本屋に行くと、そこにはたくさんの雑誌が並べられています。
その中でも特に目につくのがやはり「女性ファッション誌」ですよね。
近年では付録付きの雑誌がたくさん発行されるようになり、付録見本を店頭にディズプレイしているお店も多くなっています。
そんな女性ファッション誌、一体どの雑誌がどれくらい売れているのでしょうか。
今回は日本雑誌協会が発表している「印刷部数公表」のデータをもとに、女性ヤングファッション誌の発行部数をランキング形式で紹介したいと思います。
女性ヤングファッション誌の発行部数ランキングBEST10(2013年10月〜12月)
- 第1位 non-no(集英社)38万6667冊
- 第2位 ViVi(講談社)29万6667冊
- 第3位 JELLY(ぶんか社)24万3830冊
- 第4位 CanCam(小学館)17万3334冊
- 第5位 mina(主婦の友社)15万7567冊
- 第6位 Ray(主婦の友社)14万3867冊
- 第7位 JJ(光文社)13万7900冊
- 第8位 Zipper(祥伝社)13万2490冊
- 第9位 mer(学研パブリッシング)11万7433冊
- 第10位 S Cawaii!(主婦の友社)8万5543冊
堂々の第1位は集英社の発行する「non-no」。
発行部数は38万6667冊。第2位のViViと約10万冊の差をつけてのランクインでした。
non-noはカジュアル系のファッションを扱う雑誌です。
ランキングをジャンル・出版社ごとに分析してみる
ランキング全体をファッションジャンル別に分けてみると、以下のようになります。
- ・カジュアル系⇒『non-no』『mina』『mer』(3誌)
- ・コンサバ系⇒『JJ』『CanCam』『ViVi』『Ray』(4誌)
- ・辛口系カジュアル、ギャル系⇒『JELLY』『S Cawaii!』(2誌)
- ・原宿系⇒『Zipper』(1誌)
カジュアル系とコンサバ系が上位を占めているのは相変わらずのトレンドですが、目を引くのが8位にランクインしている『Zipper』です。
いわゆる原宿系の青文字系雑誌と称されるZipperは、ジャンルとしては個性的で男性ウケする洋服を好む人が読者となっています。
この原宿系の雑誌『Zipper』が支持されている理由は、なんといってもきゃりーぱみゅぱみゅさんの存在が大きいでしょう。
彼女が身につける洋服はZipperで紹介されているコーディネートと親和性が高い。
原宿の大きなトレンドを生み出すだけにとどまらず、今や日本のファッションアイコンとなっています。
出版社別に発行部数ランキングを見てみると、5位・6位・10位にランクインしている「主婦の友社」が印象的です。
第5位『mina』はカジュアル系雑誌ですが、現在minaの専属モデルとして活躍している田中美保、矢野未希子などは以前、non-noのモデルとして活躍していました。
対象読者がほぼ同一である点からも、絶対的王者であるnon-noを意識していることがうかがえます。
以上、【女性ファッション誌の発行部数ランキング!(ヤング誌2013年10月〜12月)】でした。
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