電子書籍でマンガを読む人が増え続けていますが、それに合わせて出版社も対応をはじめています。
その中で、これは相当大きな流れが生まれそうだなという新サービス「コミックDAYS」をご紹介。
講談社のマンガ雑誌が読み放題になるサービスです。
ヤンマガ、モーニングなど6誌が月額720円で読み放題
「コミックDAYS」は3月1日にリリースされたアプリ(Webブラウザ版もあり)。
月額720円を払えば、講談社のマンガ雑誌6誌が読み放題になります。
最初の1ヶ月は無料で、無料期間終了後は単行本が買えるポイントが毎月200ポイントもらえます。
ですから、実質520円で6誌が読み放題になり、さらに個別のコミックをポイントで買って楽しむことができます。
対象となるのは以下の6誌です。
- ・ヤングマガジン
- ・モーニング
- ・アフタヌーン
- ・イブニング
- ・キス
- ・ビーラブ
これだけの大物雑誌が対象になるとあって、非常に注目度も高く、これからの出版モデルの在り方を変える可能性も秘めています。
無料連載マンガやコミックスの無料試し読みをする場合は、会員登録なしでも利用することができます。
また、通常のコミック作品を購入することもできるので、読みたいマンガに出会える場所としても役に立つはずです。
コミックDAYSのアプリは使いやすい?実際に使ってみた感想
コミックDAYSの本命は、やはりマンガ6誌が読み放題になるところでしょう。
ふだんから気軽に使いたいですから、やはりアプリの使い勝手は気になるところです。
今回はiPhoneとiPadのアプリを実際に使ってみた感想をレビューします。
iPhoneはやっぱりちょっと読みづらい
まずはコミックDAYSのiPhoneアプリについてです。
結論からいうと、マンガを読むにはiPhoneでは画面が小さいです。まあこのあたりは当然といえば当然かもしれません。
アプリの完成度については、シンプルで使いやすく、操作に困ることはありません。
じっくり読むなら、やはりiPadなどのタブレットのほうが良いでしょう。より、紙版のサイズに近いほうが読みやすいのは言うまでもありません。
【次の連載】ボタンが何気に使いやすい
実際に作品の画面を見てみましょう。注目したいのが【次の連載】(前の連載)というボタンです。
このボタンをタップするだけで、いま読んでいる作品から、次の連載作品にスキップすることができます。
単行本でマンガを読むときとは違って、コミック誌はどうしても自分の好みではない作品もあります。
ちょっと読んでみて「この絵は苦手だな」「これはスキップしたいな」と思ったら、【次の連載】ボタンを押すだけで簡単にページを進めることができます。
集英社や小学館もマンガのサブスクリプションに対応する?
集英社には「少年ジャンプ+」、小学館「マンガワン」といったスマホアプリをリリースしています。
「少年ジャンプ+」は1誌に特化しているアプリです。
「マンガワン」は小学館のマンガ作品を横断的に読めるアプリですが、月額課金ではなく個別作品を買うタイプです。
音楽や映画などのサブスクリプションサービス(月額課金)が主流になっていることを考えると、今後マンガも同じ流れを汲む可能性は高いでしょう。
ひとまず、マンガ雑誌のサブスクリプションサービスで先陣を切った講談社を応援したいですね。