「部戻し」とは?仕組みをわかりやすく解説

部戻し」とは、出版社が取次へ本を卸した時に売り上げ金額から差し引かれるもの。

部戻しの割合は本体価格の3〜5%とされ、これは取次会社によって異なる。
出版社は正味取次に本を卸すが、部戻しはその正味に上乗せするかたちで取次に差し引かれる。

例えば、1000円の本の正味が67%の場合、この本が売れた際には取次から出版社に670円の支払いが行われる。

しかし、ここに部戻しが発生すると3〜5%分はさらに取次に差し引かれるため、正味の67%-3〜5%=64〜62%(640円〜620円)に減額される。

つまり、出版社は部戻しの分だけ受け取る金額が減ることになる。

この部戻しは出版業界の慣例として行われている側面が強く、出版社と取次の交渉次第ではこの部戻しを無くしたり減らしたりする事が可能であると言われている。

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出版・書店用語 出版取次用語 出版社
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Ayumu Yuasa

ライター / 映像編集者
書店と出版社での仕事を経験後、本と英語のWebマガジン「コトビー」を運営。2017年より株式会社ミシェルベース代表取締役。1988年、千葉県生まれ。読書量は年間200冊ほど。ビジネス書が好きです。

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