こんにちは、アユム [ @kot_book ] です。
僕は大学3年生の頃から本格的に読書をはじめました。プロフィールでもくわしく書いていますが、本屋でアルバイトをしたことがキッカケです。
それから約10年が経ちますが、あらためて「読書って本当に必要なのか?」と、突然思ったんですよね。
というわけで今回は、僕が思う「読書の必要性」と「こういう人は、本なんか読まなくていいのかも?」と思うポイントをご紹介します。
読書が必要なのは、得られる効果が大きいから
読書の必要性については、本を読むことで得られる効果を考えると自ずと結論は決まってきます。
つまり、「読書にはさまざまな良い効果があるから、本は読むべき」ということです。
読書の効果については、「読書の効果は凄まじい!本を読むと得られるメリット10選」でも紹介していますが、以下のとおりです。
- ①いろいろな話題に対応できるようになる
- ②国語力や語彙力がアップする
- ③文章を書く力が身につく
- ④偉人の考え方や言葉に触れることができる
- ⑤コミュニケーション力がアップする
- ⑥仕事や勉強で成果を上げられるようになる
- ⑦小説やマンガで非日常を体感できる
- ⑧想像力が高まる
- ⑨ストレス解消になる
- ⑩電車などの移動時間を有効活用できる
どんな本を、どのように読むかによっても得られる効果は変わってきます。
大事なのは「読書をすることで、何を得たいか?」を考えるとことだと思います。
わかりやすい言葉でいえば目的意識です。
本を読むとき、ほとんどの人は読書の目的を考えてないと思います。厳密にいえば、無意識レベルでしか本を読む目的を認識していないということです。
たとえば「世界史のことが知りたい」と思って歴史の本を手に取るときも、おそらく無意識的に本を探し、読書をしているはずです。
もちろんそれだけでもいいのですが、そこから一歩進んで「自分はこの本を読んで好きな歴史上の人物を見つけるぞ」という目的意識を持つだけでも、読書から得られる効果は倍増するでしょう。
歴史上の人物を探そうとすれば、当然歴史の流れもストーリーとして理解することになるからです。
さらにいうと、目的意識を持って本を探すと本選びの精度も上がるため、読書から得られる満足感も大きくなるでしょう。
このように、どんな目的で本を読むか?を意識するだけで、読書の効果は大きく変化します。
「読書って必要だよね」と思っている人は、大なり小なり、読書から良い効果を得ています。

正直、読書にはマイナスポイントもあります
読書が好きだからといって、あまりアツくなりすぎると公平な意見をお伝えできなくなってしまいます。
というわけで、読書をすることで発生するマイナスポイントについても見ておきましょう。
- ① お金がかかる(書籍代、雑誌代)
- ② 肩こり、腰痛、腕の痛み、眼精疲労が起こる
- ③ 良い本が見つからないと、意外とストレス
① お金がかかる(書籍代、雑誌代)
読書をするということは、本を手に入れる必要があるので当然お金がかかります。
読む本にもよりますが、ハードカバーやマイナーな本は値段が高いのでそれだけ費用負担も増大します。
買った本が気に入ればいいですが、失敗したときのダメージはそこそこ大きいです。
ただ、読書の費用負担を軽減する方法はありますので、お金の問題はおおむね解消できます。
- 【無料 or 安い費用で読書をする方法】
- ・図書館で借りる
- ・友達に借りる
- ・読み放題サービスを使う
友達に本を借りるのは抵抗感があるかもしれませんが、図書館であれば堂々と借りることができます(本の汚れ等はちょっと気になりますが)。
僕はAmazonのKindle Unlimitedやdマガジンという本の読み放題サービスを使っているので、かなりお得に読書をしています。
少ない費用で大量の本を読む方法については、以下の記事でくわしく解説しました。

② 肩こり、腰痛、腕の痛み、眼精疲労が起こる
読書は基本的に座った状態なので、同じ姿勢をキープすることになります。
それによって、肩こり、腰痛、腕の痛み、眼精疲労が起きやすくなります。
もちろん個人差はありますが、僕の場合、1時間も読書をすれば肩も腰もすっかり疲労困憊です。
こうした体の痛みは、読書をするうえでは避けられないと思います。
ただ、アイデア次第でこうした痛みは軽減できるし、人によっては一切痛みを感じなくなる可能性もあるでしょう。
具体的には、
- ・読書は15〜30分ごとに中断して、ストレッチをする
- ・自分に合ったチェア、座布団を用意する
- ・自然な目線の高さをキープできる読書台を買う
といった方法です。
基本的には読書アイテムに頼ることで解消できることが多く、実際のところ僕も読書アイテムはかなり活用しています。
読書疲れを防ぐ方法や、くわしいアイテムは以下の記事で解説しました。

③ 良い本が見つからないと、意外とストレス
あまり意識されないポイントなんですが、本を探すのって意外とストレスが溜まるんですよね。
僕は本屋に行くのも好きだし、Amazonで本を探す時間が大好きです。
でも、時間をかけて本を探すのってけっこう疲れるし、良い本が見つからないとテンションが下がります。
僕は一度本屋に行くと平気で2〜3時間は滞在するんですが、それだけ時間をかけたのもかかわらず1冊も買わずに帰るときもあります。
そういうときはさすがに「あー、俺はなにをやっているんだろう」と虚しくなるときもあるんですよね(笑)
本を探すのは楽しいけど、見つからないとドッと疲れる。
読書の必要性を語る上で直接は関係ないポイントかもしれませんが、厳然たる事実かなと。
とはいえ、これらのマイナスポイントはいずれも工夫次第で解消できるので、読書の必要性を低くたらしめることにはならないかなと思います。

こんな人は、読書する必要ないかも
基本的に、僕は読書が好きなので多くの人にもおすすめしたいと思っています。
ただ、客観的に考えると、必ずしも「絶対読書したほうがいいよ!」とは言えません。
なぜなら、人によっては読書が不要というケースがあると思うからです。
具体的には、以下のような人は読書が不要だと思います(もちろん、読書するに越したことはありませんが)。
- ・社交性が抜群で、人の話を聞いて学べる人
- ・自分で行動し、見聞きしたものを糧とできる人
どちらも似たような感じですが、ようするに「自分で行動をして、そこから学べる人」は読書をしないでも十分に良い経験が得られると思います。
皆さんのまわりにも、誰からも好かれる人が一人はいると思います。先輩からも後輩からも好かれるような人です。
そういう人のまわりには、多くの情報や知識が集まりますし、好かれる人の多くは聞き上手です。
となれば、読書をしなくても人から得た情報だけで十分学ぶことができるでしょう。
だから、そういう人が「読書しなきゃ」という強迫観念にかられる必要はないと思います。
必要性を考えるよりも、まずは読書をしてみるべき
ちょっと本末転倒な話になってしまいますが、「読書って必要なの?」と疑問に思ってアレコレ調べるよりは、とりあえず読書をしてみることをおすすめします。
どの本を読むか(自分に合う本に出会えるか)によって、必要 or 不要の意見は大きく変わると思いますので、まずは自分が「コレ楽しい!」と思える本を見つけるとこから始めましょう。
そして、読書を始めるリスクは劇的に低いです。さきほど紹介したようにお金をかけずに本を読むこともできます。
なにより、つまらないと思ったらスグにやめられるのが読書の良いところでもあります。いやなことを無理に続ける必要もありません。
客観的な意見も大事ですが、結局のところ自分自身が読書を体感してみて「読書ってやっぱり必要だよね」と思えるのがベストですし、「自分には読書は不要だな」と思えるのであれば、それはそれで素晴らしい発見だと思います。
