こんにちは、アユムです。
紙の本の売り上げは落ちていますが、電子書籍の売り上げは伸びています。
そんな中で、さまざまな電子書籍ストアが配信を行っており、「一体どのストアを選べばいいんだろう?」と悩む人も少なくありません。
honto電子書籍ストアは数あるストアのなかでも多くのユーザーが利用している人気の配信プラットフォームです。
口コミと評判をもとに、使い方やメリットについてわかりやすく解説します。
そもそも「honto」ってなに?
hontoは、株式会社トゥ・ディファクトが運営する電子書籍販売サイトです。
【ハイブリッド型総合書店】というコンセプトを掲げていて、
- ・電子書籍ストア
- ・リアル書店(丸善、ジュンク堂、文教堂)
- ・オンライン書店
という3つの販売経路を持っているのが特徴です。
紙の本も買えるし、電子書籍も買える
つまり、紙の本も買えるし、電子書籍も買える。実際に丸善、ジュンク堂、文教堂というリアル店舗も構えているので、お店で直接本を買うこともできます。
国内では、紀伊國屋書店が同じような形態を取っていて「Kinoppy」という電子書籍プラットフォームを持っていながら、リアル書店やオンライン書店としての側面もあります。
hontoは安心して使っても大丈夫?
hontoを運営するトゥ・ディファクトは大日本印刷株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、丸善CHIホールディングス株式会社の3社が株主となっていることからわかるように、強力な経営基盤によって支えられています。
よって、配信停止になったり、サービス終了などによって購入した本が読めなくなるリスクは非常に低いと考えられます。
以前、ヤマダ電機の電子書籍配信サービスが終了して購入済みの本が読めなくなったことでユーザーの不満が爆発するという事件がありましたが、hontoの電子書籍ストアは、おそらくその心配はないでしょう。
はじめて利用するという人も、安心して会員登録して大丈夫かと思います。
hontoの電子書籍の読める端末と動作環境
hontoの電子書籍は、専用端末がありません。つまり、hontoアプリの対応端末であれば、どんな端末本体でもインストール可能です。要するに、スマホがあれば読めます。
AmazonのKindle(キンドル)のような専用端末があるわけではないので、利用しやすいでしょう(Kindleもアプリをインストールできればどの端末でも利用可能)。
言い方を変えれば、hontoはアプリのインストールが必須ということです。パソコンやスマートフォンのブラウザ上で読むことはできません。
Kindleには【Kindle Cloud Reader】というサービスがあり、ブラウザ上でも電子書籍を読むことが可能。このあたりは、アマゾンのKindleに軍配が上がります。
hontoアプリをインストールできる端末は?
hontoアプリをインストールできるのは以下の端末です。
- ・Windowsのパソコン
- ・Macのパソコン
- ・iOS端末
- (iPhone/iPad/iPad mini)
- ・Android端末
- (スマートフォン/タブレット/タブレット大
”アプリ”と聞くとスマートフォン向けを想像しがちですが、Windows・Macのパソコンにもそれぞれビューアーアプリがあります。
パソコンでもアプリのインストールが必要なので、多少面倒ではありますが、使い勝手は良いのでインストールする価値はあると思います(もちろん、スマホでしか読まない人はインストール不要です)。
iOSはiTunes、AndroidはGoogle Playでダウンロード可能です。
hontoアプリは何台まで?制限台数について
アプリを使って読む電子書籍ですから、いろんな端末本体にインストールしておいて場所を選ばず読みたいですよね。
hontoアプリは、合計5台まで登録が可能です。家族で使うことを考えると、この制限台数は残念な印象もありますが、一人で使うなら十分でしょう。
たとえばiPhone、iPadの2台にインストールしておけば「外出先ではiPhone、家ではiPad」という使い分けができます。
honto電子書籍の買い方や支払い方法
hontoアプリをインストールしてしまえば、あとは購入した本を読むだけです。
まず、hontoアプリの使い方についてですが、iOSはAppStore、AndroidはGoogle Playストアから【honto】で検索してダウンロードしてください。
ダウンロード後は新規会員登録をすることになります。自分のメールアドレスとパスワードさえあればスグに会員登録できるので、このあたりは非常に簡単です。
無料会員(というより、会員登録は無料)なので、本を買わない限りお金がかかることはありません。
無料本はあくまでも【お試し版】のみ
ダウンロードしたあとは、自分が欲しい本を購入するだけ。無料本もいくつか用意されていますが、いずれも【おためし版】という位置付けに過ぎません。
【おためし版】のラインナップは毎月変わるようなので、まずはおためし版でhontoの使い心地を試すのもアリでしょう。
おためし版を読んでみて、あまり気に入らないようであればお金は一切かかりません。
hontoの決済方法は?
本の買い方ですが、hontoの電子書籍で残念なのがアプリ内から本が購入できないことです。わざわざhontoのサイトから購入してダウンロードする必要があります。
電子書籍ストアで選べる決済方法は以下のとおりです。
- ・クレジットカード
- ・spモード決済
- ・auかんたん決済
- ・ソフトバンクまとめて支払い
- ・WebMoney
- ・BitCash
- ・リクルートかんたん支払い
支払い方法として、基本的にはクレジット払いや携帯電話キャリアごとの決済を選ぶことになると思います。図書カード、コンビニ払い、電子マネーでの決済はできません。
支払いの選択肢はわりと豊富だと思います。
購入履歴はどうやって確認すればいい?
honto電子書籍ストアで買った本や雑誌などは、購入履歴から確認することができます。
会員登録が完了していると、hontoのウェブサイト右上に【Myページ】が表示されます。ここから、【購入履歴】を確認しましょう。
hontoアプリの使い勝手は良い感じ
さきほど説明したとおり、hontoはアプリをインストールしないと読めません。ですから、アプリの操作方法の良し悪しは使い勝手に大きく影響してきます。
ここではhontoアプリの長所と短所をそれぞれ見ていきましょう。
アプリ内から本の購入ができない
実際に本や雑誌を読むには、ウェブサイトから購入してダウンロードする必要があります。つまり、アプリ内から本を購入することができません。
好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、本を購入するのにわざわざウェブサイトに行かないといけないのは不便です。
Kindleがアプリ内から購入できることを考えると、使い勝手ではやや劣ります。

注釈や線が引ける機能は便利
電子書籍のメリットの1つは、注釈や線引きがカンタンにできることです。マーカー制限もありません。
hontoアプリも多分に漏れず、読んだ箇所をマーカーでチェックしておくことができます。
線を引きたい箇所を長押しするのですが、そのとき該当箇所が拡大表示されるのは親切な機能だと思います。
これまたKindleアプリとの比較になりますが、Kindleにもマーカー機能があります。しかし、拡大してくれないので自分が意図しない箇所をチェックしてしまうこともしばしば。
このあたりの直感性や操作感は、hontoアプリに軍配が上がりそうです。
立ち読みはできる?
hontoの電子書籍は試し読みができます。いわゆる【立ち読み】としてアプリ内では表現されていますが、気になる本は立ち読みしてから購入するといいでしょう。
ただし、すべての本が立ち読みできるわけではなく、対応している商品のみです。
また、下記の画像からもわかるように、立ち読みするにはhontoビューアアプリが必要です。
Kindle、というかアマゾンはアプリ不要(ブラウザのみ)で立ち読みできる【なか見検索】があるので、比較するとhontoの立ち読みは使い勝手が劣ります。
hontoアプリに読み上げ機能はなし
hontoの電子書籍アプリでは、読み上げ機能は付いていません。
ほかの電子書籍でも同様で、読み上げ機能はまだ未搭載のところがほとんどです。
いわゆるオーディオブックは、電子書籍とは別の市場で展開されているのが現状ですが、今後は読み上げ機能が追加される可能性も否定できません。
返品や退会したいときはどうする?
まずhonto電子書籍ストアで購入したアイテムのキャンセルや返品はできません。
ですから、一度購入してしまうとキャンセルや取り消しはできないということです。ちなみに、Kindleは購入してすぐであれば返品やキャンセルができます。
honto会員を退会したいときは、【Myページ】→【アカウント】→【会員情報】→【退会手続き】の流れで手続きをしてください。
【honto vs Kindle】電子書籍ストアの比較
まず、在庫や蔵書数などの品揃えについては、明確に公表された数字がありません。
一般的にはキンドルストアが最有力と見られていますが、hontoの蔵書数も業界最大手レベルなので他の電子書籍ストアと比較しても劣りません。
また、漫画や無料コミック・無料マンガを求めている人はhontoではなく他のマンガアプリを使ったほうが良いでしょう。
期間限定のコミック無料作品などを読むことができますが、正直なところ充実しているとは言えません。
さらにKindleは洋書も充実していますが、hontoでは扱っていません。洋書が読みたい人は迷わずKindleです。
電子書籍ストアやアプリの使い勝手や操作感については、個々人の好き嫌いがあるので一概には言えません。
個人的に、アプリの使い勝手が良いのでわりと気に入っています。


hontoアプリ自体は使いやすい◎
僕の個人的な意見としては、メインで使っているKindleと比較してhontoアプリ自体の使いやすさは大きな魅力だと思います。
しかし、電子書籍が欲しいと思ったときアプリ内からすぐに検索ができないのはちょっと使いづらいですね。
僕はKindleの電子書籍読み放題サービスKindle Unlimitedを使っていることもあって、Kindleがメインの状態が続いています。
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ブクログとの連携があるので読書記録が付けやすい
ブクログとは、読書記録がつけられるサービス(本のSNSみたいなもの)です。
hontoはこのブクログと連携しているため、電子書籍で読んだ内容や学んだことをブクログに記録することができます。
せっかく読んだのに忘れてしまう!という人は、hontoとブクログの連携は便利だと思います。
また、ブクログでは他の読者との交流もできる楽しみも味わえます。
電子書籍ストアのユーザー数を比較してみよう
電子書籍はユーザー数が少ないと品揃えやサービスが充実しません。最悪の場合には、電子書籍ストアの閉鎖によって配信停止に陥る可能性もあります。
MMD研究所の【2016年電子書籍に関する利用実態調査】によれば、利用している電子書籍ストア・アプリは以下のようになっています。
男女ともに「Kindle、楽天kobo、iBooks」が上位となっています。hontoについては、男性が13%の割合となっていて、女性はランク外です。
とはいえ、最初に紹介したようにhontoはかなり大きな資本が入っています。そのため、業績悪化などによる配信停止などの心配はかなり低いのではないかと思います。
hontoポイントがけっこう嬉しい
hontoで本を買うと、100円につき1ポイントが貯まります。
貯まったポイントは電子書籍の購入がもちろん、リアル書店(丸善、ジュンク堂、文教堂)で本を買うときにも使うことができます。
また、ポイント付与率が倍になるキャンペーンなども頻繁におこなっているので、ポイントを貯めたい人も十分に満足できるポイント還元率です。
hontoはクーポンが充実している
hontoは他の電子書籍ストアと比較して、積極的に割引クーポンを発行しています。つまり、それだけお得に安い価格で電子書籍が買えるということです。
特にはじめて新規会員登録する人にはかなりメリットが大きいと思います。
初回限定30%オフクーポンなどを使える場合もあるので、電子書籍を安く買いたい人にhontoはおすすめできます。