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正しい読書法はどっち?「同じ本を何度も読む」or「新しい本に挑戦する」

公開日:2016/12/09  更新日:2016/12/16
カテゴリ:おもしろ 読書法
繰り返し読むか一回だけにするか

本がズラーーーーーーっと並ぶ本屋に行くと、思うことがあります。

「ああ、これだけ本があるのに、全部読むことはできないんだよな。自分が一生のうちに読める本はごくわずかなんだな」と。

本に限らず、TSUTAYAでレンタル映画を見ているときも同じことを思います。

「こんなにたくさんある映画も、ごく一部しか観ることはできないんだよなぁ」と。

人生の限られた時間内で出会える作品というのは限られています。

どんなに素晴らしいと言われている本も、自己中心に考えれば実際に自分が読まないと存在する意味はありません。

そこで取れる態度は2つ。

  • ・もういっそ、本なんか読むのやめちゃえ
  • ・猛然と新しい本を読みまくるZE!!

どうせ全部読めないんだから、潔く諦めたほうがいいよね、という自分。

いやいや、人生で読めるだけ読んだほうがいいに決まってる!という自分。

どっちをとるか。当然、後者でしょう!

でも、ここで1つ課題があるんです。それは、「どんなに面白い本でも、時間が経てば忘れてしまう」ということ。

自分が気に入った本は繰り返し読んで血肉にしよう!という読書法もあります。読めば読むほど、あたらしい発見があるというやつですね。

もちろん、繰り返し読むことで得られる効果は大きいでしょう。しかし、繰り返し読むという行為は先ほどブチ上げた「猛然と新しい本を読みまくるZE!!」という所信表明と相反します。

ではどうすればいいのか。これはズバリ、1冊の読書時間を短く、かつ内容が記憶に残るようにすること。これに尽きます。

世の中には読書法について書かれた本がたくさん出版されています。わたしもそれなりに多くの読書法を模索してきました。

ある一定の効果は得られたと思います。でも、ずっと記憶に残ってて自在に活かせるかといえばそんなことはない。

つまり、いくら効果的な読書方法を実践したとしても、その効果には限界があるというのが私の個人的な見解です。

わたしは、「読書というのは1冊につき1つの気づきがあれば良い」という結論に達しました。

つまり、本の内容を細かく覚える必要はない、というか無理がある。だから1冊の中から自分の役に立ったことを1つだけ覚えておけば良いということです。

これさえできていれば、その知見と本を結びつけることは容易なので、検索性もバッチリです(これはつまり、この知見はどの本に載っているか?がわかる状態)。

繰り返し読むメリットと、あたらしい本を読み始めるメリット。この2つを比べると、わたしはやはり後者を選びたくなる人間だと気づいたのでした。

 


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