ポケットの数が重要?書店員の理想的な制服とエプロンについて考えてみた

ポケットの数が重要?書店員の理想的な制服とエプロンについて考えてみた本屋の知識・雑学

皆さんは仕事中、どんな服装をしていますか?

出版社の営業ならスーツ。編集はやりたい放題。

書店のアルバイトならエプロン。社員は制服。

これがわりとスタンダードな気がしています。

本屋ではたらく人にとって、仕事中の服装はパフォーマンスに大きな影響を与えます。

なぜか?それは売り場で本を並べたり、ダンボールを運んだりと、予想以上に体を動かす仕事だから。

今回はそんな書店員にとっての理想的な服装について考えてみたいと思います。

制服は動きづらい…でもお客さんの印象は◎

本屋の雑誌 (別冊本の雑誌17)』に、こんな記事が載っています。

「先日、私の勤める店で制服を巡り、大きな決定がありました。なんと、女子スタッフの制服が廃止になったんです!(中略)決定を聞いた瞬間は、ここ数年の中で最も清々しい気分だったわ。(P48『女子書店員の理想の制服とは!?』より)」

本屋をまわっているとよくわかるんですが、お店によって書店員の人の服装は様々です。

今は白シャツにエプロンの姿を見かけることが多いでしょうか。

紀伊國屋書店、ジュンク堂書店、丸善、リブロをはじめとする書店チェーンではほとんどが白シャツ+エプロンで統一されています。

その一方で、三省堂書店は制服姿の書店員をよく見かけます。

アルバイトの人は白シャツ+エプロンなんだけど、社員の人は制服を身につけています。

女性の書店員はベストに青or赤系のシャツ、膝丈のタイトスカートという格好。

男性社員はスーツにシャツというシンプルなスタイルです。

最近の「白シャツ+エプロン」ブームからすると、とても新鮮ですね。

制服にするのか、エプロンにするのか。書店においての服装についてはそれぞれ良し悪しがあります。

制服はなによりもまず、印象が良い

まず制服のメリットとして挙げられるのは、何と言ってもそのイメージです。

書店に来るお客さんは制服姿の書店員を見て「良い接客をしてくれそうだ」という印象を持つでしょう。

それに何より、そのイメージを裏切らないようにしようという書店員のモチベーション、ある意味での強制力みたいなものがはたらきます。

制服は高くつく

その一方で、制服はエプロンに比べると圧倒的にコストがかかります。
スカートにベスト、シャツにいたるまで揃えるとなるとけっこうなコストを覚悟しなければなりません。

以前、三省堂書店の方に聞いてみたところ制服は3着で着まわしていると言っていました。
制服は1人1着というわけにもいきませんので、その分を考えても高くつくでしょう。

エプロンは楽チン、でも安っぽいものがある

いまの書店員の人はほとんどがエプロンスタイルかと思います。

私も以前、2つの書店に勤めていましたが、どちらのお店も全員エプロンでした。

エプロンは制服に比べるとコストを安く抑えられます。

ただ、その一方で安っぽい仕上がりになっている書店があることも否定できません。具体的な書店名までは言えませんが…

またエプロンだとどうしても傷んできます。

制服は、その意識の違いからでしょうか。破れたりほつれたりした時に気になるものです。

でも、エプロンは多少擦れたり、ほつれたりしたくらいでは気にしません。

なんなら「この擦れたエプロンを見よ!これが書店員の矜持だ」くらいの表明になると思い込んでしまいます。

ポケットの数が仕事のパフォーマンスに大きく影響する

本記事のタイトルでも表明しているように、書店員にとってポケットの存在は非常に重要です。

まずは何と言ってもペンです。レジでの領収書はもちろんのこと、お客さんからのお問い合わせのときにもペンは活躍します。

エプロンであれば、胸のあたりにペン差しが付いています。

このペン差しの使い方で、その書店員のパフォーマンス能力を推し量ることができます。

詰め込みすぎてもダメ。かといってペンが1本しか差さっていないと、何だか書店員としての薄さを見透かされそうなので避けたいところ。

また、ポケットに入れるメモ帳も重要なアイテムです。メモ帳も書店員によって使うタイプが異なります。

いわゆる文庫サイズの一般的なノートを使う書店員もいれば、RHODIAのメモ帳を使いこなすちょっとオシャレな書店員まで。そのメモ帳の在り方は多種多様。

ツワモノ書店員になると、エプロンのポケットとは別に小さいバッグをウエストや肩にかけたりします。

ハサミからセロテープ、スティックのり、果てはPOPを書くための用紙まで…ドラえもんを彷彿とさせる圧巻の収納力です。

そして、意外と重要なのがゴミの一時保管用ポケットです。

本屋ではたらいていると、荷物の梱包に入っている紙クズや売り場にあるちょっとしたゴミと上手く付き合わないといけません。

もちろん、ゴミと出会うたびにゴミ箱に捨てられれば一番いいのですが、そうもいきません。

効率を考えると、いったんポケットにゴミをしまっておいて、あとでまとめて捨てるのが理想的です。

エプロン派?制服派?

「白シャツ+エプロン」が全盛を迎えた書店員業界。

今後はコストの削減を進める流れから、制服を廃止する書店が増えていくかもしれません。

制服姿でビシッと決めた書店員がいる風景が個人的には好きだったりするので、なんとか保全できないかなぁ考えたりもしています。

制服は賛否両論分かれるところですが、みなさんはいかがでしょうか。

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あゆむ

読書ブロガー。 銀行 → 書店員 → 出版社の仕事を経験後、フリーランスに。2017年、法人化。おすすめの本、読書術、英語学習について発信しています。ビジネス書を読むことが多いです。英会話と洋書多読も継続中。おかげさまで、当ブログ「コトビー」は累計読者数が400万人を突破しました。

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