【過去最高】TSUTAYAの2018年書籍・雑誌販売額が1330億円を記録

【過去最高】TSUTAYAの2018年書籍・雑誌販売額が1330億円を記録 書店業界ニュース
画像:store.tsite.jp

本屋がどんどん潰れているなかで、TSUTAYAの快進撃が止まりません。

流通ニュースによれば、TSUTAYAの2018年書籍・雑誌販売額が過去最高の1330億円だったとのこと。

どうやらTSUTAYAのフランチャイズ加盟店が増えて、純粋に販売機会が増加したことが要因のようです。

あとは、蔦屋書店の新規オープンが続々と続いたことも売上に貢献しているようですね。

2018年1~12月だけで合計40店舗のTSUTAYA系列店舗がオープンしています。他の書店チェーンが苦戦しているなかで、快挙としか言いようがありません。

個人的には、店づくりの上手さが客数の増加につながっているんだと思います。すごく単純なようですが、結局「その本屋に行って、テンションが上がるか」「なんだか、本が3割増しで良く見える」という雰囲気づくりって大切なんですよね。

私自身、特に蔦屋書店に行くのは大好きですし、他の書店よりも明らかに滞在時間は長いです。

そして、他の書店だと普通に見えた本が、蔦屋書店だと輝いて特別な本に見えたりします。

これはすべて、TSUTAYAが持つ内装や陳列の素晴らしさがもたらしているものです。

もちろん、売り場の企画力や編集力はあると思うんですが、やっぱり「お店に入ったときのなんとも言えない気分の良さ」というのは、大きいと思います。

ちなみに、紀伊國屋書店の年商は1,031億円(2018年8月期)です。店舗数や業態がちがうので単純な比較はできませんが、約300億円もTSUTAYAのほうが上回っています。

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蔦屋書店の1330億円という販売額はあくまでも書籍・雑誌によるものなので、「コーヒーとか雑貨も売ってるからだよ」という指摘も通用しないんですよね。素直にすごいです。

純粋な書店好きの中には、”よくある本屋像”を壊しつつあるTSUTAYAを敵視する人もいると思います。

でも、そんな”よくある本屋像”を継続させていくためには、TSUTAYAが持つ販売力のエッセンスをマネしていくことも必要なのかもしれません。

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ライター
アユム

本のWebマガジン KOTB[コトビー]代表。
新宿で2年間書店員として勤務したあと、ビジネス書の出版社に転職。2年間、書店営業を経験し退職しました。現在はフリーライターとしてWebや雑誌で記事を書いています。本屋が大好きです。

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