桐原書店がTACの傘下に!あたらしい会社名は「TAC桐原書店」

10/2追記 ※TACが桐原書店の買収を中止することが明らかになりました。
(→まさかの展開…TACが桐原書店の買収を中止!

みなさんは桐原書店をご存知でしょうか。

出版について詳しい人は知っているかもしれません。
あるいは詳しくなくても「学生時代に桐原書店の参考書を使っていたよ!」という人もいるかもしれませんね。

そんな桐原書店が資格学校大手・TACの傘下となることが8月18日付の発表で明らかになりました。




TACの出版事業が大幅に拡大!

TACが発表したプレスリリースによれば、2015年8月24日付で「株式会社TAC桐原書店」を設立するとのことです。

TACといえば資格学校で有名な会社です。
もちろん資格学校でお金をたくさん稼いではいるのですが、出版社としてのTACもなかなか強い会社です。

「資格の大原」もそうですが、資格学校のノウハウはそのまま資格書の販売につなげることができます。

現に、TACや大原の資格書は相当売れており、書店での棚争いではかなり優位に立っている状況です。
多くの資格書担当者が「TACさんはハズせない」と言います。

それだけ強いTACが、今度は桐原書店を傘下にするわけです。
TACの出版事業包囲網はかなり広がったといえるでしょう。

なぜなら、桐原書店は参考書・教科書に強みを持つ出版社だからです。

桐原書店ってどんな出版社なの?

桐原書店と聞いてピンとくる人は少ないかもしれません。
この会社は教科書や参考書に強みを持つ出版社で、英語・国語の教材でかなりの実績があります。

出版物のターゲットは中学生・高校生・大学生で、語学教材が中心です。

個人的には桐原書店の英語教材『フォレスト』が非常に強く印象に残っています。

わたしは中学生時代に英語の副教材として『フォレスト』を使っていました。
学校で配られていたので全員が持っている教材なのですが、これが「最強」なのです。

いや、もしかしたら「先生の刷り込み」があっただけかもしれません。
それでも、中学で初めて英語を学んだわたしにとって『フォレスト』は心強い教材だった記憶があります。

おそらく、いまでも英語学習者の間で広く使われているのではないでしょうか。

その証拠に、本日付のアマゾン総合ランキングで258位、英語学習法のジャンルにいたっては1位にランクインしています。

と、思わず『フォレスト』について熱く語ってしまいましたが、それだけ優れた本をたくさん発行している出版社が桐原書店なのです。

ピアソン桐原→桐原書店→TAC桐原書店

じつは桐原書店はたびたび社名を変更していることでも有名です。

1967年に設立されたのが株式会社桐原書店のはじまりです。
1982年には『積木くずし』を発行。ドラマ化され、社会現象にもなりました。

そして、2001年に世界最大規模の出版社・ピアソン(イギリス)に吸収合併され「ピアソン桐原」に社名を変更しています。

そのあと2013年にピアソンから独立して「桐原書店」に社名を戻したのですが、今度はTACの傘下に入り「TAC桐原書店」となりました。

個人的には「ピアソン桐原」というネーミングの響きが好きでした。
もし自分の子どもが生まれたら「ピアソン桐原」という名前を付けたいくらいです。

今回、TACの傘下に入ったことで桐原書店「改名の旅」は終結したと見てもいいのではないでしょうか。

TAC桐原書店としての新たな旅立ち

優れた学習書を発行する桐原書店を傘下に収めたことで、TACの経営にも大きな影響が出てきそうです。

場合によっては、英語関連のあたらしいビジネスを立ち上げる可能性もあるかもしれませんね。

桐原書店を傘下に収めたTAC。
資格のTACには「死角なし」といったところでしょうか。