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使わなきゃ損!本屋がいますぐインスタグラムを活用すべき理由【活用事例】

公開日:2016/09/30 
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みなさんはインスタグラムを使っていますか。
若者を中心に急速に広まったインスタグラムは、いまや世界中で5億人ものユーザーが利用しています。

国内では810万人と、まだFacebookに比べるとユーザー数は少ないですが、これから利用者数は増えると考えられます。

個人だけでなく、多くの企業がPR戦略の1つとしてインスタグラムを活用しています。ビジュアルで見やすく伝えられるため、Facebookやtwitterよりも視覚へダイレクトに訴えかけることが可能なのが特徴です。

さて、そんなインスタグラムですが、残念ながら本屋の活用事例はまだまだ少数なのが現状です。

もっと本屋にインスタグラムを!ということで、今回は本屋がインスタグラムを活用すべき理由について解説し、実際に活用している本屋さんを紹介したいと思います。

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なぜ本屋に行くのか?その理由を考えることからはじめよう

本屋の売り上げが落ちていることの1つに、アマゾンをはじめとするインターネット書店の台頭があります。また、そもそも本を読むまでもなく、ネット記事だけで知識や興味を補完している人が多いのも大きな要因です。

そんな出版業界を取り巻く環境のなかで、なぜ本屋は必要なのか?そして、本屋に行く人はなにを求めているのか?を考えなければいけません。

本屋に行く理由はさまざまですが、私は「本屋という空間が持つ、視覚的な要素」が本屋に行く原動力になっていると思います。

本屋が魅せるべき最大の武器は「書棚による本の陳列」に他なりません。
つまり、インターネット書店では味わえない、整然と書棚に並んだ本の美しさ、実用性を本屋は武器として持っているのです。

本屋のディスプレイを巧みに魅せることが来店の動機になる

そもそも、本屋に来てくれるお客さんを増やさないと売り上げは立ちません。

さきほど説明したように、本屋に来店するお客さんの動機として「本屋の書棚」、つまり空間やディスプレイを味わいたいというものがあります。

どんなに優れた棚分類をして、おもしろいフェアをつくっても、それをマーケットに宣伝しないことにはお客さんが来てくれないのは当然です。

では、その本屋の魅力である書棚やディスプレイを上手く宣伝するにはどうすればいいか?

前置きが長くなってしまいましたが、本屋という空間の魅力を伝えるために活用したいのがインスタグラムなのです。

インスタグラムは写真や動画の投稿に強い

繰り返し述べているように、インスタグラムはビジュアルに特化したSNSです。インスタグラムを使ったことがない人は、

「Facebookとなにがちがうの?」

と思うかもしれません。

こればかりは「使ってみればわかるよ!」の一言に尽きるわけですが、インスタグラムはとにかく【ビジュアル=写真や動画】に特化したSNSです。

アプリやウェブサイトの使いやすさとして、専門用語では「UI(ユーザーインターフェース)」などといいますが、インスタグラムはUIが非常にシンプルで使いやすいのが特徴です。

Facebookやtwitterなんかよりも、ずっと使いやすく、ずっとビジュアル効果が大きいのがインスタグラムなのです。

本屋はインスタグラムでなにを宣伝すべきか?

結論から言うと、本屋がインスタグラムを使って宣伝すべき内容はズバリ、「本が並んだ売り場」です。

再三言いますが、本屋が武器にすべきは「本が並んだ売り場」に他なりません。これをインスタグラムで上手に見せることができれば、お客さんは写真に惹かれて来店してくれます。

具体的にどのような投稿をするのがいいのでしょうか?たとえば以下のような写真をアップするのが効果的です。

  • ・新しくはじめたフェアの売り場
  • ・本が美しく並べられた書棚
  • ・新刊やオススメ本
  • ・書店員が書いたPOP
  • ・本屋の近くにある名所や見どころ

フェアの大小を問わず、売り場を見せよう

フェアとは、1つのテーマに沿って本を集めたコーナーのことをいいます。
本屋のフェアは、インターネット書店が行う選書よりもビジュアル面で圧倒的に勝っています。

文字情報だけではなく、写真を使ってフェアの売り場を見せることで「私の欲しい本が見つかるかも」と、自分事に感じさせることができるのです。

本屋の武器とは、生のディスプレイを見せることである

フェアに限らず、本が美しく整理された光景に人は心を動かされるものです。それが本好きであればなおさらのこと。

一般的な新刊書店ではむずかしいかもしれませんが、たとえば表紙を色別に分けて整然と並んだ美しい本屋空間を見せるだけでも「行ってみたい!実際に見てみたい!」という動機を生むことができます。

また、フェアにも通じますが、例えば「猫に関する本(特に写真集など)」を集めた売り場をインスタグラムにアップすれば、本好きだけでなく愛猫家も食いついてくるはずです。猫の魅力は、言葉ではなく目に訴える。これが鉄則です。

(余談ですが、神保町の姉川書店内にある「猫本専門神保町にゃんこ堂」が大変話題になっていますね)

新刊やオススメ本の紹介で情報性もプラス

インスタグラムにかぎらず、SNSは情報がどんどん流れていきますから、定期的な投稿は欠かせません。

しかし、フェアや売り場などの写真だけでは、正直なところネタが持たない可能性があります(笑)

ですから、新しく入荷した新刊書やおすすめ本を投稿するのも効果的でしょう。有用な情報をアップするアカウントは、ユーザーに好印象を持たれます。

書店員のPOPで本屋の個性を打ち出そう

書店員の書くPOPも、本屋が持つ武器の1つです。たとえば、ビレッジヴァンガードは興味を引く面白いPOPが多いことで有名ですね。

POPは書店の規模を問わず、すべてのお店に等しく与えられた武器です。たとえ一人で経営している本屋であっても、POPを上手く見せることで売り上げを伸ばすことは十分に可能だからです。

インスタグラムでPOPを見せることによって、「ここのお店は面白いPOPを書くなぁ〜行ってみようかな」と来店を促すことができます。

自分の本屋の近くにあるオススメスポットを投稿するも良し

本屋のことだけでなく、お店に関連した場所やお店の写真をアップするのもアリです。

本屋に行くだけでは動かないお客さんも、その近くに訪れる価値のある場所が存在するとわかれば足が動く可能性は大です。

インスタグラムには「タグ」がありますから、そのタグを付けて投稿すれば自分の本屋に関連付けてユーザーに興味を持ってもらうこともできます。

「今日行く場所の近くに本屋さんあるんだ、帰りに寄ってみようかな」

という来店動機の喚起は、いわば正攻法です。

インスタグラムを有効に使っている本屋の実例

ここからは実際にインスタグラムを有効に活用している本屋の事例を紹介します。

活用している本屋はまだまだ少ないですから、早いうちに参入してしまえばいわば勝ち目は大きいですよ。

スタンダードブックストア(standard Bookstore)

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『本屋ですが、ベストセラーはおいてません。』をコンセプトにした関西にある本屋さんです。

コンセプトが示すとおり、インスタグラムの投稿にはベストセラーなどは見当たりません。そのぶんコアな書籍が多く紹介されているので、他のお店との差別化を上手く図っています。

書籍以外にも雑貨の写真も投稿しているので、本以外の売り上げも上手に狙っています。

また、写真の色味や被写体も一貫していてテーマがハッキリしているのも重要なポイントです。

・投稿数:634件
・フォロワー:1,620人
(2016年9月30日現在)
・Instagram「standard_bookstore

ひとやすみ書店

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ひとやすみ書店は、長崎県諏訪町にある本屋さんです。
店頭にある看板を上手く使った本の紹介文が見どころで、それを見に本屋さんに足を運びたくなります。

また入荷した本を写真を使って紹介しているのも良いですね。

・投稿数:918件
・フォロワー:1,688人
(2016年9月30日現在)
・Instagram「hitoyasumi_bookstore

Powell’s Books

powell-s-books

3つ目は海外にある本屋さんです。

Powell’s Booksはアメリカのオレゴン州・ポートランドにお店を構えている本屋さん。
店内をはじめ、特徴的なブックカバーの本など写真を見ているだけでもワクワクしてきます。

特に、木製の本棚が写ったショットは本好き垂涎のビジュアルです。

・投稿数:1,597件
・フォロワー数:51,037人
(2016年9月30日現在)
・Instagram「powellsbooks

まずはアカウント取得からはじめよう!

店舗数の多い本屋は、組織としてSNSの投稿ルールを設ける必要があるためハードルが高いかもしれません。

しかし、小さな本屋や各人にSNSを任されている場合には有効に活用したいところです。

どんなサービスも最初の一歩がなかなか踏み出せないものですよね。わかります。なんか面倒くさいんだもの。

でも、モノは試し。始めてみちゃえば本当に簡単です。本屋のみなさん、まずはアカウントを取るところから始めてみませんか。

https://www.instagram.com/

 


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