auブックパスは雑誌とマンガが読み放題のサービスです。
au以外の端末でも使えるのでドコモやソフトバンクのスマホを使っている人でもブックパスを使うことができます。
わたしも実際に使ってみたのですが、結論としては「ブックパスは全然おすすめできない」です。
なぜブックパスはおすすめできないのか、実際に使った感想と評判をレビューしたいと思います。
ブックパスの会員登録が面倒すぎる
ブックパスは初回30日間無料でお試しができます。
「おっ、手軽に試せていいじゃん」って思いますよね。わたしも最初はそう思いました。
でも実際は、お手軽とは程遠いです。
なぜなら、会員登録がめちゃくちゃ面倒だから。
具体的に言うと、お試し利用するまでの手続きで入力項目が多く、ページ遷移も多すぎるのが大きなデメリットです。

Wow!IDの登録が大変
ブックパスはauが運営してるので、auのIDがあれば会員登録なしですぐに使えます。
しかし、au以外の人は新規会員登録をしてWow!ID なるものを取得しなければいけません。
これが本当に厄介で、入力項目が多い上にページ遷移が多すぎて、途中で挫折しそうになります(実際、途中でやめちゃう人は多いと思う)。
「ちょっとお試しで使いたいだけなのに、こんな面倒なことしなきゃいけないの?」
というのが正直な感想です。
私はこれまで色々なWebサービスを使ってきましたが、ここまで残念に感じたのは久々です。それくらい面倒。
au IDを持ってない人は、dマガジンや楽天マガジン
を使ったほうが断然幸せになれると思います。

ブックパスのアプリが使いにくすぎる
ブックパスには専用のスマホアプリがあるのですが、これがまあ使いにくい。
なぜなら、アプリ内で本や雑誌を購読できないからです。
ブックパスのアプリは「読む専用」になっていて、読む本は別途インターネットのブラウザから購入し、アプリにダウンロードしなければいけません。
つまり、ブックパスで本や雑誌を読むには
- ① ブラウザでネットに接続して、
- ② 本をダウンロードして、
- ③ アプリを起動して読む
という流れを踏まないといけないわけです。
これ、Kindleを使ったことがある人ならわかると思いますが、Kindleと同じ方式なんですよね。
アプリ1つで購入・ダウンロード・閲覧を完結して欲しいところです。
マンガや書籍を読む人ならまだしも、ブックパスに雑誌読み放題を求めている人はやめといたほうが良いと思います。
読み放題といいつつ、買わないと読めない本や雑誌が多い
ブックパスは
- ・マンガ読み放題
- ・雑誌300誌以上読み放題
を標榜しているサービスです。
たしかに読み放題サービスではあるんだけど、読み放題コンテンツと単品購入コンテンツがごちゃまぜになってるからすごい使いにくいんですよね。
読み放題のつもりで「これ読んでみよう」と思って選んでみたら「420円払えば読めるよ」みたいなのが頻繁に起こるから、ストレス放題です。
ちなみにサイト内は【すべて】というタブと【読み放題】というタブに分かれています。
ですから読み放題の対象だけをチェックしたければ、読み放題でソートする必要があるということです。
私は雑誌の読み放題サービスに期待してブックパスを使い始めたので、このあまりの使いにくさには大いにガッカリしました。
読み放題コンテンツと有料課金コンテンツをごちゃまぜにして表示するのやめたほうが良いと思うんだけど…どうなんでしょうか。
読める作品は多いけど、料金が高い
ブックパスは2つのコースから選択することができます。
- ・総合コース 月額562円(税別)
- ・マガジンコース 月額380円(税別)
総合コースは雑誌、マンガ、小説、実用書、ビジネス書などが読み放題になる、いわば「全部入り」です。
マガジンコースはその名の通り、雑誌のみが読み放題になるコースです。それぞれ料金が、ちょっと高いかなーと思います。
読み放題の対象作品が自分にぴったりハマるならいいんですが、正直いまいちな作品ばかりで読む気が起きません。だから結局、有料で本を買わないといけなくなる。ブックパスを使う意味って…?
このへんは好みの問題なので断言はできませんが、もしブックパスを使うのであれば何が読み放題コンテンツなのか、よく確認したほうが良いと思います。
読み放題サービスといはいえ、自分が読みたいと思える本や雑誌がないと意味ないですからね。
「ブックパスの特徴」をdマガジンや楽天マガジンと比較してみよう
ここであらためてブックパスの特徴をご紹介したいと思います。
- ・総合コースとマガジンコースの2つに分かれている
- ・雑誌、書籍、マンガが読み放題
- ・単品購入と読み放題が1つのサービスにまとまってる
- ・読み放題の雑誌は300誌と多い
総合コースとマガジンコースの2つに分かれている
ブックパスは「総合コース」と「マガジンコース」の2つに分かれているのが大きな特徴です。
総合コースは雑誌、書籍、マンガが読み放題になります。マガジンコースは雑誌のみが読み放題です。
他の雑誌定額サービスは基本的に雑誌に特化しているので、コースを選べるのはブックパスならではの特徴と言えるでしょう。
雑誌、書籍、マンガが読み放題
雑誌定額サービスの2強はdマガジンと楽天マガジン
ですが、読めるのはあくまでも雑誌のみです。
ブックパスは雑誌だけでなく、書籍やマンガまで読み放題になります。
先ほど説明した2つのコースのうち「総合コース」を選べば書籍とマンガも読み放題です。
書籍は小説、実用書、ビジネス書など幅広いジャンルが対象です。
雑誌以外にもマンガも書籍も読みたいという人は、ブックパスを選ぶメリットがあるかもしれません。
単品購入と読み放題が1つのサービスにまとまってる
ブックパスは一応、読み放題サービスを標榜していますが、実際には読み放題コンテンツと単品購入コンテンツが混在しています。
つまり、ブックパスは読み放題と単品購入が1つにまとまっているということです。
ですから、「読み放題のつもりで読もうと思ったのに、じつは単品購入が必要なマンガだった」ということが頻繁に起こります。
あらゆる作品を1つのサービスで網羅できるのは良い特徴ですが、有料と無料がごちゃごちゃになっていて使いづらいというのは欠点です。
読み放題の雑誌は300誌と多い
雑誌の読み放題についてですが、ブックパスは300誌が読み放題と公表しています。
この数字はdマガジンの400誌以上、楽天マガジン
の250誌以上を超えています。
そして、ブックパスはブックパス(マガジンコース)なので、dマガジンや楽天マガジンと変わりません。
つまり、読める雑誌数は多いのに、月額料金は安いということです。
ポイントになるのは、どの雑誌が読み放題の対象なのか?ということ。ここをチェックしておかないと、「せっかく契約したのに、読みたい雑誌がなかった…」ということになりかねません。
読み放題の対象となる雑誌は日々変動するので、詳細はブックパスの公式サイトを確認してみてください。
わたし個人の好みで言うと、ブックパスは週刊文春と週刊新潮が読み放題ではないので週刊誌には魅力を感じません。しかし、車関係の雑誌はdマガジンや楽天マガジンよりも充実しています。
このように、結局「自分が読みたい雑誌はあるかどうか?」というのを基準にして選ぶと、失敗は減ると思います。
ブックパスのメリットを強いて言うなら?
最初にお伝えしたとおり、私はブックパスにメリットを感じないのでおすすめしません。
でも、やはりどんなサービスにも良いところはあるはずだし、人には感じ方の差があるはずです。ネットでの評判も決して悪いものだけではありません。
もし私が「ブックパスはどんな人におすすめ?」と聞かれたら、以下のように答えます。
- ・読み放題のラインナップを見て「これ読みたい!」と思える作品が見つかった人
- ・読みたい本とか雑誌にこだわりはないから、目に付いたものを適当に読んでみたい人
わたしはブックパスの読み放題コンテンツを見て、読みたいと思える作品がありませんでした(コミックや小説などで)。
でも、人によってはドンピシャで読みたい作品が見つかるかもしれません。だから、そういう人には当然ブックパスをおすすめします。
あと「自分は特にこだわりがないから、読み放題の本や雑誌をいろいろ読んでみたい」という人は、ブックパスが良いかも知れません。
わたしは読みたい本や雑誌がけっこう明確にある(好き嫌いがある)ほうなので、ブックパスのラインナップはあまり合いませんでした。
ブックパスは初回30日間無料なので、とりあえず試してみてどんな作品が読み放題なのか確認してみるのがおすすめです。
もし合わないと感じたら、すぐに解約すればいいだけなので。
■ ブックパス