富士山マガジンサービス(fujisan.co.jp)といえば、オンラインの雑誌定期購読が有名ですね。
じつは、それ以外にも富士山マガジンサービスには「タダ読み」と呼ばれる雑誌読み放題サービスがあります。
その名のとおり、雑誌が無料で読み放題になるサービスなのですが、実際に使ってみた感想と使った人に評判を調べてみました。
富士山マガジンの「タダ読み」はバックナンバーが読み放題
富士山マガジンのタダ読みで読める雑誌はすべてバックナンバーです。
最新号はすべて購入が必要になるため、バックナンバーは雑誌購入のキッカケにしてもらうために無料で提供していると思われます。
肝心に読めるバックナンバーですが、これは雑誌によってバラバラです。月刊誌だと前年同月の号がバックナンバーになっていることが多いですね。
前号が読めるというわけではないので、さがしてみて読みたい号が見つかれば読むという使い方になると思います。
かなり古いバックナンバーしか読めない雑誌もあるので、富士山マガジンのタダ読みに情報の鮮度を求めるのはナンセンスかもしれません。
2種類の「タダ読み」が紛らわしくてわかりづらい
富士山マガジンのタダ読みには、じつは2種類あります。
- 普通の「タダ読み」
- → 1冊すべてが読める
- ちら見の「タダ読み」
- → 1冊のうち数ページしか読めない
普通の「タダ読み」というのは私が勝手に名付けたのですが、こちらは皆さんが想像されているような「読み放題」です。1冊すべてが読めます。
一方、ちら見の「タダ読み」は、1冊のうち数ページしか読むことができません。いわゆるサンプルですね。
このように、タダ読みにも2種類あるのですが、これがまあわかりづらいこと。
雑誌を検索すると、以下のように上部がタブで分かれているのがわかると思います↓
これはまだ良いのですが、雑誌を開いたときに出てくる「タダ読みオススメ」という表示は普通のタダ読みとちら見のタダ読みが混ざって表示されるので、とてもわかりづらいんです↓
無料で読めると思って開いたのに、結局課金が必要な雑誌だったというパターンは非常にストレスなので、個人的にはかなりマイナスポイントです。
「いやいや、無料で読めるだけありがたいでしょ」と考える人もいると思いますが、富士山マガジンのアプリは検索性と使い勝手が良いとは言えません。
効率を重視するなら月額料金を払ってでもdマガジンや楽天マガジンを使ったほうが絶対に良いと思います。
dマガジンや楽天マガジンは過去3ヶ月〜1年間分のバックナンバーが読めますし、月額料金も安いですからね。

富士山マガジンの「タダ読み」はラインナップが微妙
「タダ読み」は5000冊以上の雑誌が無料で読み放題です。この数字だけ見るとなかなかボリュームがあって良さそうですが、実際には「ちら見」も多く含まれているのが実情です。
つまり、1冊フルで読める雑誌はごくわずかで、実際にはサンプルばかりということなんですよね。
たとえば、以下は雑誌名「mina」で検索したときの画像ですが「タダ読み おすすめ 0件」「タダ読み ちら見 10件」となっているのがわかると思います↓
つまり、あくまでもサンプル数ページしか提供していない雑誌が多いということなんですね。
無料なので文句を言うのもアレかもしれませんが、ちょっと誇大広告というか、消費者を誤認させる表示なんじゃないかと思ってしまいます。
タダ読みのWebサイトを開くと以下のようなヘッダー画像が出てくるんですが、これを見る限りだと5000冊以上が全部読み放題って思っちゃう人が多いと思うんですよね↓
富士山マガジンのキーワード検索は使い方次第でかなり便利
悪いところばかりが目立つかもしれませんが、富士山マガジンの「マガサーチ」という機能は精度が高くて便利です。
マガサーチは、キーワード検索のことなんですが、調べたいキーワードを入れて検索をかけるとそのキーワードが出現する雑誌とテキストがハイライトになって表示されます。
ここでは「石原さとみ」と検索してみましたが、以下のように該当する箇所の文字色が変わり、ページ数まで表示されているのがわかります↓
キーワード検索自体は、dマガジンや楽天マガジンにもあるんですが、該当箇所のテキストを抜き出して表示してくれる機能までは付いてません。
以下はdマガジンで「石原さとみ」とキーワード検索したときの画像ですが、くわしい内容までは表示されていませんね↓
楽天マガジンにいたっては、「石原さとみ」と検索しても何も表示されませんでした↓
富士山マガジンのように該当箇所をハイライトで表示してくれると、実際に雑誌を開かなくても、そのページが自分にとって必要かどうかが一覧でスグにわかるので便利です。
このように、富士山マガジンのマガサーチという機能は特定のキーワードでなにかを調べたいときにはとても役に立つ機能です。
【アプリの評判とレビュー】操作性や読み込みスピードは優れている
富士山マガジンのタダ読みは、ブラウザでも読めますがアプリを使ったほうが操作はラクだと思います。
アプリの操作性はシンプルで使い方に迷うことはないと思います。
雑誌のアプリって読み込みスピードが遅いことが多々あるんですが、富士山マガジンはサクサクとロードされるので読み込みスピードにストレスを感じることはありません(回線が遅いと読み込みも遅いですが)。
アプリの口コミについては、アプリストアの口コミを参考にする人も多いと思います。
わたしはiPhoneを使っていますが、AppleのAppStoreにおける富士山マガジンアプリ「FujisanReader フジサンリーダー」の口コミは総じて低評価です↓
おおむねアプリのインストールや読み込みに関する悪い口コミが目立ちます。
実際にアプリを使ってみるとわかりますが、私の場合は口コミに書いてあるような症状は起きませんでした。
それぞれのスマホ環境によって異なるとは思いますが、現状のアプリは悪い点が改善されていると思われます。
富士山マガジンのタダ読みは無料で試し読みをしたい人におすすめ
富士山マガジンサービスのタダ読みは、あくまでも無料でサンプルを読みたい人におすすめのサービスです。
たしかにバックナンバーも読めるんですが、どの雑誌のバックナンバー1冊丸々が読めるのかがとてもわかりづらいので、使いにくいと思います。
「雑誌を買おうか迷っているけど、中身はどんな感じなんだろう?」という人が、お金をかけずに無料でサンプルを読むというのがおすすめの使い方です。
個人的には「すべての雑誌が1冊丸々読み放題」という状態が確保されていて、ストレスなく雑誌を読めるのが理想なので富士山マガジンサービスのタダ読みは使ってません。
ちなみに、私はいまdマガジンに落ち着いています。月額400円(税別)で500誌以上が読み放題なので、完全に元は取れています。お得すぎです。

あと、対象の書籍と雑誌が読み放題になるKindle Unlimitedも使ってます。使い勝手は以下の記事でレビューしました。
