auブックパスは雑誌やコミックが読み放題になる便利なサービスです。
でも、この手のサービスでは最優先すべきの使い勝手がよくありません。
実際に使ってみるとわかりますが、使いにくいです。
ブックパスのどこが使いにくいのか?使いにくい5つの理由を解説します。
① 購入と閲覧がアプリ1つで完結できない
ブックパスを使いにくいと感じる最大の原因は、アプリにあります。
ブックパスはブラウザとアプリの両方で閲覧できるんですが、アプリで本や雑誌を読むにはブラウザで購入(ダウンロード)する必要があります。
つまり、ブックパスのアプリ単体の操作だけでは本が読めないということです。
ブラウザで本や雑誌を選んでアプリにダウンロードして、アプリを起動して読むという流れを汲まないといけません。面倒です。
「それだったらブラウザだけで使えば良いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、このスマホ全盛の時代にアプリの使い勝手を重視しないブックパスは見限ってもいいと思っています。
なぜなら、わざわざブックパスを使うまでもなく、dマガジンや楽天マガジン、さらにはブック放題
といった使いやすいアプリが他にいくらでもあるからです。
使いにくいブックパスで消耗するくらいなら、スパッと他のアプリを使ったほうが絶対良いと思います。
② 読み放題作品と単品購入作品がごちゃまぜになっている
ブックパスは”読み放題”を標榜しているサービスなのですが、1つのページに読み放題作品と単品購入の作品が集約されています。
一見すると便利そうなんですが、単品購入作品というのは課金しないと読めない作品ということです。
つまり、「読み放題のつもりで読もうとしたら課金が必要な作品だった」という非常にストレスが起きやすい作りになっているわけです。
読み放題の対象作品には【読み放題】というマークがついていて区別されているんですが、それ以外の作品は購入が必要です。
いくら作品を一覧で表示させていても、読み放題と課金コンテンツがごちゃませになっている以上、使いやすいアプリとは言えないと思います。
一応、【読み放題】と【すべて】というタブで分かれているのですが、それでも取り返せないくらいブックパスは使いにくいです。
③ 読もうと思った雑誌や本をワンタップで開けない
ブックパスは画面に作品一覧が並んでいるので、読みたいと思った雑誌や本をタップすれば開くことができます。
ただ、読もうと思ってタップしても、次に表示されるのは詳細画面。つまり、作品を読むためには2タップ必要ということです。
「そんな細かいことまで気にする?」という人もいると思います。
しかし、読み放題サービスである以上は「最低限の操作で、サクサク読める」というのは必須条件として重視すべきです。
1冊だけならいいですが、いろんな雑誌を読みまくるときに2タップの操作は面倒すぎます。
たとえば、上記のように読みたい作品(ここでは雑誌)を一覧表示させます。そして、読みたいものをタップしましょう。
すると、上記のようにその作品の詳細画面(値段やジャンル)が表示されます。この余計な1アクションは、読み放題サービスの使い勝手を大きく阻害します。
ブックパスの比較対象としてdマガジンや楽天マガジンがありますが、これらは表紙をタッチすればすぐに本の中身が読めるような仕様になっているため、ストレスがなく使いやすいです。
④ 誌面のサムネイル画像が表示されないので使いづらい
雑誌を読むときって、1ページずつ端から端までしっかり読む人って少数派だと思うんですよね。
テレビを見るときと同じように、見たい場面だけをササッと見ることのほうが多いと思います。
それが雑誌読み放題ともなればなおさらのこと。自分が興味があったり、目に止まったページだけを読むのが雑誌の醍醐味とも言えるでしょう。
ブックサプライには雑誌の誌面ごとのサムネイル画像が一覧で表示されません。
「なんのこと?」と思うかもしれませんが、dマガジンや楽天マガジンのアプリは以下のような「小さい画像(サムネイル画像といいます)」が表示されます↓
このように一覧表示ができると、読みたいページへ1発でジャンプすることができるので、ページを手で送る必要がありません。1ページずつページ送りをする手間をカットしてくれるわけです。
ブックパスにはこのような機能がありませんから、1ページずつ手でページ送りをしなければなりません。使い勝手が大幅に低下します。
⑤ 会員登録が大変
ブックパスの使いづらさというよりは、会員登録完了に至るまでの道のりが大変というお話です。
以下の記事でもくわしく解説しています。au以外の人でもブックパスを使うことができますが、会員登録がなかなか面倒です。

すでに会員登録を済ませている人には関係ありませんが、これからブックパスを新規で使おうとしている人はぜひ注意してほしいと思います。
使いづらいけどブックパスがおすすめな人もいる
たしかにブックパスは使いづらいです。とはいえ、dマガジンや楽天マガジンよりも使い勝手が良いと感じる人はいると思います。
たとえば、以下のような人はブックパスを検討する価値があるかもしれません。
- 雑誌、 マンガ、小説、実用書など色んな本を読みたい
- 読む本にこだわりはないから、とにかくたくさん読めるのが良い
ブックパスは雑誌だけでなく、マンガや小説なども読み放題になります(総合コースのみ)。
これはdマガジンや楽天マガジンにはない特徴で、本と雑誌をいろいろ試すことができます。
わたしは読みたい本がブックパスになかったので敬遠してますが、人によっては「読みたい本がいっぱいある!」という可能性もあるでしょう。

結局、ブックパスの代替案はなんなのか?
ここまで散々、ブックパスをこき下ろしてきましたが、これで終わっては代案を示さない野党と一緒です。
なので、きちんとブックパスに変わる代替案を用意しています。
それは、さきほどから少し触れているdマガジン、楽天マガジン
これらの定額サービスはいずれもアプリだけで操作が完結するため、使いやすいつくりになっています。
また、会員登録も簡単なので、お試し利用のハードルも低いというメリットがあります。