【時間術が身につく洋書】”Make Time”を読んだ感想。時間の使い方が劇的に変化した

4.5
【時間術が身につく洋書】”Make Time”を読んだ感想。時間の使い方が劇的に変化した おすすめの洋書

こんにちは、アユムです。

洋書を選ぶときに、僕が特に重視しているのは「自分が興味を持てる内容かどうか」です。

英語を勉強するという意識が強すぎるとつまらない内容の本を選んでしまいがちなんですよね。

興味がない本を読んでも楽しくないし、英語に対するモチベーションも失われてしまいます。

なので、洋書を選ぶときは自分が好きなジャンルをチェックするようにしています。

僕はビジネス書がわりと好きなんですが、今回読んだ”Make Time”という本は読みやすいし、時間術も身につくし、最高の1冊でした。

個人的には、初めてちゃんと読破できたペーパーバックでもあります。というわけで、”Make TIme”を読んだ感想をご紹介します。

やることを決めて、一点集中するための本


”Make Time”はズバリ、「自分が成し遂げたい”何か”に向けてプランを立て、それを実現するためにどうやって集中力を高めていくか」について書かれています。

こう説明すると、ありがちな自己啓発書(Self-Help)っぽくなってしまうんですが、それを達成するための手段が非常に実践的でわかりやすく紹介されているのが特徴です。

この本は、以下の4つのフェーズに分けて時間術を解説しています。

  • ① HIGHLIGHT
  • ② LASER
  • ③ ENEGIZE
  • ④ REFLECT

 HIGHLIGHT 何を成し遂げたいか決める

まずひとつ目は、自分が人生において(あるいはもっと単純に、生活の中で)なにを成し遂げたいかを決めます。それが “HIGHLIGHT”(ハイライト)です。

どうやってハイライトを決めるか?本書では以下の3つの基準を紹介しています(※日本語の引用は、僕が勝手に和訳したものです。)。

  • ① Urgency (緊急性)
  • What’s the most pressing thing I have to do today?
  • 今日すべき事のなかで、最も急を要するのは何か?
  • ② Satisfaction (充実感)
  • At the end of the day, which Highlight will bring me the most satisfaction?
  • 一日を終えて、自分に最も充実感をもたらすものは何か?
  • ③ Joy (楽しさ)
  • When I reflect on today, what will bring me the most joy?
  • 一日を振り返って、最も楽しいと感じることは何か?

人によってハイライトの決め方は異なります。ここで紹介されている3つすべてを満たすこともあれば、1つだけしか満たさないこともあるでしょう。

その日によってハイライトは変わってきますが、3つの基準うちどれか1つに当てはまることを1日のゴールに設定すればOKということです。

LASER 集中力を高めるために

ハイライトを決めたら、次はそれを達成するために集中力を高める必要があります。

本書では、なにかに集中して入り込む状態のことを“LASER” (レーザー)と呼んでいます。

集中力を高める方法は、裏を返せば「気が散るものを排除する」ということでもありますよね。この本には、余計な情報をシャットアウトする方法がかなり細かく紹介されています。

たとえば、特に実践的なのが「スマホに入っているアプリを最適化する」というものです。

Removing email and other Infinity Pool apps from our phones might be the simplest, most powerful change we’ve made reclaim time and attention.

Eメールや余計なアプリを消去することは、すごくシンプルです。でも、自分の時間や意識を取り戻すために最も効果があります。

Infinity Pool …本書で「時間を浪費するもの」として使われている用語。

ザックリいえば、Facebook、Instagram、Twitterなどの「時間を奪う」アプリをスマホから消去して必要最低限のアプリだけを並べようということです。こんなふうに。

MAKETIMEでスマホアプリを最小限に最適化

スマホをパッと開いたときに、画面にほとんどアプリがない状態にします。こうすることで、無意識に時間を浪費するアプリを立ち上げることがなくなり、本書でいうところの”LASER”状態に入りやすくなるわけです。

ENEGIZE 生活習慣を変える

目標を決めて、集中力を高める方法をマスターしても結局のところ「体」がついてこなければ意味がありません。

“ENEGIZE”のページでは、睡眠・食事・運動の観点からゴールを達成できるカラダづくりについて解説されています。

僕がこの本で特に面白いと思ったのは、食事についてです。なかでも”Central Park Your Plate”と”Go on the Dark Chocolate Plan”が印象的でした。

66. Central Park Your Plate

One simple technique to keep meals light and energizing is to put salad on you plate first, then add everything else around it. It’s just like Central Park in New York City.

食事の量を減らして活力を得るシンプルなテクニックが、最初にサラダをお皿の真ん中に盛り付けて、そのまわりに残りの料理を盛り付けるというものです。まさしく、ニューヨークのセントラルパークのように。

これってバイキングとかに行ってご飯を食べるときを思い浮かべるとわかりやすいと思います。食べ放題のお店とかに行くと、どうしても肉とか脂っこいものを先に盛り付けちゃうんですよね。

でも、最初に野菜とかサラダをドッサリ盛り付けてしまえば、体に良くないものを減らすことができる。面白い考え方だと思いますし、誰にでも実践できますよね。

69. Go on the Dark chocolate Plan

Many studies suggest that dark chocolate even has health benefits. And because it’s rich and delicious, you won’t have to eat as much to satisfy you craving.

多くの研究がダークチョコレートの健康効果を支持しています。ダークチョコレートはコクがあって美味しいので、欲求を満たすために食べ過ぎる必要もありません。

僕はヒマさえあれば甘いお菓子を食べてしまう人間でして、食べたあとに必ず後悔しています。気持ち悪くなるし、パフォーマンス下がるし。

でもダークチョコレートなら食べ過ぎる心配もないんですよね。特に「カカオ70%」とかを選べば、砂糖も少なめなので体にもやさしい。

というわけで、僕は早速スーパーに行ってダークチョコレートを買ってきました。森永製菓の「カレ・ド・ショコラ」が最高に美味しいのでおすすめ。ちょっと高いけど。

REFLECT やってきたことを振り返る時間

目標を決めて、集中力を高め、生活習慣を変えた結果、自分にどんな変化が起きているかをチェックする必要があります。それが“REFLECT”(振り返り)です。

Take Notes to Track Your Results(and Keep You Honest)

Collecting the data is super easy. Every day you’ll reflect on whether you made time for your Highlight and how well you were able to focus on it.

データを集めるのはすごく簡単です。毎日、ハイライトのための時間を取れたかどうか、どれくらい集中できたかを振り返ります。

振り返りのために最も良いのが、記録を付けること。1日を振り返って、何ができたか、何ができなかったかをノートに記録していきます。

非常にシンプルですが、できたところはそのまま継続すればいいし、できなかったことは何かを改善してできるように方向転換をすれば良い。

自分がどんな状態かを可視化するためにノートを付けるわけです。

いわば日記に近いんですが、日々の克明な記録ってあとで振り返ると意外と役に立ったりするので、ぜひ実践したいところ。問題は毎日続くかどうかですね…僕は挫折しやすいので。

見出しが多くて読みやすい。イラストも豊富な洋書

見出しが多いと洋書は読みやすい!

この本は、見出しとイラストが非常に多いのでめちゃくちゃ読みやすいです。

文字ばかりの洋書は休むポイントがないから、読んでてすぐ疲れちゃうんですよね。特に洋書を始めたばかりの人は。

やはりアクセントとなる見出しがあったほうが小休止しつつ読めるので、ツラくない。

洋書を選ぶときはパラパラめくってみて、どれくらい見出しがあるかをチェックしたほうがいいですね。

知識があるから、スラスラ読めたんだと思う

この本は僕が初めてちゃんと読破できたペーパーバックなんですけど、なぜ通読できたのかいろいろ自分なりに考えてみました。

それで思ったのは、僕はビジネス書(和書)をわりとこれまで読んできて、時間術に対する知識がそれなりにあったんですね。

だから、わからない単語が出てきても予備知識で補完できたのが大きかったと思います。

つまり、洋書をちゃんと通読したいなら、自分がある程度知っているジャンルや得意な分野の本を読んだほうが良いということです。

「洋書を読んで未知の知識を身につけるぞ!」という意識も大切ですが、洋書初心者のうちは知っている内容の本を読んだほうが挫折が少ないです、やっぱり。

一つ注意したいのは、初めて洋書を読む人がいきなり”MAKE TIME”を読んでもおそらく挫折します。

この本をおすすめしたいのは、

  • ・ビジネス書に興味がある
  • ・GR(レベル別の洋書)を何冊も読んだので次のステップに行きたい

という人です。

僕も英語をそこそこ勉強してきたからこそ読めたと思っているので。GRもけっこう読んだし(GRって何?という人は、この記事を読んでみてください)。

ですから、この本は「そこそこ英語を多読してきたから、いよいよ”本物”のペーパーバックを読んでみたい!」という人におすすめしたいです。ちなみに本書は『時間術大全』というタイトルで日本語でも出版されてます。

  • 【英語のわかりやすさ】4.0
  • 【内容のおもしろさ】4.0
  • 【おすすめ度】4.5
おすすめの洋書 ビジネス書
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アユム

ライター。書店と出版社での仕事を経験後、本と英語のWebマガジン「コトビー」を運営。2017年より株式会社ミシェルベース代表取締役。1988年、千葉県生まれ。読書量は年間200冊ほど。ビジネス書が好きです。

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