宝島社の女性誌が大ウケ!販売部数が伸びた3つの理由とは?

雑誌が売れないと言われる時代のなか、最近とても元気な出版社があります。
それが宝島社です。

宝島社といえば、女性ファッション誌の付録で大躍進を遂げた出版社としても知られています。
とても付録とは思えない、クオリティの高さで世の女性を虜にしてきました。

やがて付録で釣る手法も飽きられる時期が来るわけですが、ここに来て宝島社の女性ファッション誌が新たな躍進を見せています。




女性ファッション誌3誌が大幅伸長。そのワケとは?

宝島社のプレスリリースによれば、日本ABC協会から発表された最新の雑誌販売部数において、宝島社のファッション雑誌が大幅に伸びています。

一般社団法人日本ABC協会より、2015年上半期(2015年1~6月)の雑誌販売部数が、2015年10月27日(火)に発表され、伸長率(前期比)において、株式会社宝島社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:蓮見清一)が発行するファッション雑誌の『SPRiNG』(139.4%)、『オトナミューズ』(135.9%)、『GLOW』(134.5%)の3誌が、1位から3位を独占しました。

宝島社の女性誌

出典:宝島社プレスリリース

集英社、講談社、小学館、光文社を引き合いに出すあたりに宝島社の強気な姿勢を感じるグラフです。

近年は「出版不況=雑誌不況」と言ってもいいほど、雑誌の売り上げは減少しています。
業界全体は厳しいにもかかわらず、どうして宝島社の女性ファッション誌はここまで元気なのでしょうか?

注目すべきは、購買意欲の高い「40代女性向け」にきちんとアプローチできていることでしょう。

「オトナミューズ」ってどんな雑誌?

otona MUSE オトナミューズ宝島社

「オトナミューズ」は「37歳、輝く季節が始まる!」をコンセプトに掲げていて、これから40代を迎える女性にフィットする雑誌です。
2015年の10月号は実売17万部と、この雑誌不況のなかにおいてしっかりと売り上げています。

2015年の12月号から、モデルの梨花さんが人生初の専属モデルになったことも大きな話題になっています。
宝島社は一体いくらギャラを積んだのか…気になるところ。

付録は言わずもがな、ハイクオリティの様相です。

「GLOW」ってどんな雑誌?

GLOW(グロー)宝島社

「GLOW」は「ツヤっと輝く、大人女子力」をコンセプトに掲げた40代女性向けのファッション誌です。
2015年8月号では実売27万部という、驚異的な売り上げを叩き出しています。

オトナミューズよりも少しターゲットの年齢層が高く、エレガントな女性に向けた内容となっています。

最新号、バックナンバーを見る限り、タレントのYOUさんがかなり影響力を持っている印象です。

付録を求める女性の心理は相変わらず

いかにして宝島社の女性誌が売り上げを伸ばしているかを分析しているわけですが、やはり付録のクオリティは見逃せないポイントです。

40代女性は、人生経験が豊かです。
40代女性の目はごまかせません。

きちんと丁寧な付録づくりを続けていることが、宝島社の雑誌売り上げにつながっているわけです。

付録ありきのファッション誌に疑問を抱く人もいるでしょう。
「付録で釣りやがって」と考える人も少なくありません。

しかし、ファッション誌カテゴリでトップシェアという実績があるわけですから、宝島社の戦略はやはり侮れません。