1ヶ月で300冊読める!初心者でも実践できるシンプル速読術

本を読みたい、もっと言えば早くたくさん読みたい。これは読書好きのみならず、多くの人に共通する願望のはず。

そのためには、いわゆる速読術や多読術といった技が必要になってきます。

でも、早く読むためには慣れや技術が必要になるのも事実。ハードルが高い、そう感じている人も多いのではないでしょうか。

わたしもその一人ですが、最近出会った佐藤優(まさる)氏の速読術はシンプルでわかりやすく、初心者の人でも実践しやすい方法だと思います。

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そもそも佐藤優とは何者か?

佐藤優の読書術

出版業界において、佐藤優はよく知られた人物です。しかし、一般的によく知られているほどの知名度ではないと思います。ここでは佐藤優とは何者かについて簡単に説明しておきましょう。

ザックリ言うと、大卒で外務省に入って外交官として活躍。その後、背任容疑で逮捕。獄中生活を経て、現在は作家に転身。その読書量と豊富な知識でビジネス書をはじめとするベストセラーを多く輩出している人物です。

具体的には「佐藤優を斬る──なぜ佐藤優はデタラメな議論をしているのに評価が高いのか」に書かれている説明が端的でわかりやすいかもしれません。

佐藤優は、大学卒業後に外務省に入って対ロシア(当時ソ連)外交官となりました。一時期は政治家の鈴木宗男と連携して北方領土問題に取りくんでいましたが、鈴木宗男事件に伴って背任容疑で逮捕されました。

その後、自身の半生や事件・逮捕後の様子を『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』という本に書き、ベストセラー作家としてデビューします。『自壊する帝国』・『獄中記』・『はじめての宗教論』・『私のマルクス』などの多彩な著述活動を展開しています。

上記で紹介したサイトでは佐藤優氏についての批判が書かれていますが、興味のある人は読んでみてください。わかりやすくて面白いです。

と、話が逸れてしまいましたが、なにはともあれ佐藤優氏はとてつもない読書家でなおかつ売れる本を続々書いている作家、ということを知っていただければと思います。

わたしは佐藤優氏の思想信条については一切興味はありませんが、彼の圧倒するような眼光、眼力になんとなく引き込まれるところがあり、以前から気になっております。そしてなにより、本がおもしろいです。『獄中記』は難しすぎて読めませんでしたが…。

なぜ佐藤優は1ヶ月で300冊も本を読めるのか?

さて、ここからが本題です。世の中にはさまざまな読書術や速読術がありますが、佐藤優氏の速読術はシンプルでわかりやすいと思います。

月平均で300冊、多いときには500冊もの本を読むという佐藤優氏。この圧倒的な数字を見せつけられると、なおさら気になるところです。

まず、彼の読書術は大きく3つのステップに分けられます。

  • ・超速読
  • ・普通の速読
  • ・熟読

超速読で本を「仕分ける」

超速読とは、読むべき本と読まなくて良い本を仕分けるための読書術です。

いくら速読で本を早く読めたとしても、自分に興味のない本、内容が正しくない本、むずかしくて理解できない本、いまの自分に必要のない本を読んでも意味がありません。

ですから、超速読をして1冊5分で本を仕分けます。

超速読のときに読むべきポイントは以下のとおり。

  • ・はじめに(著者等のまえがき)
  • ・目次
  • ・あとはページをパラパラめくる

この3つを5分で終えます。すると、自分の役に立つ本かどうか、キーワードは自分にとってむずかしくないかを判別できるわけです。

1冊30分の普通の速読

次に普通の速読に入ります。普通の速読で読むべきポイントは以下のとおりです。

  • ・はじめに(著者等のまえがき)
  • ・おわりに
  • ・重要な箇所にあたりをつけて読む

まずその本で何が重要なのかを、「はじめに」と「おわりに」で把握します。そのあとはパラパラとページをめくって、重要な箇所にあたりをつけて読んでいきます。

「重要な箇所なんて、そんなカンタンにわかるの?」

と思う人もいるかもしれませんが、これ、そんなに難しいことではありません。

なぜなら、本屋で立ち読みをするときに多くの人が自然とやっていることだからです。

本屋で無意識に本を手にとってパラパラめくっていると、目に留まるキーワードってありますよね。それをひたすら追求していくのが普通の速読というわけです。

佐藤氏いわく、1ページ15秒を目安に読み進めます。文字を1つずつ追うのではなく、まさに立ち読みする時の「ザッと読み」をする感覚に近いですね。

立ち読みをするときの目の動かし方、手の動かし方というのは、じつは速読にも通じるところがあるんです。

月に熟読する本は4〜5冊

意外なことに、1ヶ月に熟読している本はわずか4〜5冊。これは普通の愛書家よりも少ない冊数と言えるでしょう。

熟読する本を読むときに重要なのは、その本のテーマの基礎知識を理解していること。

読めない本を読めない理由はいくつか考えられますが、そのほとんどは基礎知識の欠如なんですよね。

極端な話、洋書を読むためにはアルファベットという基礎知識がないと読むことができないのと一緒です。

初心者でも続けられるシンプル読書術

月に300〜500冊読んでいると聞くと、「なにか特別な能力があるにちがいない」と思ってしまいがち。しかし、じつはそこにはこんな速読術のカラクリがあったんです。

速読術のなかには「目の動かし方を鍛える系」のノウハウもあります。でもこれを身につけるには時間と忍耐力が必要です。

一方、佐藤優氏の速読術はあくまでも「読み方」の問題。最初はコツをつかむのに時間がかかるかもしれませんが、初心者にも取り組みやすいシンプルな速読術です。

  • ・買った本は読破しないともったいない
  • ・本は一字一句読まないとダメ
  • ・読むべき本、読まなくていい本がわからない

こんな悩みを持っている人にも、ぜひ実践してほしいシンプル速読術のご紹介でした。