本に興味がない人でも、おそらく梶井基次郎の『檸檬』はタイトルくらいなら知っているはず。
そんな『檸檬』にまつわるエピソードで有名になった丸善京都店が、このたびグランドオープンします。
檸檬グッズがもらえたり、本当のレモンが近くのお店で買えたりと、当日はレモン祭りの予感しかしません。
丸善京都本店がオープンします!
株式会社丸善ジュンク堂書店は、京都地区最大級の売り場面積(約1,000坪)、蔵書数(約100万冊)を誇るカフェ併設の大型書店「丸善 京都本店」を2015年8月21日(金)、京都BALの地下1階と地下2階にグランドオープンします。(中略)京都における丸善は、1872年(明治5年)に「京都支店(丸屋善吉店)」として開設され、その後一度閉店した後、1907年(明治40年)に三条通麩屋町に再開設されました。梶井基次郎の小説『檸檬』の舞台となったのは、この麩屋町の丸善です。その後、1940年(昭和15年)に河原町通蛸薬師へ移転し、2005年に閉店。閉店時には、閉店を惜しむ来店客が本の上にレモンを置く様子が話題になりました。
2005年に閉店した京都河原町店から、10年の時を経て京都に丸善が帰ってきます。
「京都本店」という店舗名からもわかるように、丸善の基幹店としての意味合いがあります。
約1000坪の売り場面積と、100万冊の蔵書数というあたりに気合いが感じられますね。
記憶があいまいですが、一乗寺の恵文社にもレモンが飾ってあったような。
京都の本屋には梶井基次郎の『檸檬』がそれだけ根付いているということかもしれません。
丸善と『檸檬』のエピソードってなに?
みなさんは梶井基次郎の『檸檬』を読んだことがありますか?
じつは作中に、京都の丸善(正確には麩屋町時代の丸善)が登場しているのです。
当時はほとんど話題にならなかったそうですが、梶井基次郎の死後に話題となり、いつしか「檸檬の丸善」とまで呼ばれるようになりました。
先着でもらえる『檸檬』グッズがアツい!
今回の丸善京都本店のオープンは、とにかく「『檸檬』推し」であることがよくわかります。
その理由はプレスリリースに躍る『檸檬』という文字の多さにもあるのですが、それ以上に注目したいのが先着でもらえる『檸檬』グッズです。
税込1,000円以上の購入者先着1,500名に丸善 京都本店オリジナル文具のどれか1点(お選びいただけません)を、税込2,000円以上の購入者先着10,000名に丸善 京都本店オリジナル「檸檬ノヲト」をプレゼントします。
いったいどんなオリジナル文具がもらえるんだ?
と気になっていました。
実際に、こんな感じのグッズがもらえるみたいです。
これは…!ちょっと、いやかなり良い感じのグッズの予感!
いかに檸檬推しなのかがよくわかるグッズの数々です。
正直、本屋でもらえるノベルティってガッカリなことが多いのですが、これは期待できそうです。
しかも文具は1000円以上買えばいいわけなので、あっと言う間に無くなってしまいそうですね。
おそらく、8月21日(金)のオープンはお祭り状態になるのではないでしょうか。
いまから楽しみです。早く行きたい…。