こんにちは、アユムです。
Webサイトをつくるときにどんなデザインにすれば読む人が気持よく読めるか?
あるいは、どうすれば読む人にとって面白くて役に立つ記事を書けるか?
僕はそんな事をいつも考えています。
でも、それを頭の中で考えているだけで、なかなかカタチにすることが出来ないジレンマをずっと抱えていました。
それを解決するにはどうすればいいのか?わたしはノートの書き方と使い方に答えを求めてみました。
なぜ、方眼ノートでなければいけないのか?
方眼ノートの書き方・使い方を学ぶうえで参考にしたのが、『図解 頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(かんき出版)です。
シリーズ累計15万部を超えるベストセラー本『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(四六判書籍)の図解版になります。
ノート術に関する本はたくさんありますが、この本がここまで売れた理由は「方眼ノート」という具体的なアイテムを打ち出したことにあると考えられます。
本屋でパッと見たときに「なぜ方眼ノート?」と思わせる企画の強みがあります。
ところで、みなさんにはこんな経験はありませんか?
- 「ノートをとったけど、見返したときに何が書いているのかわからない」
- 「メモに必死でただの殴り書き」
- 「キレイにとることだけを考えるあまり、内容が無い」
こうした悩みはノートの種類と書き方・使い方を変えれば解決できる!これが本書のメインテーマです。
さて、なぜ方眼ノートでなければいけないのでしょうか?その理由は以下の2つにあります。
方眼ノートはカンタンにキレイなノートが書ける
まずは「方眼」の強みが挙げられます。
ノートのスタンダートに「罫線」がありますが、単なる罫線ノートでは実現できない書き方が方眼ノートでは可能になります。
それは、
- 1、行頭がそろう
- 2、表・グラフを書きやすい
- 3、余白がとりやすい
- 4、フリーハンドで書ける
の4つです。
方眼ノートは細かいマス目があるので、それを使えばカンタンに行頭をそろえることができます。罫線ノートだと、慎重に書かないと行頭はそろえられません。
また、方眼ノートを使えば簡単にフリーハンドで表やグラフを書き込むことができます。
こうした特性は罫線ノートにはない、方眼ノートを使う大きなメリットです。
知りたい情報をすぐに引き出すことができる
ノートを見返したときに、何について書かれているかがわかって、なおかつすぐに重要な部分を読み取ることができなければノートを取る意味がありません。
くわしくはのちほどご紹介しますが、方眼ノートは知りたい情報をすぐに引き出すことが可能です。
その理由はまず、上記で述べた「簡単にキレイなノートが書ける」ことに起因します。
パッと見た時に、何について書かれているかがわかるためにはどうすればいいのか?
そして、そこから何が重要なのかを読み取るにはどうすればいいのか?
これらはノートのレイアウトを工夫することで解決します。
ノートの使い方は「ヨコ」が基本!
さて、それではノートの使い方の説明に入りたいと思います。
みなさんはノートを使うときにどんな使い方をしますか?
おそらく、いわゆるCampusの罫線ノートを縦に使う。これがスタンダードなのではないでしょうか。
一般的にわたしたちがノートを使うのは縦が基本です。
一方、本書ではA4サイズの方眼ノートを横に使うことをキモとしています。
なぜ横で使うのか。その理由は目の位置にあります。
人間の目の位置は左右についています。ですから、モノを見るときには横の視野のほうが広い。
これはテレビやディスプレイが横向きになっていることからも明らかです。
人間の思考は目の位置に左右されている。
こうした理由から、ノートを横で使うことでより有効に活用することが可能なのです。
ノートの書き方は「三分割」で!
この本の重要な考え方として、ノートを三分割にして使うというものがあります。
これは、方眼ノートに線を引いてエリアを3つに分けることいいます。
厳密には4つに分かれていますが、ノートを書くときに三分割することで、情報がより整理できるメリットがあります。
それぞれのエリアについて1つずつ見て行きましょう。
0、見出しスペース
まず、ノートの一番上に見出しを書きます。
見出しを書くときの注意点として、
- ・1ページ1テーマにする
- ・「論点」と「結論」を書く
というものがあります。
1ページ1テーマにする理由は、ノートを見返したときの検索性にあります。
パラパラと見返したときに、見出しに明確なテーマが書いてあれば、必要な情報をすぐに引き出すことが可能です。
そして、見出しには「なぜ◯◯なのか?」=「論点」と、「つまり、◯◯だから」=「結論」を書きます。
この理由も同様で、パッと見返したときにすぐに情報を引き出すことが可能になるからです。
1、事実スペース
ノートの1番左側には「事実」を書きます。
事実というと、わかりにくかもしれません。要するに、現状の問題点や疑問点を書き込みます。
事実や疑問点を書き込むことにどんなメリットがあるのでしょうか?
それは「事実」と「意見」を混同しないことにあります。
なにか課題を解決しなければいけないときに、それが複雑になればなるほど、情報がグチャグチャになりがちです。
いま自分が考えているのが「事実」なのか「意見」なのかがハッキリしないと、先に進むことができません。
これをきちんと整理して、1番左側に書き込んでおけば余計な堂々巡りをなくすことができます。
2、解釈スペース
真ん中には事実や疑問点を踏まえたうえで、自分の考えや解釈を書き込みます。
解釈スペースは最後の結論や行動に持っていくための、重要なステップになります。
最初の段階で事実や疑問が整理されていれば、自分の思考に時間をたっぷり使うことができるのがポイントです。
3、行動スペース
1番右側には、事実と解釈を踏まえた上での行動を書き込みます。
これまでのステップを踏まえての結論を書き出します。
ここで重要なのが、行動につながる書き込みをするということ。
具体的な行動がともなわないと、ノートを形骸化してしまいます。
自分のロジカルな思考をきちんと積み上げてきたわけですから、ここまでのプロセスを行動に移す「見える言葉」で書き込まないとノートを最大限活用したことにはなりません。
さっそく、方眼ノートを実践してみた!
さて、ここまで方眼ノートの魅力と使い方について説明してきました。
私は本を読んだだけで、行動にうつせないことが多いので、今回は実際に行動に移してみました。
まずはベタな方法ですが、本書の読書ノートを方眼ノートで書いてみました。

フリクションのおかげで面倒な気分は半減した
稚拙な字と、残念なレイアウトはご容赦ください(笑)
おそらく、この本を読んで同じような読書ノートを書いた人はかなり多いかと思いますが、さっそく実践してみた感想のご報告です。
まず、書いてみて。意外とラク!
書く前はハードルが高い気がしていたのですが、読んだことを実践しながら書いてみたおかげですんなり書けました。
自分のいまの課題や、企画書などをきちんとノートに書き起こすのはまた違った難しさもありそうですが…。
あとは、いまこうして記事を書きながらノートを見返しているんですが、情報が非常に拾いやすい。
これはもう、圧倒的です。
いままでの読書ノートは案の定、罫線ノートに箇条書きとかでやっていました。
でも方眼ノートでエリアを分割すると、読み返すのが苦でなくなります。
あとは、ビジュアルでなんとなく理解できるのが非常に便利。
つくってみて、さっそく方眼ノートに魅了されてしまいました。
方眼ノートのメリットまとめ
さて、それでは最後に方眼ノートの良さについて簡単にまとめてみたいと思います。
- ・方眼ノートで情報を整理すれば、「事実→解釈→行動」というロジカルなプロセスを辿れる
- ・ノートを三分割することで、書き出した内容にストーリーが生まれる
- ・アイデア出し・ToDoリスト・計画表・企画出し・読書ノートなど、使い方次第であらゆる局面に対応できる
ノートの3大機能、ノートを取るときの注意点、問題点を「なぜ×5回」で繰り返すなどなど、他にも紹介しきれていない内容がまだまだあります。
ぜひ一度、本書をお読みいただければと思います。
ノートの取り方次第で、もしかしたら自分のキャリアが大きく変わるかもしれません。
わたしはとりあえず、飽きることなくノートを書き続けることが目標です。