大学に漫画喫茶?近畿大学が学内にマンガ図書館をつくる理由

あなたは普段、図書館を利用していますか?
社会人として仕事をしている人はなかなか行くことが少ないかもしれませんね。

図書館といえば難しい本がたくさん並んでいて、薄暗い雰囲気…そんな印象を抱いている人は多いと思います。

さてそんな図書館の印象を壊す、画期的な”マンガ空間”が近畿大学に生まれました。

近年では”近大マグロ”が有名ですが、なぜ近畿大学はマンガ図書館を設置したのでしょうか?

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近畿大学の東大阪市のキャンパスに24時間、いつでも利用できる自習室や、蔵書がおよそ7万冊の図書館などを備えた施設がオープンしました。「アカデミックシアター」と名付けられたこの施設は、学部や学科を問わず、学生が思い思いに勉強に打ち込める場を作ろうと、近畿大学が東大阪市のキャンパスに整備しました。

敷地には合わせて5棟の建物があり、この中には24時間いつでも利用できる自習室が整備されました。自習室にある、およそ250席のうち、100席は女子学生の専用スペースで、勉強に集中できる環境になっています。(出典:NHK NEWS WEB)

2階建て全面ガラス張りの施設には蔵書が7万冊ほどあり、その3割にあたる約2万2000冊が漫画という全国でも珍しい図書館です。(出典:MBS NEWS)

最大の特徴は、なんといっても約2万2000冊ものマンガを蔵書としていることにあります。若者の読書離れを食い止めるための施策の1つとして導入されました。

読書をしない人にとって、活字だらけの本はハードルが高い。だから、マンガをキッカケにして本を読んでもらおうというアイデアですね。

監修したのは、本を通じた様々なプロジェクトを手がける編集工学研究所(東京)の松岡正剛所長で、「漫画をきっかけに関心を広げ、本を読み進めていく仕掛け作りを進めたい」と語る。(出典:朝日新聞デジタル

これって、なかなか普通の図書館とか本屋にはできない取り組みなんですよね。まず第一に、本棚の管理が大変だから。

いわゆる本の分類で分ければ機械的に並べるだけですが、本棚に”編集”が入ることで手間がかかるのは確実です。

でも人の手が入った本棚は、企画として成り立つし、あたらしい文脈が生みます。

たとえば、この図書館では漫画「ナニワ金融道」を入り口にして、経済学や金融関連の本を一緒に並べています。ナニワ金融道でお金の恐さや面白さを知ってもらって、それを読書のキッカケにしてもらおうというわけです。

この棚作りは、読書が苦手な人はもちろんのこと、読書好きにとっても刺激的な取り組みと言えるでしょう。

ちなみにこの図書館は学生だけでなく、事前登録すれば年間6000円で一般の人も利用できます。近くに住む人は活用してみるといいかもしれません。

図書館に通うことって読書気分を高めるのにピッタリですよね。なんといっても、無料で読み放題ですから。

関東在住の人は、東京都にある千代田区立図書館がおすすめです。漫画の取り扱いはありませんが、非常に使い勝手の良い図書館ですよ。