【死に方のシナリオ】どう死ぬのか?が面白く読める『とんでもない死に方の科学』

【死に方のシナリオ】どう死ぬのか?が面白く読める『とんでもない死に方の科学』 おすすめの本

「いまここでエレベーターが落下したらどうなっちゃうんだろう…」

そんな”想像”を、誰しも一度はしたことがあるとは思います。つまり、「いま◯◯したら、死ぬのだろうか?」という想像です。

今日紹介する本は、そんな”死に方”の想像に答えを与えてくれる1冊『とんでもない死に方の科学』です。

死という怖い題材でありながら、思わずクスッと笑える文章に仕上がっています。そのため、全然怖い本ではないのでご安心を。

想像が意外と楽しい「これやったらどう死ぬのかな?」

”死に方のシナリオ”なんて書き方をされると、おぞましい印象を持つかもしれません。

でも、誰だって一度は想像したことあると思うんです。たとえば「雷に打たれるとどうなっちゃうんだろう?」とか「クジラに飲み込まれたらどうなるの?」という具合に。

こういう想像をするときって、決して負の感情ではないと思うんですよね。むしろ、どちらかというとワクワクというかちょっとだけ好奇心が掻き立てられるわけです。

「死ぬ想像にワクワクする」なんて書くとちょっとヤバそうですが、この本は決してそんな話ではありません。

日常的に誰もが持つであろう「ちょっとした好奇心」に答えを出してくれている本です。

飛行機での生存率を高める方法は「通路側」を選ぶこと

この本には全部で45の「死に方のシナリオ」が書かれています。

個人的にいくつか気になったシナリオがいくつかありますが、そのひとつが「旅客機に乗っていて窓が割れたら」というシナリオです。

飛行機に乗っていて「いま窓が割れたらどうなっちゃうんだろう?」と考えた経験がある人は多いと思います。

わたしは大アリで、窓が割れる想像もするし、墜落するときの想像も毎回欠かしたことがありません(笑)

飛行機の窓が割れた場合、飛行する高度によって起こる事態は大きく変わります。

そこまで高度が高くなければ、多少は寒いけど、命に別状はなし。ただ、飛行機が巨大なフルートと化すので、相当音がうるさくなります。

飛行機の窓が割れて一番おそろしいのは、高度が高くなって機内と外の気圧差が激しくなったときです。

たとえば高度1万メートルとかになると、機内の空気がすべて外に逃げていくので、人が機外に吸い出されます。

人が外に投げ出されるのはなんとなく想像できるかと思いますが、生き延びることができるか(外に投げ出されるか)どうかは窓側の席と通路側の席で大きく変わってきます。

通路側にいて、窓から二席分離れているだけでも結果はずいぶん違ってくる。外に出ていく風はハリケーン並みのスピードになりはするものの、シートベルトをしていれば飛ばされることはない。なのにあなたは不運にも窓側の席を選んでしまったから、さあ大変。風の勢いは秒速130メートルを超える。どんなにしっかりシートベルトを締めていても、確実に座席から引っこぬかれる(あまり話題にならないけれど、窓側より通路側にしたほうがいい立派な理由のひとつ)。

わたしは飛行機の座席を選ぶ時、だいたい窓側を選びます。最大の理由は、窓側の人がトイレに行こうとするときにいちいち立たないといけないのが面倒だから。あと、着陸したときにいち早く出口に行きたいからです。せっかちですね(笑)

でも、万が一のことを考えたときの生存率は通路側のほうが高いことがわかってしまったので、今後窓側を選ぶことはなさそうです。

ありえる死に方とありえない死に方、どちらも学べる

飛行機で窓が割れるというのは、実際に過去にもケースがいくつかあります。そのため、けっこう現実でも起こりうる(確率は相当低いけど)事例だと思います。

他にも「エレベーターのケーブルが切れたら」なんていうシナリオもあって、これなんかはけっこうリアリティがあります。

一方で、現実に起こりそうもない「死に方」もあって、これがまた面白い。

  • ■ 樽の中に入ってナイアガラの滝下りをしたら
  • ■ クジラに飲み込まれたら
  • ■ 無数の蚊に刺されつづけたら
  • ■ クッキーモンスター並みに大量のクッキーを食べたら

ナイアガラの滝に関しては実際に死者も出ているのですが、クジラに飲み込まれるというのはなかなか面白いシナリオです(ピノキオでも出てきますね)。

人生最期の楽しみのひとつとして「死に方」を考えてみると、もしかしたらちょっとだけ人生観が変わるかもしれません。

とんでもない死に方の科学: もし○○したら、あなたはこう死ぬ

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