまとめています。

→「1日の読書時間、最も長いのは20代男性だった!

記事の中では、きちんと冷静に分析している感じもありますが、タイトルが「読書時間が最も長いのは20代男性!」って書いている時点で煽り過ぎです。

情報の受け手がきちんと選別して判断すればいいだけのことですが、出版業界の現状を歪めて知らしめるような中途半端なアンケート調査が行われている現状に疑問を抱きます。