先日、新橋の本屋巡りをしてきました。
実際に訪問してみて、営業を続ける本屋さんをあらためて応援したい気持ちになりました。
新橋駅から歩いて行ける本屋さんを紹介します。新橋最大の本屋、朝早い or 夜遅くまでやってる本屋も取り上げました。
①お手本ともいえる街の本屋さん「トミタブックス」
立地的には大通りからひとつ入った道沿いで、こじんまりとしています。
いわゆる街の本屋という佇まいで、店内は1階と2階で分かれています。店舗面積は100㎡です。
1階は雑誌、ビジネス書、実用書、文芸書があります。2階は文庫本がメインです。
わたしが行ったときは店内にお客さんはゼロ。正直、経営が心配になるほど静寂に包まれていました。
創業は昭和38年ですから非常に歴史が長いですね。こういう本屋こそ、本好きが守るべき場所なんだなと痛感させられる本屋です。
JR新橋駅から徒歩6分でビジネス街のはずれに位置しています。地下鉄だと御成門駅徒歩5分、内幸町駅徒歩6分です。
- ■ トミタブックス
- 東京都港区新橋4-30-5
- 03-3431-0112
- 営業時間:午前9時~午後7時30分
- 土曜のみ午前9時~午後1時00分
- 日・祝日定休
- JR新橋駅から徒歩6分
②早朝&深夜も営業するスタバ併設の本屋「TSUTAYA 新橋店」
スターバックスコーヒーが併設されているTSUTAYAです。
お店に入るとスタバの座席がズラリと並んでいて、忙しそうなビジネスパーソンがしばしの休息といった感じでくつろいでいます。
本が売られているスペースはスタバの奥で、個人的な感想としては変わったレイアウトの本屋だなと思いました。
扱っているジャンルは幅広く、ひととおりの売れ筋をしっかりと陳列している印象でした。立地的にビジネス書やビジネス雑誌がやや多かったですね。
正直なところ、店内がけっこう慌ただしいので、スタバといえどゆっくり本を読んでくつろぐ感じではありません。ちょっとしたスキマ時間に活用するのにちょうどいいと思います。
新橋エリアにある本屋のなかでは最も開店時間が早く、朝7時からオープンしています。スタバもあるので、通勤前に立ち寄るのにちょうどいいですね。
また、深夜23時まで営業しているというのも、新橋エリアでは最長の営業時間です。
- ■ TSUTAYA 新橋店
- 東京都港区新橋4-11-1 A-PLACE新橋
- 03-5777-0651
- 営業時間:07:00~23:00
- 不定休
- JR新橋駅から徒歩4分
③文房具メインの本屋さん「新橋書店」
”書店”という名前はついていますが、お店の規模がかなり小さいので本の品揃えは期待しないほうがいいかもしれません。
店頭には文房具が並べられており、付近の会社には重宝されていそうな雰囲気です。
わざわざ足を運ぶ本屋というよりは、近所にあったら助かる文房具屋さんといったほうが正確かもしれません。
お店のなかは正直かなりゴチャゴチャしていてかなり見にくいのですが、個人的にはジャングル感がけっこう好きです。
最近あまり見られないタイプの本屋さんなので、珍しさという意味ではおすすめできます。
- ■ 新橋書店
- 東京都港区西新橋1-16-4
- 03-6205-4497
- 営業時間:月~金 9:00~19:00
- 土 13:00~16:00
- 日曜・祝日休み
- JR新橋駅徒歩5分、都営三田線内幸町駅徒歩1分
④ビジネスパーソンが愛する本屋「虎ノ門書房 本店」
新橋でバリバリ働くビジネスパーソンにとっては、かなり頼りになる本屋なんじゃないかと思います。
お店に行ったのがちょうど12時過ぎの昼休みだったのですが、店内はスーツを着た人で溢れてました。
お店入ってすぐの一等地には売れ筋が並び、ビジネス街らしくビジネス雑誌がレジ前のいい場所に展開されていました。
2階は語学書やビジネス書があり、1階に比べると人は減るものの、それでも多くの人でにぎわっていました。
外堀通り沿いで、交差点に近いという立地もあって、かなり集客力の高いお店だと思います。
新橋にある本屋のなかでは、次に紹介するジュンク堂書店と並べる大型店です。
ちなみに虎ノ門書房は新橋の本店のほかに、田町店もあります。
- ■ 虎ノ門書房 本店
- 東京都港区虎ノ門1-4-5文芸ビル
- 03-3502-3461
- 営業時間:平日9:30~20:00
- 土曜日9:30~16:00
- 日曜・祭日休み
- JR新橋駅徒歩10分、虎ノ門駅徒歩1分
⑤新橋では最大規模の本屋「ジュンク堂書店プレスセンター店」
ジュンク堂書店といえば背の高い書棚と圧倒的な陳列で、図書館さながらの在庫量を誇る本屋として知られています。
しかし、ジュンク堂書店プレスセンター店は規模が小さく、迷うこともなくすんなり一周できる本屋です。
とはいえ、新橋エリアにおいては大型店といえる品揃えです。ふつうの本屋の規模に比べれば十分に大きいのですが、「ジュンク = 大きい」というイメージを持つ人にとっては小さく感じるじかもしれません。
ちなみに、「ジュンク堂に住んでみるツアー」として本屋に泊まれる企画が実施されたのが、このプレスセンター店です。

なお、店名にもなっているプレスセンターとは、日本プレスセンタービルのことを指しています。日本プレスセンタービルには日本記者クラブや日本新聞協会などが入居していて、報道機関の拠点ともいえる場所です。
- ■ ジュンク堂書店プレスセンター店
- 東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル1階
- 03-3502-2600
- 営業時間:11:00~19:00
- 土日、祝日休み
- JR新橋駅徒歩15分、内幸町駅徒歩1分、霞ヶ関駅徒歩1分
⑥超高層ビルの地下にある「リブロ 汐留シオサイト店」
新橋駅から徒歩3分の超高層タワーのなかに、リブロ 汐留シオサイト店はあります。
リブロは汐留シティセンターという都心でもなかなか少ない、回転ドアが付いたビルに入居しています。
お店のサイズは小規模で、一見すると大きな独自性は見られない本屋です。でもよく棚を見てみると、1つだけ特徴と呼べそうなものを発見しました。
それが、明らかに不自然なほど大きく展開されている「広告の本」に関するコーナーです。
店舗面積に対して、あきらかに大きくとられた広告の本コーナー。どう考えても不自然です。
じつは汐留シティセンターのすぐ近くには、あの広告最大手・電通の本社ビルがあります。おそらくは、電通社員やそこを訪れるビジネスパーソンを意識しての書棚づくりをしているのだと思われます。
朝8時からやっているので、通勤前に本屋に立ち寄りたい人にとっては重宝するお店ですね。
- ■ リブロ 汐留シオサイト店
- 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンターB2F
- 03-3569-2500/li>
- 営業時間:平日8:00~21:30
- 土日祝11:00~20:00
- JR新橋駅汐留口より徒歩3分、都営大江戸線汐留駅より徒歩3分
新橋の本屋はビジネスパーソンにとって使い勝手が良い
正直なところ、わざわざ遠方から足を運ぶ意義があるほど特徴を持った本屋はありません。
新橋という土地柄、やはりどの本屋もビジネスにまつわる本を多く取り扱っています。
そのせいもあって、個性という個性はありません。でも、ビジネスパーソンにとっては非常に使い勝手の良い本屋が揃っています。
ちなみに、土日祝日は営業時間を短縮していたり、定休日になっている本屋が多いので注意が必要です。
立地で本の品揃えも大きく変わるという、当たり前のことをあらためて認識させられる本屋巡りでした。