【洋書初心者におすすめ】GR (Graded Readers)で英語多読をする4つのメリット

【洋書初心者におすすめ】GR (Graded Readers)で英語多読をする3つのメリット Graded Readers(GR・レベル別の洋書)

こんにちは、アユムです。

「思い切って洋書に手を出してみたものの、挫折してしまった」という人は多いと思います。

僕も洋書を読むのに憧れて、分厚いペーパーバックを買ったことがありますが、最初の1ページ目で読むのをやめたことがあります。

原因は単純で、わからない単語や英文法がたくさんあったからです。

ただ、やさしい洋書で多読を続けた結果、ようやく簡単なペーパーバックなら読破できるようになりました。

今日は、僕がかれこれ20冊以上読んできた洋書「GR (Graded Readers)」 で英語多読をするメリットについてご紹介します。

① 辞書を引かなくても読める

GR (Graded Readers)は、その名のとおり読者の英語レベル(グレード)に応じて難易度が分かれている洋書です(Graded = gradeの過去分詞)。

いろいろな出版社から刊行されていますが、英語学習者および洋書初心者に人気があるのは以下の3社です。

  • ・Oxford Bookworms
  • ・Pearson Graded Readers(旧:Penguin Readers)
  • ・ラダーシリーズ

僕はOxford Bookwormsとラダーシリーズを愛読しております。

これらの洋書の最大の特徴は、単語数が制限されていることです。

Oxford BookwormsとPearson Graded Readersは7段階、ラダーシリーズは5段階にレベルが分かれていて、レベルが上がるごとに使用される英単語の数が増えて、文法もむずかしくなっていきます。

たとえばラダーシリーズだと、以下のようにレベルが分かれています。

ラダーシリーズの語彙レベル

出典:ラダーシリーズ公式サイト

  • 【ラダーシリーズの使用語彙】
  • レベル① 1000語
  • レベル② 1300語
  • レベル③ 1600語
  • レベル④ 2000語
  • レベル⑤ 制限なし

ご覧のように、レベルが上がるにつれて使用語彙が増えるのがおわかりいただけると思います。

TOEICや英検のスコアも参照できるあたりも、GRの便利なところですね。

GRを上手く活用すれば、洋書を読んでいるのに辞書を引かなくて済む(引く回数が減る)というメリットがあります。

もちろん、自分のレベルに合ったGRを選んでいるという前提つきですが、辞書を引かずに読めるということは洋書を読むことを純粋に楽しめます(辞書を引きながら本を読むのって苦痛ですよね)。

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② ページ数が少ないから薄くて読破しやすい

GRの特徴として、ページ数が少ないというものがあります。要するに、ものすごい薄い。

特にOxford BookwormsとPearson Graded Readersはかなり薄いです。

たとえば、Oxford Bookwormsの”The Wizard of Oz”(オズの魔法使い)は全部で56ページしかありません。

ラダーシリーズはもう少しページ数が多いですが、それでも一般的な本と比べるとページ数は少なめです。

ページ数が少ないおかげで、読破しやすくなります。つまり、最後まで読み切ることができるので、達成感につながるのです。

本が薄くても「1冊読み切ったぞ!」という自信は、洋書を読む上でとても重要なんですよね。

僕もGRを読みまくって、何冊も通読したことが大きな自信につながっています。

今まで分厚い洋書に手を出して挫折してきた人こそ、薄いGRに挑戦してみるのがおすすめです。

ちなみに、GRで英語多読をした結果、以下のようなペーパーバックを読破できるようになりました。

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③ 自分の英語レベルに合わせて本を選べる

さきほど説明したとおり、GRはレベル別(語彙数)に応じて本が分かれています。

なので、自分の英語レベルに合った本を選べるメリットがあります。

GRがない世界のことを考えてみるとわかりやすいですが、洋書がどれくらいの語彙数なのかなんて読んでみないとわからないですよね。

洋書に限りませんが「わかりやすそうな表紙デザイン」をしているくせに、読んでみたらめちゃくちゃ難しい本っていっぱいあるじゃないですか(仮面をかぶった本)。

和書であればパラパラとページを読んでみるだけで難易度が想像つくんですけど、洋書となるとそうもいかないんですよね。

洋書を効率的に多読するためには、やはりレベルが最初からわかっているGRが便利というわけです。

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④ 物語からノンフィクションまでジャンルが幅広い

洋書を多読するときに、GRではなく幼児向けの絵本や児童書を選ぶのも1つの方法です。

実際、英語多読の方法として、子ども向けの本を推奨している記事もよく見かけます。

僕も子ども向けの洋書を読んだことがあるんですが、たしかに読める。読めるんだけど、内容がつまらないんですよね。読んでても楽しくないんです。

洋書を多読するのであれば、「純粋に読書の時間として楽しくあるべき」というのがモットーなので、幼児向けの本は長続きしませんでした。

その点、GRは扱うジャンルが非常に幅広いので、自分の興味に合ったテーマの本を選ぶことができます。

子ども向けの小説から、大人が読んでも難しく感じるような経済の本まで揃っているんですよね。

記事の最後でおすすめのGRをまとめて紹介しますが、僕が好きだったのはマイケル・ジャクソンやビートルズの伝記です。

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GRのデメリットは値段が高いこと

ここまでGRのメリットを紹介してきましたが、欠点も少なからずあります。

僕が思うGRの最大の欠点は、値段が高いことです。

たとえば、さきほども紹介した”The Wizard of Oz”はページ数が56しかないのに、1冊1,200円もします。高すぎ(笑)

そもそも、GRというのは一般的な本と比べて発行部数が少なめなんです。だから、1冊あたりの単価を高くしないと、商売にならないという事情があります。

そして、GRが他の本とは替えが効かないというのも、値段が高い理由の1つといえるでしょう。

とはいえ、ですよ。

洋書を多読するんだ!とかいってGRを読み始めたはいいものの、何冊も買っていくうちにどんどん財布が苦しくなっていくようでは困りますよね。

GRは何冊も余裕で買えるほど値段が安くない。これは洋書多読をするうえで、足かせになると思います。

GRは中古本を上手く活用しよう

僕はGRを大量に買っていますが、中古の本を買うことも多いです。

特にメルカリやヤフオクには、複数冊セットが安く売りに出ているのでけっこうお得。

たとえば最近の僕のケースでいうと、ラダーシリーズの24冊セットを6,500円くらいでGETしました。

新品のラダーシリーズ1冊の価格が700円くらいなので、半額以下で入手できたことになります。

中古のGRは書き込みが多いので要注意

ただ、1点だけ注意したいのは中古本の書き込みです。

僕は以前、Oxford Bookwormsを20冊ほどまとめ買いしたんですが、そのうちの半分以上に鉛筆で書き込みがありました。

「書き込みアリ」という注意書きを了承したうえでの購入でしたが、他人の書き込みがあるのは想像以上に目障りでしたね。

英語多読に熱心な人ほど書き込みをする傾向があるので、中古本を買うときはよく注意しましょう。

僕が実際に読んで面白いと思ったおすすめのGR

さて、それでは僕が実際に読んで「これは面白かった!」と思うおすすめのGRをご紹介します。

マイケル・ジャクソン・ストーリー

僕がマイケル・ジャクソン好きということで選んだ1冊なんですが、生い立ちから始まり、成功と失敗の両面がちゃんと描かれてて読み応え抜群でした。

ただ、Amazonをみる限り、新刊の発行は終了しているかも?中古本かKindleで買うしかなさそうです。

ビートルズ・ストーリー

こちらもビートルズの伝記です。ビートルズのそれぞれのメンバーの生い立ちから、どのようにして結成に至ったのかがわかりやすく書かれています。

絶頂期のビートルズがいかに凄かったのかが、本書を読むだけでもひしひし伝わってきます。

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イソップ物語

こちらは僕が始めて買った1冊目のGRです。

イソップ物語は「オオカミ少年」とか「ウサギとカメ」などの鉄板ストーリーが掲載されています。

誰でも知っているから親しみがあるし、読みやすい1冊でした。

シャーロック・ホームズ

こちらはシャーロック・ホームズです。

言わずと知れた探偵小説ですが、GRでもシャーロック・ホームズシリーズはかなり人気のようで、何冊も刊行されています。

僕はあまりシャーロック・ホームズが好きではなかったんですが、この作品はトリックが巧妙でよくできているなと思いました。

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A Little Princess

最後は「小公女セーラ」として、日本でも知られている作品です。

作品名だけは知っているけど読んだことがなかったので、洋書を通して知ることができてよかった。

金持ちの家で下っ端として働かされ、ツラい日々を送りながらもそれを乗り越えていくという鉄板のお話で感情移入しまくりです。

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GRで洋書多読をするメリット【おさらい】

  • ① 辞書を引かなくても読める
    ② ページ数が少ないから薄くて読破しやすい
    ③ 自分の英語レベルに合わせて本を選べる
    ④ 物語からノンフィクションまでジャンルが幅広い
    ※ただし、値段が高いのはデメリット
Graded Readers(GR・レベル別の洋書)
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アユム

ライター。書店と出版社での仕事を経験後、本と英語のWebマガジン「コトビー」を運営。2017年より株式会社ミシェルベース代表取締役。現在の目標は1日1冊、洋書を読むこと。1988年、千葉県生まれ。読書量は年間200冊ほど。

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