こんにちは、アユムです。
大型書店をウロウロするのは、本好きにとって至福の時間です。
しかし、丸腰で臨む大型書店ほど危険な場所はありません。なぜなら、大型書店は私たちの体力を吸い尽くすからです。
そこで、少しでも大型書店を快適に楽しむために準備しておくべきポイントをまとめました。
両手を自由に使うために、リュックは大型書店の必需品
長時間歩き回ることを考えると、荷物の持ち方が重要になってきます。本棚に並ぶ本を気兼ねなく手に取るためには、両手が空いている状態がベスト。よってリュックがおすすめです。
手ぶらで大型書店に行くのも1つの方法ですが、大量に本を買ってしまった場合、持ち帰るのが大変です。リュックがあれば本をたくさん買っても万全です。
ちなみに、トートバッグはおすすめしません。理由は2つあります。
- ①平積みの本を取るときに、肩から外れる
- ②肩が痛くなるので、定期的に反対の肩へ掛け替える必要がある(面倒)
平積みの本や棚の下にある本を取るとき、必ず前かがみになりますよね。トートバッグだと、そのたびに肩からズレ落ちて来るので、ストレス以外の何物でもありません。
また、ずっと同じ肩にバッグを掛け続けると痛んできますし、体がゆがむ原因にもなります。ゆえに、定期的に反対側に掛け替える手間が発生します。これも、快適な本選びを阻害する大きな要因です。同じ理由で、斜めがけバッグもおすすめしません。
新品の革靴は地獄。歩きやすいスニーカーで行こう
1000坪超の大型書店ともなれば、歩き回る量は尋常ではありません。よって、歩きやすいスニーカーは必需品です。
「せっかくの本屋だし、バッチリ決めていこう」などといって、新品の革靴で行くような真似はしないでください。そこに待つのは、靴ズレによる大量出血という地獄です。
夏場だとサンダルで行きたくなりますが、サンダルで長時間歩くと体力を奪われるのでおすすめしません。
体温に合わせて調節できる服装は不可欠
大型書店を快適に楽しむためには、体温を上手く調節することも欠かせません。
夏場は涼しいエアコンが効いていますが、長くいると逆に寒くなることも考えられます。ですから、半袖シャツの他に薄手のカーディガンがあると安心です。
冬場は厚着していきがちですが、大型書店を長時間歩き回ると暑くなってくるもの。よって、脱いでも邪魔にならないアウターの着用がおすすめです。
ちなみに、私はパタゴニアのナノエア・フーディというアウターを愛用しています。薄手なのに保温性抜群で、なにより折りたたんでリュックに収納できる手軽さが最高。大型書店でリュックにパタゴニアのアウターを押し込んでる人がいたら、それたぶん私です。
ドリンク持参は必須。ただし、補給場所には注意しよう
次は大型書店に持っていくべきものを見ていきましょう。
絶対に欠かせないのが、水分補給をするためのドリンクです。ノドが渇いてくると、歩き回るモチベーションが低下して、せっかくの大型書店での本探しが台無しになります。必ず飲み物は持参しましょう。
わたしはナルゲンのボ500mlボトルに水を入れて、本屋に持っていくようにしています。
本屋に2〜3時間もいれば、冬場でもノドが渇きますから、定期的に水分を補給しましょう。
ただし、本屋の中で堂々と飲み物を飲むのはおすすめしません。万が一こぼれて本にかかったら最悪ですし、書店員は店内で飲み物を飲むお客さんを快く思わないからです。書店員に横目で見られながら過ごす大型書店が良いとは思えません。
もし水分を摂りたくなったら、商品がない通路や店の外に移動してからにしましょう。
食事は済ませていくか、食事休憩を計画しておこう
大型書店を楽しむうえで、空腹も大きな敵となります。
対策としては、
- ①行く前に食事を済ませておく
- ②途中で食事休憩をはさむ
という、どちらかになります。食べていくのもいいですが、途中で食事休憩をはさむのが理想的ですかね。
ササッと食べられるカレーなんか良さそうです。買った本を読みながらカレー食べるなんて、最高じゃないですか。
欲しい本リストをスマホに作っておくと効率的
大型書店をブラブラするのはたしかに楽しいんですが、そのうち必ず”疲れ”があなたを襲います。
ムダをなくして、なるべく効率的に大型書店を楽しみたい人は、本屋へ行く前に「欲しい本リスト」をスマホで作っておくのがおすすめです。
わたしは常に欲しい本があって、Amazonの欲しいものリストにすべて書いてあります。あるいは、スマホのTODOアプリに欲しい本をメモしておくのも良いですね。
偶然の出会いを楽しむのもいいですが、欲しい本リストがあると効率的に本屋を楽しむことができるのでおすすめです。
平積みは面陳ではなく、”1冊差し”の本を愛でよう
大型書店の魅力は、なんといっても蔵書数です。街の本屋では味わえない品揃えを楽しむのが、大型書店の醍醐味といえるでしょう。
品揃えの真髄を味わいたければ、売れ筋が並ぶ平積みや面陳ではなく、”差し”の本をじっくり追ってみるのがおすすめです。
”差し”とは、在庫が1冊ないし2冊だけの本のこと。
差しに注目することで、ふだん行く小規模な本屋さんでは目にすることができない、珍しい本と出会える可能性もあります。
正直、ベストセラーや売れ筋なんていうのは、どの本屋に行っても買えますし、なんならAmazonでもいいわけです。
「大型書店でしか見つけられない、自分だけの1冊を見つける」。そんな心がまえで本屋に行くと、今までとは違う本の楽しみが広がるはずです。
大型書店に行くときの服装、持ち物、心がまえ【まとめ】
- ・両手が自由に使えるリュックは必須
- ・履き慣れたスニーカーで行く
- ・体温調節ができるアウターを持参する
- ・飲み物は持参。ただし、飲む場所に注意
- ・「欲しい本リスト」を作っておくと効率的
- ・平積みや面陳よりも、”1冊差し”の本を楽しむ