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読書が苦手な人は本命を決めずに色んな本と浮気をしよう

公開日:2017/01/29 
カテゴリ:読書法
読書が苦手な人の読書法

読書が苦手な人は多いと思います。

その原因はさまざまですが、読書ができない人の話を聞くと「途中でイヤになってやめてしまう」というのが大半です。

つまり、せっかく本を読み始めたのに飽きてしまってそこで読書への道を閉ざしてしまう人が多いということです。

「読書が苦手」という人と「読書が嫌い」という人は、似ているようで全然ちがいます。

「読書が苦手」というのは、本を読まないとな、読みたいなと思いながらもなかなか読み進めることができない人のことです。

「読書が嫌い」という人は、そもそも本を読もうとしません。入り口にも立っていないわけです。

読書が嫌いな人に本を好きになってもらうのは困難ですが、読書が苦手な人に本を好きになってもらうのはむずかしくありません。

まず大切なことは、「読書が苦手」という人を「読書嫌い」にさせないことです。

本を読むことに対する挫折を繰り返すと、やがて【苦手→嫌い】という気持ちの変化が起きます。一度本が嫌いになるとトラウマになることも多いので、読書が苦手な段階を最低限キープさせる必要があります。

本が苦手な人の多くは、真面目過ぎます。具体的に言えば、「せっかく読み始めたんだから読破しないと」という気持ちになりやすいということです。

特に、お金を出して買った本に対して多くの人は悪い意味で真剣になりすぎる傾向があります。

買った本がすべて面白いとは限りません。むしろ、本当に熱中できる本と出会える確率のほうが低いと言ってもいいでしょう。

にもかかわらず、「せっかく買ったのにもったいない」「途中であきらめるのは悔しい」と言って、イヤイヤ読み続ける人は少なくありません。

これでは、どんなに1冊を読破しても読書を好きになることはむずかしいでしょう。なんなら、「こんなにがんばって読んだのに、読書って面白くないんだ」という意識が強く植え付けられてしまいます。

もう好きではないのに、長く付き合ったばかりに情が入ってしまって別れられない恋人と同じです。

こうならないためにできることは何でしょうか?それはじつにシンプルで「つまらないと思ったら、すぐ他の本に切り替える」という方法です。

読書術として、各方面でもよく紹介される考え方ですが、やはり読書が苦手な人には打ってつけの方法だと思います。

一見するとよくない読書行為のようにも見えますが、つまらない本を読み続けていても時間のムダです。それだったら、自分がおもしろいと思える本に当たるまで素直に本をチェンジしていくべきでしょう。

「せっかくお金を出した本なのに!もったいない!」という意見もあるでしょうが、読書が嫌いになって本を読まなくなることで起こる損失に比べれば安いものだと思います。

読書が苦手な人は、もっとテキトーに、カジュアルに。そんな気持ちで本と接すれば、もっと読書が好きになれるのではないでしょうか。

 


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