指定配本

指定配本(していはいほん)」とは、出版社が取次に対して書店ごとに何冊配本を行うかを指定すること。
実務上は「指定」あるいは「配本」と略されることが多い。

新刊を配本するにあたり、販売の効率化を図る手段として、売り上げの良好な書店に配本数を多くする場合に行われる。

新刊は書店からの注文がない場合でも、取次が書店のデータや過去の動向などからどれくらいの配本を行えばいいかを決定するため、売れ行きの期待値の高い書店には半ば自動的に新刊が配本される。

契約によって異なるが、新刊を指定配本にすると取次から出版社に支払われる商品代金の精算が3ヶ月〜半年後になるため、資金繰りの関係上、出版社は指定配本ではなく注文扱いで新刊を搬入する場合もある。

また、新刊を指定配本にすると部戻しが発生するため、出版社は指定配本ではなく注文扱いで新刊を受注することがある。

パターン配本は悪影響?取次に仕入れを依存する本屋の大問題
出版社で営業をしていて感じるのは、やはり不可解な出版業界の慣習です。 その中でも、際立っているのが取次の強大な力です。...
出版・書店用語 出版取次用語 出版社 書店実務
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新の情報をお届けします。
Profile
Ayumu Yuasa

ライター / 散歩好き
書店員および出版社での仕事を経験後、独立。2013年に読書ブログ「コトビー」を開始しました(月間約10万PV)。2017年に会社を設立(社員は0人)。本と本屋が好きです。このブログでは読書や書評記事を書いています。英語学習ブログ「コトビーENGLISH」も運営中。

Ayumu Yuasaをフォローする



コトビー / KOTB