こんにちは、アユム [ @kot_book ] です。
あとで本を読み返したり、読書ノートを書くときに大事なことがあります。
それは「自分にとってどこが重要な箇所だったか?」がわかることです。
本を読んでいて重要だと思っても、読み終えた頃には忘れていることがほとんどです。
せっかく読書するのであれば「自分の引っかかったページ」をしっかり残しておきたいところ。
そこで役に立つのが、付箋(ふせん)です。今回は100円ショップで買える付箋を使った読書術をご紹介します。
僕が本に付箋を貼る理由
「どっちで読む?電子書籍と紙の本を上手に使い分けるコツ」でも取り上げましたが、僕はビジネス書を読むときには付箋(ポストイット)を貼っています。
本を読んで「これは使える!」とか「これなんだよなぁ」という気付きがあったらスグに付箋。
すぐに目印をつけておかないと、読んだすぐあとに忘れていることがあるからです。
みなさんはどうでしょうか?読んだ本をどれくらい覚えていますか?読んだ内容を、どれくらい実生活に生かせているでしょうか?
僕は、さきほど説明したとおりスグに忘れてしまうタイプです。
そのため、目印をつけて「振り返りやすい」状態へと、本を作っていきます。
つまり、読書をしながら「本を自分仕様の1冊に作り上げる」というイメージです。
1冊読み終えたあとには、付箋の数だけ、気づきが軌跡として残ります。
「そういえば、あの言葉ってドコに載ってたかな?」と思ったときは、すぐに本をパラパラめくるわけです。
そうすれば、本を読んで気になった場所、心に響いたページをすぐに見つけることができます。
(※余談ですが「ポストイット」って3M(スリーエム)社の商標なんですね)
付箋をつけない読書は時間のムダ?
もし付箋をつけないで本を読むとどうなるでしょうか?
付箋なしの読書では以下のようなデメリットが発生します。
- ・あとで検索するときに不便
- ・能動的な読書ができない
あとで本を検索するときに不便
つまらない本であれば振り返ることもないので付箋なしでも問題ないでしょうが、自分が面白いと感じた本であれば話は別です。
付箋をつけることで、気になったページや行をその都度チェックすることができます。
付箋が無いと、せっかく良いと感じた箇所を振り返りにくくなります。
厳しい言い方になりますが、読んだことを生かせない読書は「ただのムダな時間」を過ごしたことにしかなりません。
付箋を貼れば、読んだ内容を全部覚えておく必要がありません。
記憶を捨てながら読書ができるので、1行1行が新鮮に頭のなかに入ってきます。
能動的な読書ができない
付箋を貼りながら本を読むと、意識的に自分が気になる言葉をさがすようになります。
つまり、自分のなかで「能動的な取捨選択」が起こるわけです。
読んでみて「付箋を貼るに値する!」と感じた箇所はまちがいなく大切にすべきです。
反対に、「付箋を貼ろうと思えない」と流しているところは自分にとって不要です。
こうした意識を持って読書ができるのは、ふせん読書の大きなメリットといえるでしょう。
付箋がないと、どうしても漫然と読みがちですので気をつけたいところです。

100円ショップ「ダイソー」のふせんが劇的にオススメ
本来であれば「付箋ならテキトーに買えるやつで平気だよー」と敷居を低くしたいところですが、100円ショップ「ダイソー」の付箋がおすすめです。
「フィルムふせん ポップアップ・スリム(G-99 195)」という品番の商品です。
このカラフルな付箋、見た目はもちろんですが、使い勝手も非常に優れているのです。
なぜこの付箋でなければいけないのか?なぜこの付箋を推すのか?
その理由は大きく分けて3つあります。
- ① 超安い
- ② 携帯しやすい
- ③ 1行ごとにマーキングできる
大量に使う付箋は「安さ」が非常に重要
言うまでもなく、100円ショップなので100円で買えます。
スリーエムなどの一流文具メーカーでもポストイットは発売していますが、ハッキリ言ってダイソーの付箋で十分です。
というより、読書効率における費用対効果では確実に上を行くと思っています。
このダイソーの付箋は180枚入りなので、おおむね5〜10冊分の付箋読書に耐えることが出来ます。
今回紹介している付箋読書のやり方は、付箋を大量に使うので「安さ」が求められます。よって、100円ショップの付箋が理想というわけです。
外出先でも付箋が貼れる「携帯性」
カラフルな見た目が、人を引き付ける付箋。しかし、じつは見た目だけではなく、持ち運びにも便利な機能があります。
それは、付箋ケースのウラが両面テープになっているということ。ブックカバーのソデに貼るようにすると外出先でも気兼ねなく付箋読書ができるというわけです。
付箋を本と一緒にしておけば、付箋をわざわざ持ち歩く手間も取り出す手間も省けます。非常にスマートに付箋読書ができるのです。
付箋が細いから、1行ずつマーキングできる
ここまで2つの理由であれば、ほかの付箋でも代用できるかもしれません。
僕がこの付箋を特に気に入っている最大の理由は「細さ」にあります。
この付箋、写真を見てもらえばわかりますが、非常に細い。相当スリムです。
なぜ細いといいのでしょうか?
その理由は「1行ごとにマーキングしやすい」ことにあります。
僕はページ全体というよりは、気になった行を付箋で狙い撃ちにしています。
こうすることで、読み返したときに、目的の文章にスグにたどり着けるわけです。
また、付箋が透明なので文章を隠すことなく貼れるのも大きな魅力。
でも正直、改善してほしいところもある…
「同じような付箋ならドコにでも売ってるのでは?」という声もありそうですが、僕が調べた限りでは【安さ、細さ、質】のすべてを兼ね備えた付箋は他に売ってませんでした(けっこういろいろな店舗を見て回りましたが)。
ダイソーの付箋はそれだけ読書に最適というわけです。
本当であれば絶賛の嵐で終えたいところなのですが、じつは改善してほしいところもあります。
- ・両面テープの粘着力が弱い
- ・付箋の表面がベタついていることがある
- ・在庫量が少なすぎる
両面テープの粘着力はあまり強くないので、剥がれることがあります。これは出先など不安定な場所で付箋読書をするときに不便です。
ケースごと剥がれるので、予期せぬ場所で落とす心配があるのです。
また、付箋の表面がベタついていることがあるので、ページに貼って本を閉じると開きにくくなることがあります。
あと、単純に在庫量が少なすぎます。わりと大きなダイソーじゃないと扱っていないこともありますし、置いてあっても残り数個、なんてことも。
そもそも、ダイソーで商品が入れ替わってしまえば、入手不可になる可能性もあります。
大量購入してストックしたいくらいなので、在庫量が増えることを祈るばかりです。
付箋読書で余計なメモリーを節約しよう
付箋読書の魅力は、なんといっても「忘れられること」です。
もちろん覚えていることに越したことはないのですが、本の内容をすべて覚えるのは不可能です。
だから、気になった箇所には付箋を貼るわけです。
忘れながら読書をすると、脳内メモリーを一定に保てるので入ってくる情報が新鮮に感じられ、スッキリと本が読めます。
ぜひみなさんも付箋読書を試してみてください。