今さら『嫌われる勇気』を読んでみた感想。これこそが「人生を変える1冊」という形容にふさわしい

嫌われる勇気を読んだ感想おすすめの和書

こんにちは、あゆむです。

正直、『嫌われる勇気』を読み終わったあとに残ったのは【後悔】でした。

どんな後悔かというと「あの時、この本を読んでいれば、人生ガラリと変わってたのにな」という後悔です。

「俺はベストセラーなんて読まないよ」とカッコつけていた7年前の自分に言ってやりたいです。「いまその本を読めば、生活がガラリと変わるよ」と。

あまり軽々しく「人生が変わる本」という言い方はしたくないのですが、この本はその言葉を使う価値がある1冊です。

営業の仕事で苦しかった毎日

僕はこれまでいろいろな仕事を経験してきましたが、営業の仕事に初めてついたのは25歳の時でした。出版社の営業として書店をまわり、お店に本を置いてもらう仕事です。

本が好きだった僕にとって、毎日いろんな本屋さんを巡れることは幸せそのものでした。

とはいえ、お店に行ったら書店員さんに話をして、自社の本を置いてもらわなければいけないので、楽しいだけの仕事では当然ありません。

初めて営業の仕事やってみて数日が経ち、僕はすぐに気づいてしまいました。自分は人に何かを売り込むのが極端に苦手だったのです。

営業で書店員さんと向き合って話をしているときも、

  • ・忙しいだろうから早く切り上げないと…
  • ・こんな本に興味ないだろうなぁ…
  • ・きっと、この人から好かれることはないだろう…

みたいな感じで、ずっとネガティブなことばかりを考えていました。

要するに、相手の顔色や機嫌ばかりを気にして「とにかく迷惑にならないように」「とにかく嫌われないように」という営業をしていたのです。

言うまでもありませんが、こんな営業をしていては結果も出せませんし、心から仕事を楽しむこともできません。

そんなとき、ちょうど『嫌われる勇気』が発売され、タイトルの意外性(そして、ダイヤモンド社の優れた営業力のおかげ)もあって、すぐベストセラーになりました。

しかし、最初にお伝えしたとおり、そのころの僕は「ベストセラーなんて読まないよ」と意地を張っていたので、『嫌われる勇気』を読まずにスルーしてしまったのです。

いまとなっては、読まなかったことを後悔しています。

”たられば”の話にはなってしまいますが、営業をやっていた頃に『嫌われる勇気』を読んでいれば、もっと前向きに楽しく仕事ができただろうと思います。

嫌われること=自由になること

『嫌われる勇気』というタイトルは、本の内容をズバリひとことで言い表しています。

具体的にいうと「他者から嫌われる勇気を持つことで、人は自由に生きられる」ということです。

それがわかりやすく表現されているのが、本文に書かれた以下の内容です。

他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。

さきほど営業の話をしましたが、「相手から嫌われないような営業の仕事をする」というのは、まさに嫌われる勇気を持てていない状態です。

相手の懐に飛び込んで、ガツガツと営業をかければ相手から嫌われるかもしれません。リスクがあります。

しかし、もしそこで話が膨らんで良好な関係が築ければ、予想を超える大きな受注を得られる可能性もあります。当たり障りのない、嫌われない営業では成し得ない結果を得られるわけです。

つまり「承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり」、大きな成果や満足感は得られないということです。

さらに言うと、傷つかずに生きていくのは不可能であるという現実についても、示唆に富んだ記述があります。

対人関係のなかで傷つかないなど、基本的にありえません。対人関係に踏み出せば大なり小なり傷つくものだし、あなたも他の誰かを傷つけている。アドラーはいいます。「悩みを消し去るには、宇宙のなかにただひとりで生きるしかない」のだと。しかし、そんなことはできないのです。

人と関わる以上、そこには少なからず感情が交差します。大小の差はあれど、傷つけたり傷つけられたりするわけです。

地球上に他の誰も存在しない、完全なる1人になれば傷はつきません。が、そんな状態は存在しません。

ですから、人と関わって生きていく以上は傷つくことからは逃れられないし、傷ついて当然ということです。

この現実を受け入れるだけでも「まあ、傷つくのも当然だし、仕方ないよね」という気持ちになれる気がします。

嫌われない生き方はラク。だが、苦しい

新しいライフスタイルを選んでしまったら、新しい自分になにが起きるかもわからないし、目の前の出来事にどう対処すればいいかもわかりません。未来が見通しづらくなるし、不安だらけの生を送ることになる。

つまり人は、いろいろと不満はあったとしても、「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心なのです。

僕はこの本文を読んで、痛いほど共感しました。

新しいことには挑戦せず、これまでの生活をずっと続けるのはすごくラクなことです。

ここに書いてあるとおり【「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心】だからです。

しかし、そんな人生が楽しいかと問われれば、首をかしげざるをえません。新しいことに挑戦しない人生は刺激もないし、面白くないですよね。

【ラクだけど、刺激的で楽しい】という生活は本質的には存在しません。結局のところ、トレードオフなんだと思います。

  • 同じ生活を続けるのはラクだけど、つまらない
  • or
  • 新しい生活を始めるのはツラいけど、刺激的で楽しい

何も発信せず、黙って生活していれば満足感はゼロです。でも、誰からも嫌われることなく生きられます。

自分のやりたいことをやり、伝えたいことを表現すれば満足感は得られます。ただ、誰かに嫌われるかもしれません。

嫌われる勇気を持つか、持たないか。それは結局、その人がどう生きたいかの問題です。

嫌われる覚悟を持って、生きがいを最大化する人生か。生きがいはあきらめて、嫌われるリスクを最小化する人生か。

この二者択一が不可避であるというのは厳しい現実であり、動かしようのない事実です。

でも、その厳然たる事実を知っておけば、自分の人生の指針になることは間違いないでしょう。

たとえ行動した結果がツラいものであっても「なにか行動を起こせば傷ついて当然なんだ」と思えるだけで、気持ちはずっとラクになるはずです。

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あゆむ

読書&英語学習ブログ【Readgram / リードグラム】を運営。銀行 → 書店員 → 出版社 → フリーランス。2017年、法人化。本のレビューや読み方・選び方、英語勉強法について発信しています。和書だけでなく洋書にも挑戦中。おかげさまで、当ブログは累計読者数が400万人を突破しました。

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