収入が高いのはココだ!初任給が高い出版社ランキングTOP10

誰でも気になる収入事情。
出版業界は不況だと言われ続けていますが、それでも出版社は未だに人気の就職先なんだそう。
自分のやりたい仕事ができる会社に入りたい!とは言いつつ、給料が安いのはちょっと…。それが現実です。

今回は就職活動をする人に役立つ「初任給が高い出版社ランキング」をベスト10方式で発表したいと思います。
(データはすべて産学社『出版ー2012年度版』より)




収入が高いのはココだ!初任給が高い出版社ランキング

では早速、出版社の収入の基礎となる初任給の発表に入りたいと思います。
同じ出版社なのに、いかに給料がちがうかが読み取れます。

  • 第1位 福音館書店(43万2850円)
  • 第2位 マキノ出版(31万5320円)
  • 第3位 医歯薬出版(29万7930円)
  • 第4位 医学書院(28万8600円)
  • 第5位 南江堂(26万7460円)
  • 第6位 集英社(26万2300円)
  • 第7位 小学館(26万0300円)
  • 第8位 芳文社(25万8400円)
  • 第9位 光文社(25万4600円)
  • 第10位 ダイヤモンド社(24万9542円)

同じ出版社でありながら、ここまで初任給に差がつくとは驚愕の事実です。
「知らなければよかった…」と落ち込む気持ちを隠しきれません。わたしもこんな記事を書いたことを後悔し始めています。

第1位の福音館書店は児童書や絵本をメインに出している出版社です。詳しくは「平均年収1100万円!?福音館書店という出版社の給料が高い理由」をご覧ください。

医学系の出版社は初任給が高い傾向にある

さて、気を取り直してそれぞれの出版社がどんな本を出しているのか分析してみましょう。
給料を上げるためのエッセンスが隠されているかもしれません!

第2位〜第5位までの出版社はふだん聞くことのない出版社ばかりではないでしょうか。
実はマキノ出版医歯薬出版医学書院南江堂はいずれも医学系の本を出している出版社です。

マキノ出版だけは厳密に言うと健康実用書をメインに出している出版社です。
健康系の雑誌も強く「壮快」「ゆほびか」、他には実用情報誌「特選街」なども有名です。
インターネット上では「オカルト雑誌」「宗教がらみ」などの情報もありますが、真偽はわかりません。

医歯薬出版、医学書院、南江堂はお医者さんが読む専門書、まさに医学系の本を出しています。

南江堂の『今日(こんにち)の治療薬』という本は、クスリの辞書みたいなもので、医薬書のデファクト・スタンダードとなっています。
毎年1月に新版が発売されるのですが、本が入荷してくると担当売り場はちょっとだけフィーバーになります。
今日の治療薬

引用元:南江堂ホームページより

以前、理工書を担当していたのでたまたま知っていましたが、一般的にはほとんど知られていない出版社名かと思います。
医学系の専門書は単価も高いので、きちんと売れればそれだけ給料も高くなるわけです。

初任給6位以下はよく知られた出版社が並ぶ

6位以下は出版業界に馴染みがない人でもよく知る名前が並んでいるのではないでしょうか。
特に集英社の給料が高いのには納得ですが、それより上位の初任給を見せられると大卒で26万円でも低く感じてしまいます。

第8位の芳文社はコミックを出している出版社です。水道橋の東京ドーム近くに「漫画の殿堂」と大きな看板を掲げた本社ビルがあります。
「コボちゃん」を出している出版社といえば、1番わかりやすいかもしれません。
それ以外では「けいおん!」なども有名ですね。アニメ化による収益は同社にとって大きいといえそうです。

第10位のダイヤモンド社はビジネス書を刊行している出版社です。
ビジネス書業界では誰もが恐れる権威的な存在で、年間ベストセラーランキングでも毎年ランクインしています。
そんなダイヤモンド社でも初任給は24万円。上には上がいるものです。

初任給が高いのと、収入アップは別問題

ここまで初任給の高い出版社をランキングでご紹介してきました。
本というのは水モノで、新刊が売れなければあっという間に憂き目に合うことがあります。
ですから、こうした初任給の高い出版社でも数年経てば一気に下落する可能性を秘めています。

また、初任給が高い出版社であっても、継続して昇給していけばいいのですが、そうとも限りません。
反対に初任給は低くても、昇給スピードが早い出版社もたくさんあります。

とはいえ、初任給40万円という現実は誰にとっても衝撃的な真実ではないでしょうか。
わたしも福音館書店に入りたいので、まずは聖書の音読から始めたいと思います。

(※本記事は産学社『出版ー2012年度版』のデータを元に作成しました)